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163話

Penulis: 籘裏美馬
last update Terakhir Diperbarui: 2025-12-26 18:47:18

色々起きた朝。

私と涼真さんは着替えと朝食を済ませ、ホテルを後にしようと、エレベーターに乗り込んだ。

1階のボタンを押し、室内で2人きりになると、妙な沈黙が私たちの間に落ちる。

──いえ、妙な沈黙、と感じているのは多分私だけなんだろうけど。

涼真さんの様子は、少し眠そうにしているけど、普段通り。

私だけが恥ずかしくて恥ずかしくてしょうがない気持ちを引きずっているようで、何だか悔しい。

涼真さんの眠るソファに乱入して、私を寝室のベッドまで運ばせてしまったのは私なんだけど……。

とっても迷惑をかけてしまったのは、私なんだけど……。

でも、少しも動揺を見せずにいる涼真さんに、悔しいやら恥ずかしいやら、……少し悲しい、だとか。

そんな気持ちを抱いているのが私だけ、なんて。

ああ、やっぱり少し悲しいな、と思う。

自分自身の事でいっぱいいっぱいになっていた私は、涼真さんが何度も欠伸を噛み殺していた事も。

眠れずに薄っすらと目の下に隈を作っていた事も、気付かなかった。

エレベーターが1階まで降りて、扉が開いた。

「先にどうぞ、心」

「ありがとうございます、涼真さん」

開のボタンを押して、先に降りるよう促してくれる涼真さんにお礼を告げて先にエレベーターから降り立つ。

私の後に続いてエレベーターを降りた涼真さんと一緒に、ホテルのエントランスにやって来た時──。

「嘘、だろう心!? 滝川とホテルに泊まったのか……!?」

ここで聞こえるはずのない声が聞こえ、私は驚きに目を見開いた。

どうして、ここに。

私は唖然としつつ、その言葉を発した男性──清水瞬に
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