一体……何が起こっているんだ……?フィオーネは目を閉じ、柔らかな唇を押し付けている。甘く、魅惑的なキス。思わず、その感触に理性を失いそうになり……。「い、一体何するんですか!?」寸でのところで自分の衝動を抑え込み、フィオーネの両肩に手を置くと彼女を引き剥がした。「……」俺から引き剥がされたフィオーネは悲しげな瞳で見つめてくる。「……な、何故お、俺にキ……キスを……?」顔を真っ赤にさせながらも彼女に尋ねた。「すみません……もう、こうするしかないのです……貴方は呪いに触れてしまった。このままだと死んでしまいます。私は相手に触れる事によって怨霊の呪いを消すことが出来るのは……ご存知ですよね?」フィオーネの言葉にカフェでの出来事を思い出した。「あ……そ、そう言えばそうでしたね」彼女は俺の両手に触れて、怨霊の気配を消してくれた。「あの時の怨霊と、先程貴方がエレベーターで遭遇した怨霊とではレベルが違いすぎます。彼らは最も恐ろしい怨霊なのです」「え!? 気付いていたのですか!?」てっきり気を失っていたと思っていたのに?「あの時、私の意識はありませんでしたけど……彼等の気配は分りましたから。あの怨霊の血を、貴方は受けましたね?」「え……? 血……? そ、そうだ! 俺はエレベーターの中で血を……!」あの時の光景を思い出すだけで身体が恐怖で震える。しかし、今の自分の身体には血で汚れた後は何所にも残されていない。「怨霊の血は普通の人には視えないものです。ですが私には視えます。貴方の身体には今も彼らの血が身体に付着しています。怨霊に触れてしまった証拠です。このままでは……間違いなく今夜中に憑り殺されてしまいうでしょう」フィオーネは顔色一つ変えずに説明する。「そ、そんな……。い、一体あの怨霊たちは普通の怨霊とどう違うと言うのですか?」「それは後程説明します。今は一刻も早く怨霊たちが最も時間を強める深夜0時になる前に、貴方に憑りついた怨霊を消し去らないといけません。そうしないと私は貴方を助けることが出来なくなるかもしれません」「け、消し去るって……ど、どうやって……」ま、まさか……?ゴクリと息を飲む。「はい。私と……身体を重ねることです」フィオーネは初めてここで顔を少しだけ赤らめさせ、俯いた。「え!? じょ、冗談ですよね!?」予想は
최신 업데이트 : 2026-01-16 더 보기