All Chapters of 入試で裏切った彼氏と親友、もう縁を切りました: Chapter 11

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第11話

大学院入試の合格者発表の日、私は実家で大学最後の冬休みを過ごしていた。合否を確認するサイトにログインすると、すぐに喜ばしい文章が目に入った。母は飛び上がって喜び、父も珍しく笑って「うちの寧々は優秀だ」と言ってくれた。後から合格通知書も届き、私は隼人にメッセージを送った。【合格したよ】すぐに返信が来た。【おめでとう!会いに行くから、奢らせてくれ!】【合格したら私が奢るって話じゃなかった?なんでそっちが払うの?】【じゃあ今回は僕が奢って、君がまたいつか奢ってくれればいいよ。同じことさ】私は笑った。9月、私は江川市へ移り、大学院生としての生活を始めた。江川大学のキャンパスは洗練された美しさがあった。特に法学部の緑豊かな敷地の中に歴史を刻んだ建物が並び、静かで厳かな雰囲気を纏っていた。私はここで優秀な先生や仲間に出会えた。新しい知識をたくさん吸収して、毎日が充実して楽しかった。隼人は東都にいたが、半月に一度は私に会いに来てくれた。金曜の夜に来て日曜の夜に帰る。片道3時間の新幹線にわざわざ乗って、週末を一緒に過ごしてくれた。友達からは「いい彼氏だね」と羨ましがられた。私は頷きながら、温かい気持ちになった。大学院を修了した私は、江川県の法律事務所で働き始めた。東都中央大学を卒業していた隼人は、東都で働く機会を捨てて、一緒に江川県まで来てくれた。「本当にいいの?」と私は隼人に聞いた。「もちろん」「東都に残らなくて大丈夫なの?」隼人は私を見て微笑んだ。「うん。君と一緒のほうが、ずっと嬉しいことだよ」それを知った私の両親は大喜びだった。父は「隼人くんは、真司くんよりもずっといいやつだ」と言い、母が「変な比べ方をしないで」とたしなめた。それに父は不満げに「事実を言っているだけだ」と返した。……婚約が決まり、ある週末に祝いの席が設けられた。会場は、決して高級というわけではない盛沢第一ホテルだった。母が「式まではシンプルにしておこう。結婚式で派手にやればいい」と言ったからだ。父も珍しく「お母さんの言う通りにしよう」と母に同意した。隼人の両親もわざわざ来てくれて、すぐに父と母と打ち解けた様子だった。隼人はスーツ姿で私のそばに立ち、腰に手を回して満足そうに笑っていた。
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