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第519話

Penulis: 金招き
一方、越人は少し困惑していた。さっき、「必要のないことは連絡するな」と言われたばかりではなかったか?

どうしてこんなにも早く電話をかけてきたのだろう。

それに、香織が病院に行っただってどいうこと?

まだ出産予定日には早いはず。

だが、彼はあえて質問しなかった。

なぜなら、圭介の声がとても切迫していたからだ。

「すぐに調べます」と越人はすぐに答えた。

……

電話を切った後、圭介も車を走らせ、ホテルに近い病院にナビを使って向かい始めた。

なぜか、彼の胸は急にざわつき、落ち着かなかった。

理由も分からなかった。

きっと彼女が心配でたまらなかったからだろう。

久しぶりに再会したばかりで、まだ一緒に過ごせていない。彼女をしっかり見ることすらできていない。

彼女ときちんと話すこともできていない。

「本当に君に会いたかったんだ」と、まだ伝えられていないのだ。

彼女のためにしたこと、そして綾香に関すること――その手紙のことはもう読んだ。

彼女に、綾香のためにしてくれたことに感謝したいということも、まだ伝えていなかった。

病院に到着すると、彼は車を停めて、すぐに中へと入
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