Lahat ng Kabanata ng 誰にも見せたくない〜僕だけの君でいて?〜: Kabanata 21 - Kabanata 23

23 Kabanata

キミと僕だけの世界⑤

 指先をそっと沙良の襟元に添えると、布地が微かに擦れる音が静かな部屋の中に小さく響く。 ゆっくりと、丁寧に――まるで大切な贈り物を解くように、僕は彼女の服に手をかけた。 硬く閉じられていた沙良のまぶたが、そっと揺れて開き、僕の顔を見つめてくる。 お酒の力もあるだろうか。 全身がほんのり薄桃色に色付いた沙良《さら》の下着姿はとても魅力的で、全部見えないからこそ秘めたる部分にワクワクさせられてしまう。「あっ、……朔夜《さくや》、さっ……。ダ、メっ」 沙良の下着は彼女らしい、とても控え目なローズグレージュのレース付き。その柔らかな色合いの肩紐にそっと指をかけると、沙良の身体がわずかに震えた。 逃げるように伏せた目元が、どうしようもなく愛おしい。「大丈夫だよ、沙良。……怖くない」 そう囁きながら、僕は慎重に背中へまわした両手で丁寧にホックを外す。 プチッという頼りない音がした瞬間、彼女の肩から布がするりと滑り落ちて、その下に隠されていた柔らかなラインがシーリングライトの明かりに照らされた。 フワフワのふくらみを隠そうとするように、沙良が胸元を両腕で懸命にかばう。 僕はその腕に手を重ねて優しく撫でながら、もう一度沙良と目を合わせるんだ。「ちゃんと見せて? ……キミの全部が、欲しい」 僕は躊躇いがちにのけられた沙良の胸元へ、そっと手を添える。控え目で綺麗な形をした沙良の胸は、僕が触れる度に甘い芳香を放ちながら、手にしっとりと馴染んだ。 あえて触れないようにしている薄い色付きの先、愛らしい乳首が刺激してもいないのにツンと天を向いている様がたまらなく官能的で、見ているだけで腰にくる。「可愛い……」 散々焦らしておいて、先端の小さな果実をチュッと吸い上げた途端、沙良の身体がびくりと跳ねた。「気持ちいい?」 耳元でそっと問い掛けた僕に、沙良が恥ずかしそうに視線を逸らせる。「ねぇ、沙良。お願い? 言葉にしてくれなきゃ分からないよ?」 本当は聞かなくたって沙良が感じてくれていることは、蕩けたみたいな彼女の表情を見れば一目瞭然だった。 だけどごめんね? 僕は沙良の口からちゃんと聞きたいんだ。 だって……沙良が自分から僕を求めてくれないと意味がないんだから。「朔夜《さくや》さん。お願……、もぉ、許し……て?」 快感を得ることにこれほど拒絶反応
last updateHuling Na-update : 2025-08-30
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キミと僕だけの世界⑥

「だったらもう一度聞くよ、沙良。沙良も僕も、どうやら両想いだ。好きな男から触れられて気持ちよくなることは良くないこと?」 「いえ……多分、いいんだと……思い、ます」 「そう、いいことなんだ」 「はい……」 「だからどうするんだっけ?」 そこでカリッと乳首の先を引っ掻いたら、沙良がピクンッと身体を跳ねさせた。 「沙良?」 「気持ち、いい……です」 「うん、いい子」 僕は沙良が〝僕に触れられて気持ちいい〟と認めてくれた瞬間、沙良をギュッと抱きしめて思い切り褒めちぎる。 そうしてそこからは何度も何度も……しつこいぐらいに時間をかけて丁寧に、「キミには僕に愛される価値がある」と教え込んだ。 「沙良、そろそろ下にも触れるね?」 胸だけで何度も甘イキをした沙良をそっと抱き締めると、僕は指先を沙良の下腹部へ向けて撫で下ろしていく。 「え? ……下?」 ぽやんと熱に浮かされた沙良が僕の言葉の意味が掴めないみたいにつぶやいた。 (そういう性に疎いところ、たまらないな) 僕は沙良が僕の言った言葉の真意に気付くより早く、彼女の下着へ指先を到達させる。布越しでも彼女がしっかり濡れているのが分かって、僕はごくりと生唾を飲み込んだ。 「あ、……そこは、汚いので、っ」 カリッとレース越しに敏感な秘芽を引っ掻く僕の手を、沙良が懸命に止めようと抵抗を試みる。けれど、沙良の華奢な手指には全然力が入っていない。 下着のクロッチ部を横へずらして直に指を沙良の秘部へ這わせれば、温かく滑《ぬめ》った蜜が、僕の指を瞬く間に濡らした。 その|滑《ぬめ》りの力を借りて、僕は沙良の敏感な花芽へ、直にそっと触れる。 「あ、っ、やんっ、そこ、ダ、メっ……」 ビクビクと身体を跳ねさせる沙良が可愛くて、僕は執拗にそこをこねてつぶして優しく撫でて……ぷっくりと存在を主張させる。 そっと薄く敏感な突起を覆い隠した皮を押しのけて、直に指の腹で押しつぶすようにそこを可愛がったら、沙良が弓なりになって全身にキュウッと力を込めた。 「ひゃぁ、っん!」 未だに身体の震えが止められないでいる沙良の耳元に、吐息を吹き込むようにして「上手にいけたね」と囁《ささや》けば、沙良がぼんやりした目で僕を見つめてくる。 (ああ、可愛くてたまらな
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キミと僕だけの世界(完)

沙良が浅く寝息を立てている。頬には熱の名残《なごり》。 泣きながら何度も絶頂に達し、ようやく訪れた眠りだった。 その細い足首に、僕はそっと銀の輪を嵌める。 ぱちん、と乾いた音。もう外せない。誰にも、何があっても。 これは飾りじゃない。微弱な発信装置とアラーム付き。 僕だけが管理できる、特注の足枷《アンクレット》。 ねぇ沙良、知ってた? 眠ってる間に檻《おり》の鍵をかけられてたって。 でもまだ教えないよ。だって僕は優しいから。 キミが不安にならないように、甘く優しく包み込んであげる。 目覚めるたび、自然と〝僕のもの〟だと受け入れられるように。 逃げられない檻の中で、キミは僕だけを見ていればいい。 僕がキミを見つけたあの日から……キミはこうなる運命だったんだ。 「……ねぇ、沙良。キミはもう、僕のものだよ」 指先で銀の輪を撫でながら、僕は穏やかに微笑んだ。 窓の外、雨はまるで鉄格子のように歪んでいた。 *** (――どうして、こんなに静かなの?) 私はゆっくりとまぶたを開けた。知らない天井。住み慣れた|家《アパート》の部屋とは違う匂い。違う空気。 (ここ……どこ?) 起き上がろうとして、足首の〝違和感〟に動きを止める。 銀色の輪。見覚えのない金具。引っ張ってみたけれど、外せそうにない。 「……えっ?」 継ぎ目も鍵穴も見当たらないそれから、ピッと小さな電子音がした。 「なに、これ……」 確か私……昨夜、朔夜《さくや》さんが淹れてくれたカモミールティーを飲んで……。 (朔夜さんはどこ?) 見回してみたけれど、彼の気配はなかった。 代わりに、天井の角。――小さな黒い目が、私を見ているのに気が付いた。 (カメラ……) それに気付いた瞬間、背筋に凍るような悪寒が走った。 思わず「なに、これ」ともう一度つぶやいたとき、背後の扉が静かに開いた。 「おはよう、沙良。よく眠れた?」 笑顔の朔夜さん。手には朝食のトレイ。カップから立ち昇るのは、ベルガモットの仄かな柑橘の香り。優しくて懐かしいはずなのに、今は妙に重く、息苦しいほどに甘く感じた。 ふわりと漂う優しい香りと、朔夜さんの変わらない笑顔。 私は思わず、喉の奥がひくりと震えるのを感じた。 ――大好き
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