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第393話

Author: 雲間探
咲村教授の助手は、玲奈が礼二と同じく真田教授の教え子であることを知らなかった。

咲村教授が「玲奈と礼二が一緒になることで、礼二が得をした」と発言したことについて、彼はこう話した。「昨夜のインタビューで湊さんは、真田先生の教え子として非常に厳しい指導を受けてきたと語っていました。先生は彼に、常に分野の最新動向に目を光らせ、技術的なブレークスルーの研究を深めるよう求めており、自身も彼の研究状況に応じて足りない部分を補ってきたそうです」

「青木さんはもともと優秀ですし、湊さんと一緒にいることで直接指導を受けられるなら、今後さらに成長のスピードも速くなるでしょう」

「ですから、湊さんと一緒にいることは、青木さんにとって間違いなく良いことです」

確かにその通りだ。

でも……

しかし、三井教授が連れてきた博士課程の学生は、ここで少し間を置いて言った。「そうなると、さきほど青木さんが述べていた見解は、かなりの部分が湊さんと真田先生の研究の集大成だということになりますよね?」

つまり、玲奈は彼らが思っていたほどの実力者ではないということになる。

三井教授の学生はそこまで口に出さなかったが、その場にいた全員、優里を含めてその言外の意味を察していた。

それに気づいた三井教授は、一瞬戸惑い、少し落胆した様子だった。

さっきまでは、玲奈を稀有な万能型AIの天才だと思い込んでいたのに――。

智昭もまた、無言で黙り込んだ。

三井教授と智昭の反応を見て、優里は口元をわずかに引き上げた。

なるほど、玲奈がさきほど話していたのは、礼二と真田教授による技術分析の集大成だったのか。咲村教授や三井教授が彼女をAIの天才だと勘違いしたのも無理はない。

智昭は先ほど、咲村教授や三井教授のように玲奈を褒めたりはしなかったが、彼女が分野の最新動向について語っていたときには同席していた。きっと彼もまた、玲奈に感銘を受けていたのだろう。

だが今の彼の反応を見る限り、彼もまた、玲奈の「優秀さ」や「天才」という評価は、礼二と真田教授の後ろ盾によるものでしかないと理解したようだった。

実際のところ、玲奈にはそこまでの実力はなかった。

咲村教授は、玲奈が真田教授の教え子であることを知っていた。

彼は以前にも玲奈と専門的な話をしたことがあり、長墨ソフトで有名なプログラミング言語が彼女のチーム
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Comments (4)
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天の川
礼二と玲奈は人柄が真っ直ぐだから「お互いきちんと向き合ってるんだな」なんて言ってるけど、実際は佳子と優里は、〈貰いすぎたりおねだりし過ぎたりすると愛想を尽かされる。男に貢がせるには匙加減が大事〉みたいなこと言ってたよね。ホント怖い母娘!
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せんのはる
智昭は絶対教授の教え子って知ってるよね。(真田教授に嫌われてる理由)智昭の思考を直で書かない事で、この作者さん本当に上手いよね。読者の誘導(笑)
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千恵
玲奈の凄さ、わかる人だけわかってくれればいいよね。 クソ共にわかって欲しいなんて玲奈は思ってないもん。
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