衣服は、とうの昔に脱ぎ捨てられ、ベッドの外へと落とされた。 微かに汗ばんだオリーブの肌から立ち上る、芳しい香り。 鎖骨に胸元に、一つ一つ丁寧に証を残し──。 アルトゥールは、パーシヴァルの体に火を灯す。「パーシー……」 「はい……、ここにおります……」 乳首を舌で転がすと、パーシヴァルの体がびくりと強張った。「怖くはないか?」 「いえ……」 だが、その声は震えている。 パーシヴァルにとって、体を重ねる行為は、一つとしていい思い出が無いだろう。 暴かれたのは、アルトゥールにだけだが──。 下劣な物言いや、下心を持って撫で回されたこともあると聞く。──スラムに居たなら、強姦されかけたこともあるだろう……。 脇腹を撫で、臍にキスを落とす。「ん……っ」 下腹に手を伸ばせば、既にそこは熱を持って立ち上がっていた。 やんわりと握り、幹を撫でながら、アルトゥールは先端を舐め上げた。「あっ……!」 パーシヴァルが反応を示す場所を、わざと音を立てて執拗に触れる。「や……、い……いけません……っ!」 「なにがいかん? 気持ちがいいなら、このままイケ」 「だ……だめ……で……、ああっ!」 びくりと体を強張らせ、パーシヴァルは果てた。 アルトゥールは、その熱情を口内で受け止め、飲み下す。「陛下っ!」 「アルと呼べ」 パーシヴァルの頬が、更に赤さを増す。「不敬では……?」 「番をねだっておいて、今更だろう?」 「……申し訳ありません」 「いい。……パーシーが、俺の気持ちを想って言ってくれたことは、分かっている」 「……それだけじゃ、ありません。……僕は、本当に……」 「それも、分かっている。……パーシーが、俺を求めてくれたことは、心から嬉しく思っている」 アルトゥールの指が、熱で現れた孔に触れる。 フェロモンを含んだ蜜が、トロリと溢れた。 それを、アルトゥールは舌で掬う。「ひゃっ!」 「ふふ……、オメガのこれは、アルファには甘露と聞いていたが。確かに甘い……」 舐め、啜り、吸われることに、パーシヴァルは両手で顔を覆った。 舌でそこをなぶられるたびに、たまらない甘い痺れが、背筋を駆け上る。「あっ! あっ! だ……だめで……す……、だめ……」 「あんなつまらぬ器具で、ここを穢さ
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