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第1065話

Penulis: 風羽
男は猛然と女の体を反転させた。

高い鼻先が彼女の鼻先に押し付けられる。

彼の眼差しは深く、深かった。

底が見えないほどに。

翠乃は息を弾ませ、全身の震えが止まらない。男は鼻先をゆっくりと擦り合わせながら、低い声で聞いた。

「子供が起きるのが怖いなら、寝室へ行って話すか?あそこなら子供はいない」

翠乃の細い喉が緊張で強張った。

怒りを抑えて言う。

「寒笙、あなた、本当に最低の痴漢ね」

だが母親として、子供が目を覚まして醜態を目撃することだけは避けたかった。翠乃は努めて冷静に言った。

「外で話しましょう」

彼女は彼を書斎へ連れて行くつもりだった。

男は彼女の考えを見透かしたように、子供部屋を出るなり彼女の細い手首を掴み、そのまま主寝室のドアを押し開けた。

続いて、ドンという音。

二人の体は重なり合い、哀れなドア板に押し付けられた。

男の太腿が彼女の下腹部に強く押し当てられる。彼は彼女の姿を見下ろし、声を極限まで低くして言った。

「服は皺くちゃになったけど、目を離せない。この姿を見ていると、理性がどこかへ行ってしまいそうだ」

翠乃は抵抗しても無駄だと悟った。
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