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第十話

مؤلف: 結月アオバ
last update تاريخ النشر: 2026-07-21 11:38:50

「北にある洞窟……まぁ時期とタイミング考えれば鋼の雪原のダンジョンであることは間違いなし」

「うーん……でもみぃくん。洞窟たくさんあるよ?」

「そうなんだよなぁ……まぁ近づけばクエストマーク出てるから分かるんだけど」

 それでも外れたら無駄足なのでめんどくさい。せめて少しでも情報とか欲しいし。

 鋼の雪原にあるダンジョンは全部で五つ。『精霊の住処』『雪人の洞穴』『氷塊の奥底』『氷の迷宮』『古代龍の祭壇』である。

 その中で洞窟系のダンジョンは『精霊の住処』と『雪人の洞穴』のどっちか。場所が正反対にあるので、ある程度の目星を付けたい、

 さてさて、困った時の頼むぞ2○ゃん!

 252.そこら辺の棒人間

 新ダンジョン五つ攻略完了したけど情報いる?

 253.そこら辺の棒人間

 252<<はい有能

 254.そこら辺の棒人間

 252<<教えてくれると助かる

 255.そこら辺の棒人間

 分かった。なら簡潔に示すな

 256.そこら辺の棒人間

 おい、情報書くやつ以外書き込み禁止な

 はや。既に全てのダンジョン攻略か。かなりの実力者だなコレ。『古代龍の祭壇』の攻略適正レベルは運営発表で
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  • 声しか知らない嫁さんと本当に付き合う   第十二話

    「……さて、メリィくん。今日はいよいよ『棒の花嫁』のラストクエストだ」「はっ。みぃくん大佐」 日曜日。|使徒の虐殺《カタストロフ》と公式が直々に命名した昨日のユグドラシル急襲イベント。 いやぁ……うん、凄かったなぁ。 パーティー事に貢献度的なものがあって、どのパーティーが敵全体の何割倒しましたよ的なものがあるんだけど……。 参加パーティー数は12、計96人のスティックゲーマーがイベントへ参加した────はずなんだが。 ハナミさんが「じゃあ全員ユニークね」という一言がきっかけで、やばいことが起きた。『明鏡 ハナミ』の持つ千本桜、『一刀 シルバ』の持つ妖刀ムラマサ、『流星 スピカ』の持つ神龍の細剣、『要塞 ゴラン』の持つアイギスの盾、『聖剣 カリン』の持つエクスカリバー、『賢者 アラン』の持つケーリュケイオン、『双棒 メリィ』の持つ異界の槍、そして最後に俺の真祖の剣。 うん、地獄絵図。ユニークアイテムはただでさえ強力なのに、それが全部合わさったらとんでもないことになるに決まっているだろう? 結果、終わった頃には貢献度70パーセントとか訳分からん数字になってました。 して、気を取り直して『棒の花嫁』のクエストに戻ろうか。 これが終わったら俺、メリィちゃんにプロポーズするんだ………。あ、死亡フラグとかじゃないから。死んでも死ぬのは棒人間だから。 後、プロポーズもゲーム内だからな!そりゃ……まぁ将来的に?そうなる関係になりたいなぁとは思う訳でして……。 ……うん、まぁいい!とにかく俺は!クエストをクリアすればいいんです!『おお!冒険者様!花嫁の衣装、出来上がっておりますぞ!』 アイテム名、花嫁の衣装をゲットした。これで、残りは誓約の指輪のみだな。『……最後の指輪なのですが、冒険者様、この教会、実は地下にダンジョンがあるのは知っていましたでしょうか』「…………なに?」「え、ダンジョン……」 あ、ちなみにメリィちゃんは今俺のプレイ画面見てる。簡単に言ったらとあるFPSゲーで死んだら相手の目線見れるでしょ?あれ。我ながらわかりやすい説明をしたものだ。 しかし……教会にダンジョン?そんなの今までアプデ報告でそんなのはなかったはずなのだが。『厳密に言えば、ダンジョンでは無いのですが、この地下にとても厄介なものが潜んでいまして』

  • 声しか知らない嫁さんと本当に付き合う   第十一話

     転移された場所は、どこかの大きい大広間だった。俺達が現れるとチャット欄で『お、双棒』だ、とか『最強コンビだ』などなど様々なメッセージが流れてる。 さて、今回の新イベント、街強襲イベントは、かなり特殊な八人パーティー。普段、最大でも四人でしかパーティーを組めないので、なかなか新鮮である。まぁ普段から二人だから四人でも俺にとっては新鮮だけどね。「……ん、あれ?またまたメッセージが激しく……って明鏡さん!?」「うっそ!?マジ!?」 名実共にトップの棒人ゲー最強キャラ、明鏡のハナミさん。ユニークアイテム『千本桜』を持つ。「……やば!一刀のシルバさんまで出てきた!」 ユニークアイテム『妖刀ムラマサ』を持つトップランカーの一刀、シルバさん。 暫くすると、今度は聖剣のカリンさんや、要塞のゴランさん、流星のスピカさんや賢者のアランさん…………あれ? |運営の使徒《スレイプニール》、図らずしも全員集合……?[ハナミ]『珍しい、まさか私達八人が揃うとは』 気づけば、俺たち八人は集まっていた。さっきから汗が凄くてコントローラーを持っている手が震えている。[みぃ]『ssssssそうううddddでsssすね!!?、?』[ハナミ]『……君、動揺しすぎではないか?』[シルバ]『笑』[メリィ]『す、すいません!ウチのみぃくんが!』[カリン]『確かに。動揺しすぎじゃない?』[アラン]『はは、面白いね、キミ』 し、仕方ないでしょう!いくら俺がたまたまラッキーで|運営の使徒《スレイプニール》にいても、ハナミさん含め全員憧れだっちゅーに! そして順番的にも、|運営の使徒《スレイプニール》に入ったのは俺とメリィちゃんが最後。その時はまだ名前はなかったが、俺達が入ってから|運営の使徒《スレイプニール》という名前が付いた。[みぃ]『皆さん憧れですから!動揺するのは仕方ないです!』[ゴラン]『ほぉ、憧れ。それは嬉しいな』[スピカ]『ん、照れる』 メリィちゃんとの会話も忘れてひたすらカタカタカタカタカタとタイピングの音が響く。耳元でもすごいカタカタカタカタカタと音が鳴っているので、向こうも必死なのだろう。[メリィ]『私……夢見てるのかな!あ、スピカさん!後でフレンド登録お願いしていいですか!』[スピカ]『OK牧場』「やったああああ!!」「ぎゃー!!鼓膜ーー!!

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    「北にある洞窟……まぁ時期とタイミング考えれば鋼の雪原のダンジョンであることは間違いなし」「うーん……でもみぃくん。洞窟たくさんあるよ?」「そうなんだよなぁ……まぁ近づけばクエストマーク出てるから分かるんだけど」 それでも外れたら無駄足なのでめんどくさい。せめて少しでも情報とか欲しいし。 鋼の雪原にあるダンジョンは全部で五つ。『精霊の住処』『雪人の洞穴』『氷塊の奥底』『氷の迷宮』『古代龍の祭壇』である。 その中で洞窟系のダンジョンは『精霊の住処』と『雪人の洞穴』のどっちか。場所が正反対にあるので、ある程度の目星を付けたい、 さてさて、困った時の頼むぞ2○ゃん! 252.そこら辺の棒人間 新ダンジョン五つ攻略完了したけど情報いる? 253.そこら辺の棒人間 252はい有能 254.そこら辺の棒人間 252教えてくれると助かる 255.そこら辺の棒人間 分かった。なら簡潔に示すな 256.そこら辺の棒人間 おい、情報書くやつ以外書き込み禁止な  はや。既に全てのダンジョン攻略か。かなりの実力者だなコレ。『古代龍の祭壇』の攻略適正レベルは運営発表で確かレベル95だったはずだ。 264.そこら辺の棒人間 そういえば、精霊の住処奥にたくさん花咲いてたけど、誰か使い道知らん? ビンゴ。 精霊の住処。難易度ノーマル、攻略適正レベルは30。ソロで行く場合は50。精霊と名につくだけあって、敵のほとんどは|精神系《スピリット》の精霊達。アイスエレメンタルは既存敵だが、環境で強化されているらしい。「メリィちゃん、場所分かったよ」「ほんと?」「うん、精霊の住処だって。簡単そうだからちょっとサクッと燃やしてくる」「手伝いは?」「大丈夫。ソロクエって書いてあるぐらいだから、多分一人で行かないとドロップか採取できない。メリィちゃんは応援してくれるだけでいいよ」 俺、それだけで元気100倍棒人間だから。「……うん、分かった!なら応援してるね!みぃくん!」「うん、ありがとうメリィちゃん」 まぁ殆ど一撃で沈むと思いますが。  20分後。ダンジョンボスである氷の精霊の親玉である『セルシウス』を倒す。やはりパワーでゴリ押しだったな。品の欠けらも無い。 本来なら、ログが消えたあとは、自動的に入口に戻されるのだが、システムメッセージで『

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     あの後、「にゃっ!」っというメリィちゃんの声が聞こえた次の瞬間、通話は切れた。あれー?と思ってスマホを覗き込んだら『不意打ち禁止だよ!みぃくん!』 とメッセージが送られていた。うん、とりあえずごめんね? そっかぁ……うん、確かに長年の付き合いだけれど、流石に顔もよく知らない相手に突然『君の声が聞きたくなった』って言われてもキモイだけだよな。反省反省。『ごめん。急に声が聞きたいとか言われても気持ち悪かったよね』既読『べ、別に気持ち悪いとかじゃなくて!びっくりしただけだから!本当だよ!みぃくん!』 あらほんと?それなら良かった。俺、メリィちゃんに嫌われたらスティックヒューマン・オンラインなんてやらない。『良かった。俺、メリィちゃんに嫌われたらこのゲーム辞めるとこだった』既読『その時は私も一緒にやめるから!別のゲームでもみぃくんと一緒がいいの!』 ………ふぅ。なにそれ、可愛いかよ。『とりあえず、その急に可愛いよーとか、綺麗な声ーとか、私をドキドキさせる言葉は言わないで下さい。心臓に悪いです』『言うなら宣言してから言ってください』 あ、宣言すれば言っていいんだ。『……とりあえず、通話していい?声が聞きたいっていいます。声が聞きたいです』既読『………宣言って口頭で言えばいいからねみぃくん』 すると、画面が通話画面になり、メリィからの通話だった。「…それでみぃくん。どうして私の声を」「いや、メリィちゃんと初めて会った時のことを思い出して」 その後、俺たちは昔話に花を咲かせる。「あぁ……確か魚人の洞窟だっけ?二人限定ダンジョンの。懐かしいなぁ……急にみぃくんからメッセ飛んできたからびっくりしたよ」「俺、あそこまでスムーズに連携行ったの初めてだったからさ、ものすごく興奮してて」 当時、うおおー!!すげぇー!!みたいな感じで気分がハイになってたな。後先考えずにメッセージ送ってしまった。「でも後悔はしてないよ。そのおかげで————俺の気分がハイになってたおかげで、今の俺とメリィちゃんの関係性がある」「………うん、そうだね。三年前のみぃくんに感謝しないとね」 うんうん、俺も感謝しとこ。「あー……うん、確かに昔思い出したらみぃ君の声聞きたくなってるくね。今聞いてるけど」「そうだね。俺達がボイチャを始めるようになったきっかけも俺からだっ

  • 声しか知らない嫁さんと本当に付き合う   第八話

     パチリと目が覚める。時計の時間を確認すると、まだ朝の6時30分だった。 おかしいなぁ。昨日は2時近くで寝たはずなのに、もうこんな時間に目が覚めてしまった。まぁ毎日早起きしているため、体が自動的にこの時間帯に起きるようになってしまっている「ふぁ……」 だからといって眠気がないという訳ではない。ちらりとカレンダーを見て今日が土曜日だということを確認して、俺はゆっくりと体をもう一度横にするのだった。 好きな睡眠発表ドラゴン、二度寝。  起床。午前10時16分。とりあえず飯を食べるにしては中途半端なので後でいいや。スマホを開いて在原のL○NEを探す。『起きてる?』既読『起きてる』 お、既読早い。『それじゃあいける?琥竜の雄叫び』既読『もち』 よし、ならばササッと琥竜行って昼飯食べるか。時間的にも丁度よさそうだ。 机に向かい、電源を入れてすぐさまスティックヒューマン・オンラインへログイン。そして今日は在原と通話しながらの攻略だ。 見慣れたプレイヤーホームからスタートして転移でユグドラシルへ向かう。『ユグドラシルの道具屋前』既読『り』 暫く待っていると、お目当ての人物がやってきた。そして直ぐにパーティ申請されるので受諾。自分のHPバーの上に小さく、もうひとつHPバーが。その上には『ウレ』という名前があった。「うし、よろしくなーみぃ」「よろしく、ウレ」 ウレ。在原がスティックヒューマン・オンラインで使っている名前である。そして、こういう時は名前で呼ばずにプレイヤーネームで呼び合う。なんかロールプレイングっぽいよね!というロマンでこの呼び方になった。「ウレは何武器だっけ?」「あ?剣と、弓と一応杖だな」「おっけ。なら今日は超攻撃型で行くか」 装備メニューから真祖の剣を取り出す。血のように真紅に染まった超カッコイイ剣だ。「……いつみてもいいよなー。そのユニークアイテム」「だろ?」 ユニークアイテム。このゲームに1つしか存在しない、期間限定で一回しか手に入るチャンスがない超激レアドロップアイテム。 これが俺とメリィちゃんのコンビを有名にした出来事である。俺は『吸血の産声』というクエストのラスボスである|吸血鬼公爵《ヴァンパイアロード》から真祖の剣。メリィちゃんは『奥底に潜む卵』のラスボスであるエイリアン・ネアという巨大グレイ星人的

  • 声しか知らない嫁さんと本当に付き合う   第七話

    「な……なんじゃこら……!!」 視界悪っ!あ、なんだこの見たことないアイコン! 新マップである鋼の雪原は、俺達を迎え入れた。強力な猛吹雪と共に。「わわっ!なにこれなにこれ!」 メリィちゃんの方も慌てている。とりあえず、何か対策取らないと!変なバッドステータスで何故かHPがゆっくりと減り始めてるから、分からん殺しされる!「一旦!マップからでよう!」 俺達は、開始30秒で鋼の雪原を後にするのだった。 転移コマンドでプレイヤーホームへととんぼ返り。な、なんか情報量多くて無駄に疲れた気がする。 遅れてメリィちゃんがプレイヤーホームに転移してくる。「……暫く、休憩&情報収集」「……うん」 俺達は、スマホを手に取った。 棒人ゲー攻略専用スレを開く。既に結構盛り上がっていた。 1.そこらへんの棒人間 鋼の雪原情報求む。俺も潜ったけどなんか情報量多くてやりにくい。 とりあえず、俺が調査したことだけ書いておくから、足りない分追加していって。 ・かなりの猛吹雪 ・見たことないバッドステータス ・異常なまでの敵の命中率の高さ 2.そこらへんの棒人間 1有能 3.そこらへんの棒人間 運営から新情報でたで。ウラル貼っとく http(以下略) 4.そこらへんの棒人間 3おまんも有能 5.そこらへんの棒人間 とりま、運営からの情報を分かりやすく記載しとく。なんか質問あるなら運営に。 ・新天候猛吹雪のせいで命中率は普段より30パーセントほどダウン。補助魔法オススメ ・新バットステータス『凍傷』。放っておくと、寒さで体力持ってかれるから注意。回復役は絶対にいる。 ・新モンスターは全員軒並みに防御力が高くなっている。 後の詳しいことは公式ホームページ行きな。 6.そこらへんの棒人間 5 まじ助かる。  なるほど。あの雪の結晶みたいなアイコンはバッドステータスだったのか。棒人間だから寒いんだろうなぁ。服も着てないし。 とりあえず貼ってあったウラルからホームページ飛んで、詳しい内容に目を通しておく。 大体スレに書いてあったのと同じ。確かに分かりやすく整理されていた。 後、最初の村にたどり着くと命中率ダウンと凍傷のバッドステータスが無くなるアイテムが無料で貰えるらしい。「――――とまぁこんなとこかな?」「私もだいた

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