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第37話

Author: 小春日和
佐藤は眉をひそめ、振り返ると傘を持つ冬城司の姿があった。

兄以外に、海城でこのようなオーラを持つ者はほとんどいない。

「冬城司?」

佐藤は冷笑した。「なぜ俺が手放さなきゃいけないのか」

「俺が彼女の夫だからだ」

冬城の深い瞳には危険な色が宿っていた。

「夫」という言葉に、佐藤は全身が硬直した。

冬城は傘を置き、佐藤の腕から真奈を受け取った。秘書の中井は傘を持って冬城の後ろについた。

佐藤だけがその場に立ち尽くしていた。

真奈は……冬城司の妻なのか?

病院で真奈はゆっくりと目を覚ました。外はまだ雨模様だった。

彼女は2号館の前で佐藤に止められたことをぼんやりと覚えている。その後何があったのだろう。

真奈が必死に体を起こすと、振り返った先に頬杖をついて眠る冬城の姿があった。

「瀬川さん、お目覚めですか?」

中井さんが書類カバンを持って入ってきた。

冬城は目を開け、病床で目覚めた真奈を見た。

冬城の顔に疲れが見える。真奈は尋ねた。「あなたが私を病院に?」

冬城は答えなかった。

中井さんはパソコンを冬城の前に置き、「奥様、冬城総裁は朝、学校で奥様を探していま
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Mga Comments (2)
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良香
こいつ腹立つわーーーー
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郁子
女はえてして権力実力ありの俺様男子に惹かれる。だからホストにハマる人が出てくる
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