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第616話

Author: ラクオン
服部鷹のその態度は、かえって菊池海人をひどく罪悪感に苛ませた。

「確かに俺の油断だ、認めるよ」

「今は謝る時じゃないだろ?」

服部鷹は病室に戻った。数歩歩いただけで冷や汗が噴き出す。

汗が傷跡に染み込み、痛みに耐えきれず唇が真っ白になった。

菊池海人は後ろからついて行きながら言った。「俺が絶対に見つけるし、無傷で連れ戻す。お前はこの傷をこれ以上悪化させるな。感染したら、死ぬかもしれないぞ」

服部鷹は全く耳を貸さず、病室の中を一周してから菊池海人に尋ねた。「俺の携帯はどこだ?」

菊池海人は彼の性格をよく分かっているため、説得は無駄だと諦め、携帯を渡した。

服部鷹は小島午男に電話をかけた。

小島午男は化学工場の爆発の件で既に責任を感じていた。

挽回の機会を探していた。

そして。

今また別のミスを重ねてしまったんだ。

小島午男が電話に出た。「鷹兄」

「何か手がかりはあるか?」

小島午男は彼が何を聞いているのかすぐに理解し、即答した。「まだない。病院の監視カメラは全て削除されていた。今、高速道路、空港、駅を調べた。これから港に向かう」

服部鷹は冷笑した。

手配
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