莉子に問い詰められ、祐介は後悔と罪悪感に心を締め付けられ、息もできないほど苦しかった。「この9年間、若葉らしさが、全部あなたに壊されちゃったのよ。諦めなさいって何度も言ったのに、それでも彼女はあなたが好きだった。それなのにあなたは、若葉の気持ちを裏切っただけじゃなく、いなくなった途端に探し始めるなんて!あなたに若葉を探す資格なんてあるの?言っとくけど、若葉は夏川家の大事な家族なのよ。あなたの都合のいいように扱える犬じゃない!」莉子はだんだん腹が立ってきて、そばにあった湯呑みを掴むと、祐介の足元に叩きつけた。割れた破片が祐介の足首を切り裂いたが、彼は黙ったままだった。ただ、顔は驚くほど真っ青だった。どんな謝罪の言葉も、今の状況では空虚に響くだけだった。「分かっています。俺は若葉に申し訳ないことをしました」祐介は息を深く吸い込むと、立ち上がって莉子に深々とお辞儀をした。「若葉を傷つけたのは、俺です。最近になってようやく気づきました。若葉への気持ちが、今までとは違うことに」祐介は途方に暮れたように言った。「若葉がいないと、落ち着かない。仕事にも身が入らないんです。ふとした瞬間に、彼女の姿が頭をよぎって離れないんです。今、若葉が俺に腹を立てているのはわかってます。でも、どうしてももう一度会いたいんです……そして、この口から伝えたい。9年前のあの手紙、ちゃんと受け取ってたって」祐介の言葉を聞いて、莉子は黙り込んだ。そして、彼女の顔には次第に奇妙な笑みが浮かんでいった。「面白いわね。今ごろになって、自分が若葉を好きだったって気づいたの?バカみたい。会ったって無駄よ。若葉はあなたを許したりしないわ」すると祐介は、慌ててあのピンク色の手紙を取り出し、必死に訴えた。「許すか許さないかは、莉子さんが決めることじゃないです。たとえ許してくれなくても、若葉自身の口から聞きたいんです!」莉子はその手紙に見覚えがあり、一瞬、心が複雑な気持ちに包まれた。結局のところ、若葉の代わりに自分が決めることはできない。この恋の当事者は若葉自身で、祐介をどうするか決められるのは若葉だけなのだから。でも、暴露された動画や日記のことを思い出すと、莉子はまた祐介を平手打ちしたい衝動に駆られた。その頃、若葉と隼人は、
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