All Chapters of 黒天使たちの飛行戦記: Chapter 21

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第一部エピローグ

1947年11月 各務ヶ原飛行場「これが川崎航空機工業が開発した超音速実験機桜花や。これは大型爆撃機に吊るされて高度6000から投下されて飛ばす代物や。理論上はマッハ1.1までは出るそうやけど今まで挑戦してきた連中は音の壁を越えられずに皆バラバラになったんや。ユキあんたがどうなるかわからんがウチとしては死なせたくはないね」「そうかもしれません。ですが誰かがそれをやらないとね。何事にも最初はありますよ」「そうやな。それじゃあ行こうか」 そんな感じで私は与圧服に着替えて与圧面を被り酸素供給箱を持って機に乗り込んだわね。日本が立ち遅れていた大型機の分野でレシプロエンジンでは勝てないと悟った軍はいち早くジェットを採用した。この大型機もジェットペラエンジンとターボファンジェットの混合機として生まれた「連山」に乗り込み機体は離陸し高度6000にあがり私は与圧服の状態を確認しそして桜花に乗り込む。 いつものように緊急用射出座席の導通状態を確認、計器、舵の状況を確認。そして補助動力装置を動かして主エンジンを動かすための圧搾空気を作る。そして、圧搾空気により主エンジンのタービンを回して始動可能回転域に達したことを確認後私は燃料噴射ポンプスイッチをオンにして主エンジン点火を確認し、補助動力装置の稼働を止める。一連の行動をすべて問題なく終えた私は神谷さんに全て良しとの手信号を送る。それを確認した神谷さんが風防を閉めて、爆弾倉から機内に戻った。そして無線機のレシーバーから声が聞こえる。「いつでも降下はいけるで。準備が出来たら言ってくれや」「はい。いつでも大丈夫です。カウント行きます。5.4.3.2.1。降下」 私がそう言うと機体を吊り下げていたフックが外され高度6000から落下するもすぐさまエンジンを吹かして飛行させる。目指すはマッハを突破することだね「現在速度マッハ0.89。これより音速突破試験を開始する」 そして私はスロットルレバーを常用最大位置に合わせ補助ブースターロケットを作動させる。その上再燃加速装置のボタンをおしてスロットルをさらに押し込むことでエンジンは最大出力を発揮していた。「現在0.96、9.7。振動発生。舵はまだに動くマッハ0.99。さらに振動がひどくなってきた」 その直後伊勢湾上空に爆発音とも言える音がした。で、神谷さんが私をひっきりなしに
last updateLast Updated : 2026-06-15
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