グングニル共和国から分離独立したルドミラ教国は、星間航行船舶の数が少なく、宇宙空間での戦いは劣勢とされていた。 だが、劣勢なれども、独立を保てていたのには理由がある。 それはビーム砲艦とミサイル艦の運用の仕方だった。 この世界の駆逐艦より小さい船は護衛艦やコルベットと言われる。それより一回り小さい船がビーム砲艦やミサイル艦である。 だいたいが全長40m級の二級線の軍事艦艇である。 その名の通り、ビーム砲艦はレーザービーム砲しか積んでいないし、ミサイル艦は対艦ミサイルしか積んでいない。 また。防御シールドについても貧弱、又は皆無である。 防御機銃さえない船もある。 長距離跳躍の性能についても劣悪か、又は不可能である。 そういった観点から、共和国や帝国では防御用の補助艦艇としての運用が目立った。 ……しかし、その常識を覆したのがルドミラ教国であった。 彼等はビーム砲艦とミサイル艦の防御シールドの能力と長距離跳躍の能力をある一定程度持たせる改修案件に成功していた。 先のアルデンヌ星系にて、不意を突かれた感じで敗れた帝国だが、このような補助艦艇の運用の仕方も陰では働いていたのだった……。☆★☆★☆『我々は小国からなる新たな地球の秩序を成し遂げる!』 現実世界のテレビにて放映されるニュース。 宇宙からやってきたルドミラ教国のブロンズ枢機卿の演説だ。 世界各地の小国は、覇権国のA国か、新進気鋭の大国のC国のどちらかの勢力に付かなければ生き残れない情勢であったのが、ここにきてルドミラ教国という第三の巨大軍事勢力が登場した。 ルドミラ教国は小国の自治独立を支援したので、地球の南半分の国々ではルドミラ教国の同盟国が過半数となる情勢だった。 ……意外と一気に攻めて来る気配はないのかな? 私はこたつの上の煎餅を食べきると、テレビを消して、ゲームの世界に戻ることにした……。☆★☆★☆ 地球侵略の為にルドミラ教国は多数の物資をアルデンヌ星系に輸送していた。 当然この輸送船団を狙う宇宙海賊も多発した。 ……しかし、軍事輸送船を平然と狙うとは。「艦体ステレス維持率99.9896%」「敵機関に対滅式量子魚雷をお見舞いしてやれ!」「了解ポコ!」 海賊犯はハンニバルだった……(´・ω・`) 地球の戦線を少しでもマシにするべく暗躍していたのだ
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