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第420話

Penulis: 風羽
藤堂沢は苦笑した。「俺たちに、どうしろと言うんだ?」

彼は彼女の頭を優しく持ち上げ、じっと見つめた。二人は激しく体を震わせていた。

この抑えられない男女としての感情は、激しい愛情のから来るものだった。

出会って10年以上、結婚生活を何年か送り、様々な喜びや悲しみを共にし、二人の子供にも恵まれたというのに、こんなにも素直な気持ちで、こんなにもあからさまに、互いの心に触れ合ったことはなかった......

藤堂沢の瞳には、彼女への激しい欲望が宿っていた。

しかし、彼はそれを抑え込み、彼女の耳元で、まるで家族のように、年長者のように、「幸せに生きろ」と囁いた。

九条薫の震えは、まだ止まらなかった。

彼女は顔を上げて彼を見つめた。

照明の下、彼女の白い顔は潤んでいて、彼が最も愛したあの頃の彼女だった。彼女は涙を浮かべ、静かに言った。「どうやって、一人で生きていけばいいの?沢、教えて......どうすればいいの?」

藤堂沢は何も答えることができなかった。

彼女の人生を壊したくなかった。時間が経てば、彼女の傷も癒え、二人の間の出来事も、いつか忘れられるだろう......と彼は思っ
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