All Chapters of 名探偵シュウと秘密の校舎(中学生編): Chapter 21 - Chapter 30

31 Chapters

第21話「血の染みた人形」

警察のサイレンが校舎の外で鳴り響き、赤と青の光が窓ガラスを断続的に染めていた。1年2組の教室は、静まり返っていた。生徒たちは机に突っ伏すか、互いに顔を見合わせるか、スマホを握りしめて震えている。担任の佐藤先生はドアの外で警官と話しており、声が漏れ聞こえてくる。シュウは窓際の席で、事件ノートを膝の上に広げていた。ページは空白のまま。ペンが止まっている。タクミが隣から小声で言った。タクミ「高橋の死体……本当に動いたのか? 俺、幻覚見ただけじゃねえよな」シュウはゆっくりと首を振った。シュウ「動いた。俺も見た。首の縄の跡が、まだ赤かった」タクミの指が机を叩く。リズムが乱れている。タクミ「高槻の声だった。あいつ、鏡の中にいたはずなのに……どうやって」シュウはポケットから赤い星の破片を取り出した。破片は今、冷たく静かだ。脈打つ温かさはなくなっている。シュウ「コアはまだ生きてる。でも、父さんの意識は……もう、ほとんど残ってない。俺が鏡を割ったせいで、高槻の意識が解放された部分があるのかもしれない」タクミの目が鋭くなった。タクミ「じゃあ……高橋を殺したのは、高槻の残滓か?」シュウは答えなかった。ただ、窓の外を見た。体育館の入り口に、白いシートがかけられたままの担架が運ばれていく。高橋の遺体だ。シートの下から、足だけが少しはみ出している。白いスニーカーが、血で汚れていた。その時、教室のドアが開いた。佐藤先生が入ってきて、声を張った。佐藤先生「みんな、落ち着いて。警察の指示で、今日は午前中で下校になる。部活も中止。帰宅したら、保護者に連絡を。……高橋くんのことは、悲しいけど、今は安全第一だ」教室がざわついた。誰かが泣き出し、誰かが「怖い」と呟く。シュウは立ち上がった。シュウ「先生」佐藤先生が振り向く。佐藤先生「シュウくん?」シュウ「体育館
last updateLast Updated : 2026-03-21
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第22話「合宿の夜に響く縄」

テニス部の合宿所は、山奥の古い体育館を改装した施設だった。夜の十時を過ぎ、選手たちはすでに部屋に戻っていた。カナエはベッドに座り、スマホを握りしめていた。画面には、シュウからの未読メッセージ。『人形に注意しろ。赤い目。絶対に触るな』カナエはため息をつき、スマホを枕元に置いた。合宿初日の練習はハードで、体は鉛のように重い。なのに、胸のざわつきが収まらない。部屋の外の廊下から、かすかな足音が聞こえた。ドス……ドス……。ゆっくりとした、規則正しい歩み。誰かが、部屋の前を通り過ぎていく。カナエは耳を澄ました。足音が止まり、ドアの前で静止する。ノックはなかった。ただ、ドアノブが、ゆっくりと回る音。カチ……カチ……。鍵はかかっていない。合宿所の古いドアは、鍵が緩い。カナエはベッドから飛び起き、ドアに背を向けた。心臓が激しく鳴る。ドアが、数センチ開いた。隙間から、冷たい空気が流れ込む。そして、泣き声が聞こえた。泣き声「……カナエちゃん……」声は、幼い女の子のもの。だが、喉の奥から絞り出されるような、湿った響きがある。カナエは震える声で言った。カナエ「誰……?」泣き声「……助けて……ここから、出して……」ドアが、さらに開いた。暗闇の中に、小さな影が立っている。泣き顔の人形を抱えた、女の子のシルエット。赤い目が、暗闇で光っている。カナエは後ずさった。背中が壁に当たる。カナエ「来ないで……!」影はゆっくりと近づいてきた。足音が、床に直接響く。影「……テニス、好き?」カナエの喉が詰まった。カナエ「好き……だけど、今は……」影は首を傾げた。影「……本当は、嫌いだよね。みんなと一緒にいたかったのに、部活を選
last updateLast Updated : 2026-03-22
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第23話「美術室のキャンバスに残る叫び」

美術室の窓はカーテンが閉め切られ、外の月明かりがわずかに差し込むだけだった。リナは一人、キャンバスの前に座っていた。合宿から戻ったカナエの連絡を受け、夜遅くに学校へ戻ってきた。部室の鍵は予備で開けられる。誰もいないはずの部屋に、絵の具の匂いが濃く残っている。キャンバスには、泣き顔の人形が描かれていた。赤い目が、絵の具の厚塗りで光っている。リナは筆を握ったまま、動かない。リナ「……また、描いちゃった」筆を置くと、手が震えていた。スマホの画面に、シュウからのメッセージ。『今すぐ美術室に来るな。危険だ』既読がついていない。リナは気づいていない。部屋の奥から、かすかな音がした。カサ……カサ……。絵の具のチューブが、机の上で転がる音。誰かが、ゆっくりと動いている。リナは振り向いた。暗闇の隅に、影が立っていた。小さな女の子のシルエット。泣き顔の人形を抱え、赤い目がこちらをじっと見つめている。リナの声が震えた。リナ「……また、君?」影は首を傾げた。影「……リナちゃんの絵、好きだよ。いつも、泣いてる顔を描いてくれる」リナは後ずさった。背中がキャンバスに当たる。絵の具が背中にべっとりと付く。リナ「描いてるのは……君じゃない。私が、忘れたくないから……」影はゆっくりと近づいてきた。足音が、床に直接響く。影「……忘れたくない? でも、忘れたよね。あの夜のこと」リナの記憶が、突然蘇った。小学校三年生の冬。美術部の発表会前日。リナは一人で残って絵を描いていた。みんなは先に帰った。暗くなった美術室で、突然電気が消えた。リナは怖くなって、泣きながらキャンバスを抱えた。「みんな、置いていった……」あの時、誰かがドアを開けて入ってきた。先生だと思った。だが、影は小さかった。泣き顔の人形を抱えた
last updateLast Updated : 2026-03-22
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第24話「グラウンドの最後のゴール」

サッカーグラウンドの夜は、照明が消えた後、闇が濃く沈む。 ケンタは一人、ゴールポストの前に立っていた。練習後の片付けを終え、みんなが帰った後、わざと残っていた。ボールを足元に置き、軽く蹴りながら、スマホの画面を見た。 シュウからのメッセージ。 『今すぐグラウンドに来るな。赤い目の人形が、狙ってる』 ケンタは画面を消し、ため息をついた。 ケンタ「……遅えよ、もう来てる」 グラウンドの端、ベンチの影に、小さな影が立っていた。泣き顔の人形を抱えた女の子。赤い目が、月明かりを反射して光っている。 ケンタはボールを強く蹴った。ボールが影に向かって飛ぶ。 ケンタ「てめえか……高槻の残りカス」 影はボールを避けず、ただ立っていた。ボールは影をすり抜け、ゴールネットに当たって跳ね返る。 影「……ケンタくん」 声は幼く、震えていた。 影「……サッカー、好き?」 ケンタは拳を握った。 ケンタ「好きだよ。だから、邪魔すんな」 影はゆっくりと近づいてきた。足音が、芝生に直接響く。 影「……本当は、嫌いだよね。みんなと一緒にいたかったのに、部活を選んだ。忘れたよね、あの日のこと」 ケンタの記憶が、閃いた。 小学校六年生の秋。星見キッズがグラウンドで遊んでいた日。ケンタはサッカー部のセレクションに行くと言って、みんなを置いて行った。 帰ってきた時、みんなはもういなかった。 ケンタは一人でボールを蹴り続け、暗くなるまで泣きながら練習した。 「あの時……置いていかれたと思った」 影が手を伸ばした。
last updateLast Updated : 2026-03-23
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第25話「五人の記憶が交差する夜」

星見中学校の屋上は、深夜の冷たい風が吹き抜けていた。五人はフェンスに囲まれた中央に円を描くように座っていた。シュウ、タクミ、カナエ、ケンタ、リナ。誰もが首に赤い縄の跡を残し、疲れ切った顔をしている。月は雲に隠れ、街灯の淡い光だけが五人を照らしている。シュウはポケットから、砕けた赤い星の破片の欠片を一つ取り出した。もう脈打つことはない。ただのガラスの欠片だ。シュウ「これが……最後のコアだった。高槻の意識を封じ込めていたもの。でも、俺が握り潰した瞬間、父さんの記憶も完全に消えた」カナエが首の跡を指でなぞった。まだ赤く腫れている。カナエ「でも……私たち、生きてる。怨みが、止まったみたい」ケンタは膝を抱え、地面を見つめた。ケンタ「止まった……のか? 人形も、足音も、もう聞こえねえよな」リナはスケッチブックを開き、泣き顔の人形の絵を指でなぞった。リナ「でも……なんか、胸がざわつく。忘れたくないことが、まだ残ってる気がする」タクミが立ち上がった。フェンスに寄りかかり、空を見上げた。タクミ「高槻は、もういない。鏡も壊れた。父さんの記憶も……なくなった。でも、俺たちの記憶は残ってる。あの忘れたくない日々」シュウはゆっくりと立ち上がった。シュウ「そうだな。怨みは、忘れられた記憶から生まれた。俺たちが、忘れずにいれば……もう、血は流れない」五人は顔を見合わせた。カナエが小さく笑った。カナエ「私たち……バラバラになったけど、また集まったね」ケンタが拳を突き出した。ケンタ「星見キッズ、完全復活だ」リナがスケッチブックを広げた。新しいページに、五人が手を重ねている絵を描き始めた。リナ「これ……今夜の私たち。忘れないように」タクミがリナの肩を叩いた。タクミ「いい絵だな。泣き顔じゃなくて、笑ってる顔」シュウは破片を握りしめ、月に
last updateLast Updated : 2026-03-23
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第26話「極秘検査の予感」

星見中学校の日常は、静かに戻っていた。朝のホームルームが終わり、教室はいつもの喧騒に包まれる。カナエはテニス部の朝練へ向かい、制服のスカートを軽く払って走り出した。ケンタはサッカーボールを抱えてグラウンドへ急ぎ、リナは美術室の鍵を握りしめて廊下を歩く。三人はそれぞれの場所で、汗と集中を注ぎ始めていた。シュウとタクミは、昼休みに図書室の奥の席に陣取っていた。窓から差し込む陽光が、古い木の机を優しく照らす。テーブルの上には、学校の古い資料や新聞の切り抜きが散らばっている。タクミが古い学年誌をめくりながら、ぼそっと言った。タクミ「やっぱり、最近の事件の痕跡はもうねえな。怨みも、人形も、足音も……全部消えた」シュウは資料のページを指でなぞりながら、静かに頷いた。シュウ「高槻の意識は、破片と一緒に消えた。父さんの記憶も……もう、俺の中には残ってない。でも、それでいい」タクミは学年誌を閉じ、背もたれに体を預けた。タクミ「じゃあ、次は何を探すんだ? また変な事件か?」シュウは少し間を置いて、口を開いた。シュウ「……じぃちゃんの話、覚えてるか」タクミが眉を上げた。タクミ「じぃちゃん? お前の爺さんか?」シュウは頷いた。シュウ「小学校の頃、じぃちゃんが言ってたんだ。『星見中学では、数年に一度、とんでもない検査が極秘で行われてんだ』って」タクミの目が細まった。タクミ「検査? 身体検査のことか?」シュウは声を低くした。シュウ「表向きは身体検査。でも、じぃちゃんは『大事なところを、1年にわたって発達を検査する』って言ってた。毎年じゃない。数年に一度、特定の学年だけ」タクミは身を乗り出した。タクミ「大事なところって……何だよ、それ」シュウは資料のページを指さした。古い学校新聞の切り抜き。『健康診断特別実施のお知らせ』という小さな記事。シュウ「今
last updateLast Updated : 2026-03-24
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第27話「検査の前夜に疼く体」

星見中学校の校舎は、夕暮れの薄闇に沈み始めていた。放課後のチャイムが鳴り終わり、ほとんどの生徒が帰宅した後、シュウとタクミは図書室の奥のコーナーに残っていた。テーブルの上には、昨日と同じ古い資料が広げられているが、今日は誰も触れていない。シュウは窓の外を眺め、ぼんやりと指を動かしていた。赤い破片はもうない。代わりに、胸の奥に残る空虚な疼きだけが、静かに広がっている。タクミが隣で足を組み、机に肘をついた。タクミ「……明日からだな。検査」シュウは小さく頷いた。シュウ「1年2組は、午前中の3時間目から。体育館の奥の特別室だって」タクミは天井を見上げ、深く息を吐いた。タクミ「じぃちゃんの話、本当だったんだな。『大事なところを1年にわたって発達を検査する』……何だよ、それ。気持ち悪い」シュウは資料の端を指でなぞった。そこには、薄れたインクで『特別健康観察プログラム』という文字が残っている。学校の内部文書らしきコピーの一部。シュウ「表向きは『成長期のホルモン異常検知』。でも、検査内容は非公開。保護者にも詳細は知らされない。毎年、数年に一度、特定の学年だけ」タクミの指が机を叩く。リズムが速くなっている。タクミ「学校側が絡んでるってことは……高槻のプロジェクトの残りカスか?」シュウは首を振った。シュウ「高槻は死んだ。鏡も壊れた。でも、この検査は……もっと前から続いてる。じぃちゃんが言ってたのは、20年以上前からだって」タクミは黙り込んだ。図書室の静けさが、二人の間に重くのしかかる。タクミ「……俺たち、どうすんだ? 逃げるか?」シュウはゆっくりと首を振った。シュウ「逃げられない。学校のシステムで、欠席は即保護者連絡。しかも、検査は『任意』じゃなくて『必須』扱い。拒否したら、進級に影響が出る可能性もある」タクミは拳を握った。タクミ「じゃあ……受けるしかないってことか」
last updateLast Updated : 2026-03-24
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第28話「特別室の最初の触診」

検査当日。朝のホームルームが終わった直後、1年2組の教室に担任の佐藤先生が入ってきた。いつもより声が低く、抑揚がない。佐藤先生「えー、今日は特別健康観察プログラムの初回検査日です。対象者は、出席番号順に体育館奥の特別室へ移動してください。持ち物は必要ありません。制服のまま行ってください」教室が一瞬、静まり返った。シュウは窓際の席で、ゆっくりと立ち上がった。隣のタクミが、机の下で拳を握っているのが見えた。佐藤先生「では……出席番号1番から。準備ができたら、静かに移動してください」最初に呼ばれたのは、女子の1番。彼女は顔を赤らめながら立ち上がり、教室を出て行った。シュウの番号は、出席簿で28番。タクミは30番。教室は徐々に人が減っていき、残った生徒たちの間に、重い空気が流れた。タクミが小声で言った。タクミ「……俺たち、順番が遅いな。待ってる間、頭おかしくなりそう」シュウは頷いた。シュウ「待つしかない。……でも、特別室の配置は覚えた。奥の扉の先、旧通路に繋がってる可能性が高い」時間はゆっくりと過ぎた。11時頃、ようやくシュウの名前が呼ばれた。佐藤先生「出席番号28番、シュウくん。体育館へ」シュウは立ち上がり、タクミと目配せをした。タクミ「……気をつけろ」シュウは静かに教室を出た。体育館の奥、普段は使われていない扉の前に、白衣を着た中年男性の医師が立っていた。名札には『特別健康観察担当 山田』と書かれている。山田医師「シュウくんですね。こちらへ」扉を開けると、狭い廊下。奥に小さな個室が三つ。白いカーテンで仕切られた簡易ベッドと、測定器具が並んでいる。山田医師「制服の上着とシャツを脱いで、ベッドに横になってください。下はズボンのまま結構です」シュウは無言で上着を脱ぎ、シャツのボタンを外した。冷たい空気が肌に触
last updateLast Updated : 2026-03-25
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第29話「2回目の疼きと、深まる観察」

2週間後の特別室。午前中の3時間目が終わった直後、シュウは再び体育館の奥へ向かった。今回は、タクミより先の順番だった。廊下を歩く足音が、自分の心臓の鼓動と重なる。特別室の扉を開けると、山田医師がすでに待っていた。白衣の袖をまくり、ゴム手袋をはめている。部屋の空気は消毒液の匂いが強く、ベッドの横に新しい測定器具が追加されていた。細長いプローブのようなものと、透明なチューブがつながった装置。山田医師「シュウくん、2回目ですね。今日は少し詳細に観察します。ベッドに横になってください」シュウは無言で上着とシャツを脱ぎ、ズボンも下ろすよう指示された。今回は下着も脱ぐよう言われ、抵抗する間もなく、全裸でベッドに横たわった。冷たいシーツが肌に張り付き、体が震える。山田医師「リラックスして。今日はホルモン反応と発達の進行を確認します」医師の手が、まず胸に触れた。乳首を指で軽くつまみ、ゆっくりと円を描く。シュウの体がビクンと跳ねる。山田医師「前回より敏感になってますね。成長期の良い兆候です」指が下へ移動し、腹部を撫で、へそを軽く押す。シュウの下半身が、すでに反応し始めていた。山田医師「では、次は陰茎の状態を確認します」医師の手が、シュウの陰茎に触れた。冷たいゴム手袋が、ゆっくりと包み込むように握る。シュウは息を詰めた。快感が、電流のように背筋を駆け上がる。山田医師「勃起反応は良好。サイズも順調に増加しています」医師は、もう片方の手で睾丸を優しく持ち上げ、軽く揉むように触診した。シュウの腰が浮き、声が漏れる。シュウ「……っ、はぁ……」山田医師「我慢しなくて大丈夫ですよ。自然な反応です」医師は測定器具を手に取り、細長いプローブをシュウの尿道口に近づけた。山田医師「今日は軽く内部を確認します。少し冷たいですが、すぐに慣れます」プローブが、ゆっくりと挿入された。冷たく、異物感が強い。だが、同時に、奥の方から甘い疼きが広がる。
last updateLast Updated : 2026-03-25
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第30話「未熟な反応と医師の指」

特別室の扉が再び開いた。シュウが廊下に出た直後、タクミの名前が呼ばれた。山田医師「次、タクミくん。どうぞ」タクミはシュウと一瞬目が合った。シュウの顔はまだ赤く、息が少し乱れている。タクミは喉を鳴らし、静かに部屋へ入った。扉が閉まる音が、胸に響く。山田医師「制服の上着とシャツ、下着まで全部脱いでください。今日は陰茎の発達度と反応性を詳しく観察します」タクミは黙って服を脱いだ。まだ中1の体は、シュウより細く、未熟だった。陰茎は小さく、緊張で縮こまっている。ベッドに横になると、冷たい空気が肌を刺す。山田医師はゴム手袋をはめ、淡々と近づいた。山田医師「まずは視診。……まだ幼いですね。陰茎の長さも太さも、平均以下。包皮も完全に剥けていません」タクミの顔が熱くなった。羞恥が、耳まで赤く染める。山田医師「恥ずかしがらなくて大丈夫ですよ。でも、このままでは成長が遅れる可能性があります。今日はしっかり刺激して、反応を見ましょう」医師の指が、タクミの陰茎に触れた。冷たいゴムが、ゆっくりと包み込む。タクミ「……っ」体がビクンと震えた。だが、反応は弱い。陰茎は少し硬くなるものの、すぐに萎える。山田医師「反応が鈍いですね。まだ未熟だから仕方ありませんが……少し頑張りましょう」医師はもう片方の手で、タクミの睾丸を優しく持ち上げ、軽く揉んだ。指先が、根元をなぞるように動く。タクミの息が荒くなった。タクミ「……はぁ……」山田医師「いいですよ。自然に任せて」医師は陰茎をゆっくりと上下に動かし始めた。ゴム手袋の滑りが、微妙な摩擦を生む。タクミの腰が、勝手に浮く。だが、まだ完全に勃起しない。医師は少し力を加え、親指で亀頭を軽く押した。山田医師「ここが敏感なポイントですね。反応が少し出てきました」タクミの体が震え、声が漏れる。タクミ「……
last updateLast Updated : 2026-03-26
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