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第 117 話

Author: 白川湯司
「藤村さん、いきなり本題に入ろう」

賢司が一口茶を飲んで、淡々と述べた。「あなたが言っていた極上の人参は見つかったってことだが、その品物はどこにあるんだ?」

「稲葉君がそんなに急ぐなら、隠す必要はありませんね」東馬は笑いながら手を叩いた。

その音を聞いて、すぐにボディーガードが檀木の箱を持って入ってきた。

東馬は箱を受け取り、テーブルに置いて開けた。

手のひらほどの大きさで、表皮が暗い黄色をしており、根が非常に豊かな極上の人参が目の前に現れた。

「やはり良い品物だ!」

賢司はそれを見て、瞬時に喜色を浮かべた。

500年物の人参は、世界的にも稀な極上の宝物だ!

さらに一株の霊薬を手に入れ、目標に
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