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第622話

مؤلف: 小春日和
「それは……確かに」

カメラマンは困り果てた表情で、手に持ったレンズをちらりと見下ろした。

いつの間にか、ディレクターがカメラを二人に切り替えていたようだった。

先ほどのやり取りは、そのまま全国へと生中継されていた。

【通報します!サボってる選手がいます!】

【笑える、他の選手は必死なのに、瀬川冬城カップルだけ抜け道探してサボりまくってる!】

【なんだか冬城めっちゃ男前じゃない?男ってこうあるべき!賞なんてどうでもいい、奥さんが一番大事だよ!】

……

カメラを見つめながら、真奈はもう笑えなかった。

ネット上でどれほど騒ぎになっているか、だいたい想像がついた。

ただ黒澤には見られませんように……

時間が過ぎるにつれ、島の天気が目に見えて変化していった。

真奈が空を見上げて言った。「雨が降りそうじゃない?」

「そうみたいだ」

冬城はリュックから、番組が用意した簡易レインコートを取り出した。

「これを着て」

そう言って、冬城はレインコートを真奈に手渡した。

「待って、あなたのは?」

真奈はすぐに、レインコートが一枚しかないことに気づいた。冬城はその時すでに
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