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第 65 話

Author: 柏璇
ある家政婦が慌てて答えた。「その針は昨日、真理さんがお借りになったものです」

真理はどこか落ち着かない表情で言った。「蒼司、服のボタンが緩んでたから、自分で縫おうと思ったの。どうしてか彩乃の服に紛れちゃって……」

木村執事が直接問いかけた。「では、その写真は?主寝室に入ったのは、この二日間、私と家政婦たち、そして真理さん以外にはいません」

蒼司にもわかっていた。それを木村執事がやったはずがない。

子どもたちは彩乃をあんなに慕っている、彼女の顔を破るなんてありえない。

家の家政婦たちだって、そんなことはしないだろう。

残された可能性は、たったひとつ。

それは真理だ。

だが蒼司はすぐにその考えを打
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