あれから私は一度も店に行ってないので、仲間友紀と夫の関係がどうなってるのか正直分からなかったし、もう分かりたくもなかった。 夫は別れると言ってたけれど、あれだ……やはり続いていたのか? ふたりの関係は。 そんなことを少しばかりもやもやっと考えていたら店に着いた。 軽食なんかがあって飲み物があって……みたいなどんなカテゴリに属しているのか良く分からない店だ。 やはり昔で言うところの喫茶店になるのだろうか。 揉め事を持って来たとかじゃないよねぇ、もうほんと勘弁してほしいんだから、やめてよね。 椅子に座りながら私はそんなことを思った。 ─そんな果歩をよそに、バッチリメイクでミニスカにブーツ、ジャケットには兎の耳がついたフードとお尻付近に兎の尻尾が付いている可愛いぶりっ子ファッションで、果歩に会いに来た仲間が挑戦的な目で果歩を見ていた─ ◇ ◇ ◇ ◇ 果歩が青白い顔をして俺に仲間と別れてくれと言い俺もそれに対して別れると答えた。 そんな風に答えたけれど自分の中では本当に別れるところまで考えて妻にそう約束したわけではなく、所詮その場凌ぎの言い訳だった。 失くすもののない俺にとって果歩ひとりくらい、やいのやいのほざいてても、軽ぅ~くいなせると思ってたしな。 なんだかんだ言ったって子供がいなけりゃぁまた事情も違っただろうけど、子供を抱えた果歩が浮気ぐらいで俺と別れるとは考えにくかったし。 切るのはいつだってできるっていうのもあって折角楽しくやれる相棒《仲間》がいるのに、別れるにしても今じゃないって俺は心ではそう考えてた。 だけど妻の果歩に仲間と別れてほしいと言われてからほどなくして仲間がとんでもないことを言い出した。
Huling Na-update : 2026-05-02 Magbasa pa