「ふ~ん……今度は西の国か……」電話を切った後、PCで次に訪れる予定の国の情報を検索した。「今度は動き回るミイラの話か? 何だかこれも怪しい話だな。まぁいい、今夜はこのホテルに宿泊して明日には出発するか」そして伸びをした時に、ふと目の前に観測用カメラから引き抜いた4枚のSDカードが目に留まった。「そう言えば…ふ~ん……今度は西の国か……」電話を切った後、PCで次に訪れる予定の国の情報を検索した。「今度は動き回るミイラの話か? 何だかこれも怪しい話だな。まぁいい、今夜はこのホテルに宿泊して明日には出発するか」そして伸びをした時に、ふと目の前に観測用カメラから引き抜いた4枚のSDカードが目に留まった。「そう言えば……なにか録画されているのか…?」首を捻りながら、1枚のSDカードをPCに挿入して再生させた。「え……?」突然映像が流れ始めた。それは闇の中に不気味な城が月明りを背に映し出されている映像だった。そして、その城の中に入って行く長い黒髪の女性の後姿が映りこんでいた。「だ、誰だ……? この女は…。それに……この城は……一体何だ……?」気付けば冷や汗が流れ出していた。女性はゆっくりと城の中へと入って行き、いきなり映像が切り替わった。 次の映像は思わず目をそむけたくなるかのような映像だった。無数の狼たちが人々を襲っているのである。狼たちは逃げ惑う人々を追いかけ、喉元を食い破る。途端にほとばしる血しぶき。そして人々を無残にもその鋭い牙を身体に突き刺し、ガツガツと喰らっているのだ。「う……」思わず吐き気が喉元から込み上げてきそうになる。「な、何だ……こ、れは……映画……なのか……?」あまりにも残虐なシーン。そうだ、こんな……人間が生きたまま狼に喰われるなんてありえない。映画に決まっている。その時……。「え?」狼達を引き連れて歩いている黒髪の後姿の女性が映像に映り込んだ。彼女は真っ黒なドレスを身にまとい、血が飛び交う城の中を平然と歩いて行く。その姿は……まさに……。「ま、まさか……魔女……フィーネ……?」そこで突然SDカードの映像は終わった。「……な、何だ……? い、今の映像は……?」震えながらカードを抜き取った。心臓は今にも飛び出るのではないかと思う位に早鐘を打っている。ま、まさか……この残りのSDカードにも……映像
Terakhir Diperbarui : 2026-01-27 Baca selengkapnya