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第1005話

Author: かおる
雲井家では、その報告を聞いた一同の顔色が、軒並み険しくなった。

忠は冷笑する。

「やっぱりな。罪を恐れて逃げ出したんだ。

見ろ、星は今も必死に逃げ回って、無駄な抵抗をしているじゃないか」

だが正道は首を横に振った。

「星は、そんなことをする子じゃない。

何か誤解があるのかもしれん。

翔、忠、星は連れ戻して構わない。

だが、決して傷つけるな」

翔は答えた。

「安心して。

何があっても、実の妹だ。

手荒なことはしない」

その言葉に、正道の表情はようやく和らいだ。

ほどなくして、翔の電話が再び鳴る。

受話口の向こうで、秘書の声は切迫していた。

「翔様、星野さんの車には追いつけません。

それどころか、こちらの車両が何台も横転させられ、損害が甚大です......」

翔は、信じられないといった調子で笑った。

「つまり、これだけの人数を動かしておいて、車一台も止められないと言いたいのか?」

星がまだM国を出ていない以上、どれだけ足掻いても逃げ切れるはずがない。

連れ戻すなど、容易いことだと考えていた。

秘書は怯えた声で続ける。

「翔様、相手はあなたの妹で
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この小説には警察が出てこないのか?
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