我が家が取り潰しに遭った日、死罪を待つ身から高官へと成り上がった幼馴染の塗景(とけい)は、皇帝から賜った死罪を免じる証を手に、皇宮の正殿の長い階段を一段一段、膝をついたまま登り、私・沈卿雲(しんけいうん)を妻に迎えたいと懇願した。結婚初夜、私たちは寝所で、一晩に何度も重なり合った。だが、わずか数ヶ月後のこと。身重の体で彼にお茶を届けに行くと、塗景と側近のこんな会話を耳にしてしまった。「塗様。沈家に、かつてご一族百名余りを無残に殺されたというのに……一族の仇を討ち果たしたのち、なぜ仇の娘など救い出し、あろうことか妻に迎えたのですか?」「復讐のためだ。なぜ俺だけが恨みを背負い、生きた心地もしない地獄を味わわねばならない?沈卿雲にも、俺と同じ地獄を歩ませる。生きていれば不幸になり、死ぬことも許されない苦しみの中でな」胸が張り裂けるほどの絶望のなか、私はひどく病弱な息子を産み落とした。塗景は冷ややかな目で私を見下ろした。「沈家の血を引く人間とは、どいつもこいつも出来損ないだな。お前と同じように」それから6年間。塗景を殺して息子の塗書陽(としょよう)を連れ去ろうと、132回も企てた。しかし、そのすべてが失敗に終わった。そしてあの日。塗書陽がうっかり檀木の箱を落として壊してしまった。罰として祠堂(しどう・先祖を祀る部屋)の冷たい床に跪かされたあの子は、意識を失ってしまった。私はまたしても毒入りの酒を用意し、狂ったように復讐しようとした。その時、側室の祁絮(きじょ)が塗景の腕の中で甘く笑う声が聞こえた。「景さん、卿雲さんが命懸けで産んだ子供を、景さんが自分の手で殺したと知ったらどうかしら?6年間、私たちの子の面倒を見させていたと知ったら、狂ってしまうんじゃないかしら?」扉の向こうで続いていた嘲りの声は途絶え、やがて聞こえてきたのは、情事の音だった。私は全身の血が凍りつくような心地でその場に立ち尽くし、手にした毒入りの酒をただ呆然と見つめていた。6年の間、何度も塗景を殺して逃げようと計画していたのに。私の努力も、憎しみも、すべては滑稽な笑い話にすぎなかったのか?私の子は、私の生きる希望は、もう6年も前に実の父親の手で殺されていたのだ。卑猥な嬌声が窓から漏れ、耳に突き刺さる。酒を入れた器を
Baca selengkapnya