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第1017話

作者: 小春日和
郊外で、真奈は車を走らせて冬城との待ち合わせ場所に着いた。

冬城は人気のない路地の真ん中に立っていた。周囲には荒れ果てた平屋が並び、長いこと誰も住んでいない様子だった。

「ここに呼び出して、私にだけ何を話したいの?」真奈が問いかける。

冬城は真奈を頭から足先まで値踏みするように眺め、口を開いた。「立花は当時、三か月以内にお前の命を奪うと大見得を切っていた。まさか生き延びるとは思わなかった」

それを聞いた真奈は冷笑を浮かべた。「生き延びたことが、冬城社長にはあまり面白くないみたいね」

「真奈、遠回しはやめよう。あのニュース、お前が流したのか?」

冬城の声音には冷ややかな嘲りが滲んでいた。

近ごろ世間では「冬城社長が妻を殺した」という噂が溢れ返り、警察もすでに捜査に乗り出していた。

しかも冬城が最近ずっと姿を隠していることが、疑念を一層強めていた。

「私が流した?」真奈はふっと笑った。「冬城、私はそこまで卑劣で恥知らずじゃない。あなたとの因縁はもう清算したし、わざわざ面倒を持ち込む気もないわ。もし今日それを言いに来たのなら、はっきりさせておく。私じゃない」

そう言って真
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