オメガ騎士は王の閨に囚われる의 모든 챕터: 챕터 31 - 챕터 32

32 챕터

§

 衣服は、とうの昔に脱ぎ捨てられ、ベッドの外へと落とされた。 微かに汗ばんだオリーブの肌から立ち上る、芳しい香り。 鎖骨に胸元に、一つ一つ丁寧に証を残し──。 アルトゥールは、パーシヴァルの体に火を灯す。「パーシー……」「はい……、ここにおります……」 乳首を舌で転がすと、パーシヴァルの体がびくりと強張った。「怖くはないか?」「いえ……」 だが、その声は震えている。 パーシヴァルにとって、体を重ねる行為は、一つとしていい思い出が無いだろう。 暴かれたのは、アルトゥールにだけだが──。 下劣な物言いや、下心を持って撫で回されたこともあると聞く。──スラムに居たなら、強姦されかけたこともあるだろう……。 脇腹を撫で、臍にキスを落とす。「ん……っ」 下腹に手を伸ばせば、既にそこは熱を持って立ち上がっていた。 やんわりと握り、幹を撫でながら、アルトゥールは先端を舐め上げた。「あっ……!」 パーシヴァルが反応を示す場所を、わざと音を立てて執拗に触れる。「や……、い……いけません……っ!」「なにがいかん? 気持ちがいいなら、このままイケ」「だ……だめ……で……、ああっ!」 びくりと体を強張らせ、パーシヴァルは果てた。 アルトゥールは、その熱情を口内で受け止め、飲み下す。「陛下っ!」「アルと呼べ」 パーシヴァルの頬が、更に赤さを増す。「不敬では……?」「|番《つがい》をねだっておいて、今更
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エピローグ

 パーシヴァルは、温もりの中で目を覚ました。 アルトゥールの腕が背に回され、未だ残る傷を撫でている。「陛下……?」「アルと呼べと、言っただろう」 アルトゥールは、拗ねた感情を乗せてそう言った。「では、この部屋でだけなら……」「うむ。……だが、この部屋を出てもパーシーと呼ぶぞ」「はい」 傷を撫でるアルトゥールの手が止まる。「言っておくが……。俺は次代の皇帝は──」 アルトゥールの口元に、パーシヴァルが指を当てる。「エドワード殿下に、重荷を背負わせず、為政者として育てる覚悟を、僕も持とう」 パーシヴァルの言葉に、アルトゥールは驚いた顔をする。「ユーウェイン殿下と良好な間柄を築いていたアルを、ずっと羨ましいと思っていた。エドワード殿下にしわ寄せや悪意が及ばないように、慎重に距離感を保っていることも。……オメガ隷奴のことも、議会に腐敗が蔓延していることも……。僕は……アルの騎士だ。きみの心を、信念を守るために、盾になる」 ぐいとアルトゥールはパーシヴァルの体を抱き寄せた。 それらが、言うほど容易くないことは、パーシヴァルも理解しているだろう。 常に、その悪意に晒されてきた当人であるのだから、骨身に染みて──。 それでも、パーシヴァルは折れずに未来を見据えている。 アルトゥールの真意を汲んで、共に進むと言ってくれた。「ありがとう……」 アルトゥールは、他に言葉が思い浮かばなかった。終わり。
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