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第11話

Author: ネイファ
湊斗は書斎に入り、あの日、街頭ビジョンで流すよう命じた、紗月を公開処刑にしたあの動画の完全版を見つけ出した。

そして、再生ボタンを押した。

今回は、一瞬たりとも目を逸らさず、細部まで見た。

個室の中、紗月がソファの隅に追い詰められ、数人の男たちに囲まれている。

金髪の男が彼女の襟元を掴み、スマホのカメラに向かってこう言った。

「湊斗が言ってたぜ。『殺さなきゃどう遊んでもいい』ってな」

その後のすべてを、湊斗は奥歯が砕けるほど噛み締めて見続けた。

最初は必死に抵抗していた紗月が、男の腕を爪で引き裂く様子。

だがあの言葉を聞いた瞬間、彼女の体が凍りつき、力が抜けていく様子。

そして最後には抵抗を止め、天井を見つめる虚ろな瞳――魂を抜かれた人形のような姿。

画面が暗転し、動画が終わる。

湊斗は椅子に深く沈み込み、指一本動かせなかった。

窓の外は漆黒の闇だ。オフィスの照明は点けていない。モニターの白い光だけが、彼の蒼白な顔を照らしていた。

不意に立ち上がり、洗面所へ駆け込んだ。

便器の縁に膝をつき、激しく嘔吐した。

胃の中は空っぽで、酸っぱい胃液と苦い胆汁だけがこ
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