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第83話

Author: 一匹の金魚
会食が無事に進んでいく。

安浩は真衣にあまり酒を飲ませなかったが、それでもかなり飲んでしまい、胸が重く、頭もぼんやりしてきて、部屋の中はますます息苦しく感じられた。

久しぶりの酒だったせいで、すっかり酒に弱くなっていた。

真衣はトイレに行くふりをして、個室の外に出て少し息をついた。

今日の会には桃代だけでなく、九空テクノロジーの特許を目当てにした多くの提携先が顔を揃えていた。

安浩としても、できる限り良い条件で売りたかった。

売上があってこそ、会社の研究チームにも資金を投入できる。

研究には金がかかる。真剣に取り組むのは当然だが、それと同時に資金源の確保も不可欠だった。

第五一一研究所のように国からの予算があれば話は別だが、安浩は独立してやっている以上、相応の苦労が伴う。

外は夜風がほんのり冷たかった。

真衣は息を整え、少し気分が楽になった。

「礼央、ダメよ。裏口から入ったなんて言われたくないもの」

少し離れたところから、萌寧の声が聞こえてきた。

真衣は空耳かと思った。

目をやると、礼央たちの一行が堂々と入ってくるのが見えた。高史や柿島憲人(かきじま のりと
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Comments (2)
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ChiSan
こいつ、マジで全く真衣に関心ないわけ?こんな腹立つ奴なかなかいない
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千恵
このクソ浮気夫、いずれ後悔すんのか?
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