黒天使たちの飛行戦記

黒天使たちの飛行戦記

last updateÚltima atualização : 2026-06-15
Por:  シモツキテンマAtualizado agora
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第二次世界大戦がはじまった。この世界では日英同盟が健在であり、それに伴って日本はイギリスへ軍を派遣することになる。 戦線は膠着するも42年にアメリカがドイツ側で参戦したことにより戦況は一気に変化した。そして44年にイギリスを屈服させるべくドイツ、アメリカ連合軍がイギリスへと大規模空襲を始めようとする。イギリスもまた日本に援軍を求め日本はそれに応じる。そしてその中に機材輸送メインとして女子航空隊「天使隊」があった。が、彼女たちは戦争に巻き込まれ、「ケルビム」隊として活躍となる。 主人公はその女子航空隊の一パイロットである。

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Capítulo 1

プロローグ

1947年11月下旬各務ヶ原飛行場

「ここでいいんだよな。しかしながら何故私に白羽の矢がたったのだろうか。一応航空技術廠のテストパイロットとしての籍はあるけれど女子のあたしがよばれるとはね」

私の名前は瑞雲 ユキ《みずも》一応大日本帝国統合空軍所属の戦闘機パイロットでありテストパイロットでもあるね。明日私は新型実験機に乗り誰も超えたことがない音の壁を超えるための操縦手としてよばれたわね。まあ、軍にはほかにも技量甲を持つテストパイロットは多数いるけれどこの機材で音の壁を越えようとしたものは皆殉職した。それで、向こう側もしり込みしたのか天涯孤独のパイロットをということであたしが選ばれたようね。まあ、女子パイロットでエースクラスのパイロットは多数いたけれど、大部分は終戦後家庭をもってそのまま第三種戦傷でじょたいしていったわね。

ま、あたしならば天涯孤独だから万が一殉職したとしても、遺族年金や弔慰金を受け取る人間もいないから軍部にとってはとても都合のいい人材ということになるのよね。

そんな感じで格納庫に入って機材を見ていると後ろから声をかけれられた。

「ユキやんか。あんたが明日のテストパイロットなんか」

「ええ。神谷隊長も無事で何よりですよ」

関西なまりの女性が私の後ろから声をかけてきてそして飛びついてくる。彼女の名前は神谷晴子(かみやはるこ)先の戦争で私の隊長としていたひとである。いわば戦友ともいえる関係かな。

それはともかく私は彼女に尋ねる。

「そうやな。あんたも無事にもどれたんやもんな」

「そうですね。で、神谷隊長は今でも戦技教官ですか」

私の問いに彼女は答える。

「ん。あたしは第一線を引退して今はひよこたちを育てているよ」

彼女はそういうと別の格納庫に案内してくれて、赤とんぼこと「九五中練」が数多くならんでいたのである。

「で、隣の建屋にある機材があんたが明日音の壁を破るためにある新型試作機や安心しい。もしもあんたが逝っても骨は拾ってやるさかい」

「ありがとね」

「なんや随分とみずくさいやないか。ウチとあんたの仲やないの」

「まあ、そうですが、一応、貴方が先任ですので」

「さよか。まあ積もる話もあるし今夜は一杯といいたいけれど明日飛行があるから飲酒は厳禁やったな。

その辺も随分と変わったなぁ」

「ですね」

そんな感じで神谷さんの部屋に厄介となることになった。

「あれ。ここ二人部屋ですよね。この部屋の同室の人は」

「そいつは昨日練習機で着陸にしくじって脱出できずに訓練生ともどもまる焼けの黒焦げの遺体になってしもうた。で、今朝葬式が行われたんや。ところで、ユキ。あんた本当に音の壁を破るつもりなんか」

「もちろんそのつもり。これが成功すれば人類発の音速突破パイロットでかつ女性パイロットが突破したという記録も打ち立てられるからね。それにもうじきあたしも退役になるだろうしね。だったら箔をつけたいよ」

「まあ、あんたの気持ちもわかる。そうやな。ユキあんたも退役してもおかしないほどの年季つとめてるもんな」

「ええ。除隊後の身の振り方はまだ決めてませんがね」

「そうか、まあ、職業軍人をやっているのはウチと水瀬隊長だけやもんな」

「ですね。ほかの人は皆戦死や終戦後にそのまま除隊ですしね」

「そうやな」

そして神谷さんは一枚の集合写真を取り出していう。

「藤井、坂上、水瀬隊長。それに真田整備班長がいたからあの戦いをぶじにだよなぁ」

「ですね。初めは空輸任務が主体だったのになし崩しで戦闘部隊にですからねぇ」

そして私たちはかつての戦いに思いをはせるのである。

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プロローグ
1947年11月下旬各務ヶ原飛行場「ここでいいんだよな。しかしながら何故私に白羽の矢がたったのだろうか。一応航空技術廠のテストパイロットとしての籍はあるけれど女子のあたしがよばれるとはね」私の名前は瑞雲 ユキ《みずも》一応大日本帝国統合空軍所属の戦闘機パイロットでありテストパイロットでもあるね。明日私は新型実験機に乗り誰も超えたことがない音の壁を超えるための操縦手としてよばれたわね。まあ、軍にはほかにも技量甲を持つテストパイロットは多数いるけれどこの機材で音の壁を越えようとしたものは皆殉職した。それで、向こう側もしり込みしたのか天涯孤独のパイロットをということであたしが選ばれたようね。まあ、女子パイロットでエースクラスのパイロットは多数いたけれど、大部分は終戦後家庭をもってそのまま第三種戦傷でじょたいしていったわね。ま、あたしならば天涯孤独だから万が一殉職したとしても、遺族年金や弔慰金を受け取る人間もいないから軍部にとってはとても都合のいい人材ということになるのよね。そんな感じで格納庫に入って機材を見ていると後ろから声をかけれられた。「ユキやんか。あんたが明日のテストパイロットなんか」「ええ。神谷隊長も無事で何よりですよ」関西なまりの女性が私の後ろから声をかけてきてそして飛びついてくる。彼女の名前は神谷晴子(かみやはるこ)先の戦争で私の隊長としていたひとである。いわば戦友ともいえる関係かな。それはともかく私は彼女に尋ねる。「そうやな。あんたも無事にもどれたんやもんな」「そうですね。で、神谷隊長は今でも戦技教官ですか」私の問いに彼女は答える。「ん。あたしは第一線を引退して今はひよこたちを育てているよ」彼女はそういうと別の格納庫に案内してくれて、赤とんぼこと「九五中練」が数多くならんでいたのである。「で、隣の建屋にある機材があんたが明日音の壁を破るためにある新型試作機や安心しい。もしもあんたが逝っても骨は拾ってやるさかい」「ありがとね」「なんや随分とみずくさいやないか。ウチとあんたの仲やないの」「まあ、そうですが、一応、貴方が先任ですので」「さよか。まあ積もる話もあるし今夜は一杯といいたいけれど明日飛行があるから飲酒は厳禁やったな。その辺も随分と変わったなぁ」「ですね」そんな感じで神谷さんの部屋に厄介となることになった。「あ
last updateÚltima atualização : 2026-05-16
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天使隊に配属となる
 1940年2月私の名前は瑞雲ユキ。天涯孤独の18歳の女性ね。まあ、身寄りがなく貧乏な女性が通る道なんて大体、どこぞの御大尽様のお妾になるか娼館で娼婦になるかカフェか女工になるかのどれかが一般的なんだけれど、私はどうやら人並外れた体格と頭脳があった上に陸軍も海軍共に女子の兵隊志願を開始していたので、私はダメ元で陸軍の入隊事務所に行って入隊を志願したわ。そしたら採用試験の案内をもらったわね。で、そのことを養父母に話すと二人とも厄介払いができるとばかりに喜んで同意書に署名と捺印をしてくれたわ。なんでも相当な器量よしだから適当に言って女衒に売り飛ばそうとしていたと言っていたのを聞いたわね。まあ、それはともかく志願倍率400倍というとても狭き門だったけれど、私は学科をクリアして体格試験もクリアしたわね。なお、その時の身体測定で身長162cm、胸囲92腹回り58尻回り89という当時の日本人離れしたスタイルだったね。そして北海道だったので青森の訓練所で兵隊としての基礎訓練を3か月行ったわね。まあ、女子兵といっても貴重な子供を産むための人間ということで配属される場所は補給、整備、衛生、通信、需品、主計といった男子兵がやるのは惜しいような部署に女子を回そうという算段だったようね。で、私は通信をきぼうしていたけれど、書類の手違いなのかどう間違えたかわからないけれど、私は航空科に配属されてそこで飛行機の基本構造から通信機の使い方や航法といった飛行に関する知識を学んだわね。そして訓練所であたしは戦闘機搭乗員の適正有と判断されて戦闘機の訓練をおこなうことになったわ。基本的な飛行から始まり、計器飛行、計器航法、射撃、爆撃、特殊飛行といった戦闘機乗りにとっての基本的な飛行訓練を行って飛行時間は500時間を超えたわね。そして1943年に私は飛行訓練生を卒業し福生基地に配属が決まったわね。そして福生基地のピストにて配属を申告したけれど、私が配属された部隊は遠征する部隊ということだったそうよ。「瑞雲ユキ伍長。本日付けをもって福生基地に配属となります」「ご苦労。私が水瀬暁子少佐である。休め。君は女子航空輸送中隊通称「天使隊」の配属となる。まあ、機材の空輸任務が主体となるが機材輸送も立派な任務である。ところで資料を見たが君は航空母艦への着艦技能をもっているそうだな」「はい。練習空
last updateÚltima atualização : 2026-05-16
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天使隊イギリスに行く前編
私の名前は瑞雲ユキ。天使隊に配属されて小隊メンバーと顔合わせが終わり、小隊の編成となった。で、小隊長が神谷少尉。二番機が藤井曹長、三番機が坂上曹長、四番機が私という編成になったね。まあ、その辺は新兵故にということになるかな。そして私が配属された第一小隊以下4つの小隊に整備班60名と中隊長の水瀬少佐が付くという編成となる。で、肝心の機材になるけれど今までの百式戦闘機ではなく、新型の川崎航空機工業製造の水冷エンジン搭載の3式戦闘機を使う部隊になるね。そしてその機材を見るべく格納庫に行ってその機材を見た時とても美しい機材と感じたね。「どうかしら、今までの機体とはちがって先端がすっきりとしてるでしょ、エンジンはイギリスのスピットファイアと同じロールスロイスマーリンを搭載した水冷エンジンだ。水平飛行で時速680は出る急降下制限速度が1000キロまでは保障する。それ以上は空気の圧縮性による壁ができてバラバラになる。私が整備班長の真田少尉だ。まあ、ここでは階級はどうでもいい。どうせ寄せ集めの機材輸送部隊だからな。何か質問はあるか」班長の問いに私が訪ねる。「その、我々はイギリスへ向かうと聞きました。どうやってはこぶのですが。完成品を飛ばしてイギリスまで空輸ですかそれとも分解して船にですか空母で運ぶにしてもこの機体には着艦用のフックがありませんので」「うむ。着艦用フックは格納式で後部にある。今回輸送する機材は60機だ。そのうち予備を含めて20機を完成した形で空母で運び残りはコンテナに詰めて輸送船で運ぶ予定となってる。ほかに質問は」隊長が質問する。「こいつの足の長さと速度がそれと武装が知りたい」「こいつの航続距離は増槽無しで1450キロ増槽をつければ2400キロは飛べる。武装はこの機体は甲型だから12,7mm機関銃6丁とロケット弾12発ないしは250キロ爆弾2個搭載可能だ。故に爆撃機の護衛から制空戦闘、地上攻撃と幅広く対応可能だ。あと、現地改修可能な余裕もあるぞ。最高速度は時速680キロになる。問題は翼面荷重が高いので今までの格闘戦ではなく一撃離脱の戦法で戦わないと不利になる。ってどうやら君
last updateÚltima atualização : 2026-05-17
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天使隊イギリスに行く中編
1943年 4月30日 空母白鷹にて4月10日我々は空母白鷹に配属されそこで訓練を兼ねた空中哨戒任務に励んでいた。戦局の方は一進一退を繰り返している状況でありマーシャル諸島を奪われるも、豪州~本土、本土~南方航路の被害は少ないそうだ。どうやら、南シナ海、太平洋、インド洋につながる海峡に機雷をばらまいたことで敵潜水艦の侵入が困難となったのが大きい。そして護送船団方式による輸送船の護衛やタンカー改造型護衛空母による対空、対潜哨戒と旧型爆撃機による対潜哨戒によって敵潜水艦を狩っているので被害は少なくなっているようだ。そして船はすでにマラッカ海峡を超えベンガル湾に入ったところね。まあ、毎日哨戒飛行を行っているけれどそれでもベンガル湾に入ってから敵の潜水艦を何隻か発見し攻撃するも撃沈未確認だったりしていたわね。で、翌日から低気圧が近づいているとのことで哨戒飛行は中止になったけれど甲板上につなぎ止めている飛行機の固定を更に強化して嵐に備える作業をしていたわね。で、その日の夜から嵐で私もそうだけど小隊のメンバーは洗面器やらバケツが手放せなくなったわね。5月10日空母白鷹10日近く低気圧の中を航行したけれど船はインド南端を周りいよいよ敵もうようよいるアラビア海に入ったわね。で、今日も哨戒飛行をしていたが敵重爆撃機の編隊を発見し船団が見つかると厄介なので撃墜命令が下った。それが私nお思いがけない初陣となったわね。で、結果だけど私は初陣ゆえにというか敵を一機落としたのは良かったけれど弾を撃ちきってしまっていたのよ。それも初弾を装填するのを忘れて慌てて入れたときには距離50前後まで近づいていて無我夢中で撃ったら当たったというオチだったのよ。「黒百合。初陣にしちゃあ上出来。戦果はどうや」と隊長からの無線機が入る。そして結果は「バラ1機撃墜」「桜撃墜1」「黒百合撃墜1です」「そうか敵さんも偵察にしては編隊を組んでるのは妙やな。まあ、うちは2機撃墜や。燃料も弾薬も少ないから引き上げるで~」「「「了解」」」という感じで私の初陣はそんな感じでしたね。まあ、敵味方の制空権が確立されていない海域だからということになるのかな。5月15日 アラビア海上空そして数日後の哨戒飛行中に私たちは高度5000を哨戒飛行していると敵戦闘機部隊を見つけたね。「クロユリよりサケへ。11
last updateÚltima atualização : 2026-05-18
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天使隊イギリスに行く後編
6月1日 アレクサンドリア 本日付けをもって私は伍長から軍曹に昇進した。航空機搭乗員ということと戦時昇進ということで昇進した。中隊長は昇進できなかったけれど、私を含めた下士官は一階級昇進できたね。「小隊長。中尉昇進おめでとうございます」と私が言うと隊長は言う。「ユキありがとうな。それにしても開戦前に飛行機搭乗員をしていたときは伍長やったけれど今では士官それも中尉殿になったしなぁ。まあ、一応あたしも士官ということで士官用食堂やら居住区やけどな。イギリスはうちらの海軍様の親みたいなところやしな。あんたも昇進して軍曹やったな」「はい。お給金の基礎が増えるのはうれしいのですが、問題はその使い道があまりないのがですねぇ」「まあ、戦時下やさかいな。それはともかく明日にはイギリスに向けて出港するさかいな。中隊長は出港する空母に乗り込んでやけど、うちらは飛行場から飛び立ってアレクサンドリア沖合で空母に着艦の予定や。明日も早いさかい休んどき」「はい。では休ませてもらいます」という感じで私は隊長との会話を切り上げて兵員室の釣り床《ハンモック》に入って明日に備えて休むことにした。6月2日 アレクサンドリア沖合20km 高度3000私たち16機は空母ビクトリアスに着艦しロイヤルネイビーに居候という形で厄介になることになった。まあ、下士官であったがジャパンアーミーエアスコードロンという形であったので予備の兵員室を充てがわれそこで寝起きすることになった。まあ、日々の勤務はほとんど変わらず小隊単位で哨戒飛行と上空援護や舟艇攻撃任務も加わった。私は地上攻撃の成績はよくなかったが分隊長の藤井さんがすごく敵魚雷艇40隻以上を撃破していたりしていた。私はイタリア空軍やドイツ空軍の戦闘機、爆撃機を合せて5機以上落としていたりしてた。船はジブラルタル海峡を渡り大西洋に出たがそこでは潜水艦狩りと敵の大型機との交戦となった。とくに大西洋に出た途端に米軍のB24が哨戒機として飛んでいて私たちの小隊たちとの交戦となるもほとんど火も吹かずに逃げれられてばかりであった。6月10日ポーツマス沖 私たち小隊は敵重爆撃機に12,7ミリの機銃では歯が立たないということで整備班長の真田さんが破損したシーファイアの20ミリを移植した乙型を提案し。私が乗ることになった。実は先日の戦闘で敵重爆に撃たれて
last updateÚltima atualização : 2026-05-22
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イギリス本土防空戦編 第一話 嵐の前の静けさ
1944年イギリス私の名前は瑞雲ユキ。1944年の一月をもって私は曹長に出世した。まあ、イギリス空軍では特務少尉扱いだったのが本国での問題もあり下士官だった私は相当早いスピード出世となったわね。天使隊の活動も順調だけど最近輸送中に偵察任務に来る米軍のP51となる戦闘機と交戦することが多くなってきた。どうやらグリフォンエンジン搭載のスピットファイア16型で互角。私たちの3式もほぼ互角というとんでもない飛行機をアメリカはドイツに貸与したようだ。まあ、私たちも空輸中に襲われたりして交戦することもあったけれどなんとか戦力の拡充を図っているところだ。で、イギリス空軍で改修された川崎 三式戦闘機「飛燕」丙型。イギリス名スワローC型は重爆撃機迎撃用として20ミリ機銃6丁、12連装空対空ロケット弾4基搭載した重武装型とも言えるタイプでエンジンはロールスロイスマーリン1600馬力のエンジンが搭載されているわね。ただ、問題は燃料消費量がその分ふえて航続距離は1000キロ前後まで落ちちゃったところかな。ただ、2段4速機械式過給器と排気タービン式過給器、亜酸化窒素注入により上昇力が向上し実用限度高度が12500。高度10000でも速度650キロはあるのである意味高高度迎撃機に生まれ変わったわけね。私も輸送した時に今までの川崎 三式戦闘機「飛燕」とは比べ物にならない機体だということを確信したわね。そしてその頃からアメリカが新型爆撃機の開発に成功し日本本国上空でも九州あたりで偵察のためか単騎で飛来するようになったという情報が入ってきていた。まあ、本国の方は高高度専用迎撃機があるのかどうなのかわからないけどね。で、イギリス空軍でも敵重爆撃機が高度10000を悠々と飛来しスピットやスワローの迎撃に出ても猛烈な弾幕に苦戦しているとう情報がはいっているようだ。まあ、これはいよいよイギリスでも戦いになるのかもね・・・。
last updateÚltima atualização : 2026-05-23
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イギリス本土防空戦編 第二話天使隊が壊滅的損害を受ける
1944年 3月20日 イギリス本土上空3000M今日この日は我々天使隊にとって最悪の日となってしまった。いつものようにグラスゴーの工場から出来上がった機材をロンドン近郊のタングミア飛行場への機材空輸任務中に断雲に隠れていた敵戦闘機部隊の奇襲を受けたのである。その様子をここに伝える。「あかん。全員増槽を落として散開。敵機襲来や」隊長からの無線を聞いた私たちはとっさに増槽を落としてそれぞれに回避行動に移るも敵の方が上手だったよ。敵機の銃撃をどうにか回避したと思ったけれど、遅かったみたいでコックピット周辺の被弾は避けたけれど、エンジン回りや燃料タンクに相当被弾したようでエンジンから出火しエンジンオイルに引火を確認したのでこれは緊急事態ということで即座に緊急脱出レバーを引いてキャノピーレールに仕込まれた火薬が爆発しキャノピーを飛ばして高度1000以上だったので私は躊躇なく脱出しパラシュートを開いたわね。周りを見てみると私以外に分隊長も脱出に成功したけれど後の一機は脱出できずに地面に突っ込んだわね。他の編隊を見ると乱戦状態で次々と火を噴いて落とされて逝っている様子をみていたわ。そして無事に畑に無事に降下した私はパラシュートのハーネスを外し生存袋から護身用の拳銃とナイフを取り出して味方が降下した場所に向かうことにした。そこで坂上曹長と再会出来たのは良かったんだけどね。「ああ。ユキかあんたは無事で良かった。あたしはこのとおりさね。どうやら落下の際に固い地盤に落ちたみたいでね。折れたみたいだ動けそうもない」「黙って。今、手当をしますね」そう言って私は生存袋からモルヒネと衛生包帯とガーゼ、サルファ剤をとりだしまずは傷を水筒の水で洗いその後サルファ剤を振りかけガーゼと包帯で傷を保護しその後モルヒネを一発投与し楽になった所で添え木を当てた。で、近くの農夫たちもやってきたので私たちは味方であると伝えてけが人がいると伝え、そして墜落現場に私も行くとそこには消し炭の焼死体となった藤井准尉がコックピットに収まっていた。「酷いな。燃え尽きたみたいだが・・・。あんたのチームの一員かい」「ええ。そうです。2番機の人でした。機材空輸中に襲われて風防が飛ばずにこれじゃあね・・・」そういいつつ私は認識票を回収し遺体は荷馬車に乗せられ私たちも同行しリーズの街へと向かった。
last updateÚltima atualização : 2026-05-23
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イギリス本土防空戦編 第三話天使隊改めケルビム隊の任務が始まる
1944年 4月大日本帝国陸軍航空隊に所属していた我々天使隊であったが先日の空輸任務中の襲撃により部隊は事実上の壊滅状態となり作戦続行不可能という状況に陥った。そこで、欧州派遣司令部は天使隊以下空輸部隊をRAFの指揮下に編入させるという決定を下し、我々天使隊はRAFに編入されケルビム隊と名を改められ補充のパイロットもやってきた。私はそれに伴って少尉に昇進となったわね。まあ、イギリス空軍というのは下士官の飛行機乗りはいるがそれは重爆の搭乗員だったりしてパイロットは事実上士官のみという状況であったので下士官だった私たちは自動的に戦時昇進ということでイギリス空軍少尉という階級を与えられたわけよ。まあ、事実上義勇兵扱いになるかな。で、空輸任務もあるけれどそれは第3、第4小隊がメインに行うことになり私たち第一小隊はイギリス本土へと襲ってくる敵機の迎撃任務に回されることになったわね。私の愛機はイギリスで作られたスワローC型に夜間戦闘用にレーダーポッドを搭載したタイプが受領されたわね。隊長たちも同じタイプが受領されたよ。そして1944年4月にドイツ、アメリカ連合軍はイギリスを再び屈服させるべくB17、B24に加えて新型爆撃機B29を投入しその護衛に新型のP51マスタングという戦爆連合約500機がイギリス本土に複数箇所同時に来襲してきた。私たちも基地で待機中に空軍の防空指揮所からの迎撃警報を受けて直ちに待機所から基地のエプロンへと移動し大急ぎで事前点検をして整備兵に手伝ってもらいながらパラシュートや座席ベルトの固定を行い機体のエンジンを始動させて緊急発進の手順通りに行い。即座に車輪止めを外すように整備兵に指示し小隊長を先頭に私も左後方に機を移動させスロットルを全開にして即座に離陸していた。そして隊内無線が入る「小隊長や。皆いるか」「「「はい。全員います」」」「おっしゃ。それじゃあ。あんたらの無線はすべて受信にしておくんやで」そして迎撃管制本部から通信が入る。「ケルビム隊はエンジェル35で待機せよ」という通信が入り私たちは直ちに高度35000フィートの上空へと上がっていた。ちなみに35000フィートというとメートル換算で概ね高度一万以上の上空となるわね。規定通り高度15000フィートを超えたところで酸素マスクを装備しボンベのコックを開いて酸素の供給
last updateÚltima atualização : 2026-05-23
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イギリス本土防空戦編第四話 ケルビム隊に特殊任務が与えられる
1944年 5月イギリス ロンドン近郊の飛行場5月30日この日の夕刻我々ケルビム隊第一小隊は機材損傷で飛べない状況となっていたが夕刻に司令部より私と小隊長のふたりが呼び出された。「瑞雲ユキ少尉入ります」「神谷晴子大尉入るで。ところで司令ウチラふたりを呼んだ理由というのを聞かせてもらおうかね」「うむ。君たちは夜間飛行は可能だったな」「一応、迎撃もしたことはあるけれどでも、単発機の川崎 三式戦闘機「飛燕」で夜間迎撃はちと困難だけどなぁ」「それはいいが。実はな。今夜フランスからドイツ空軍の技術将校と科学者が亡命を希望しているのだ。で、その手土産として新型ジェット機の設計図1式とジェットエンジンの設計図や新型翼等の実験データを手土産にこの戦争の終わらせる手掛かりにしたいそうだ。そして我が大英帝国軍はその要請を引き受けることになった。そして、フランス沿岸から我が軍のモスキートが飛び立つよていだ。で、諸君たちにその護衛任務をしてもらいたい。何か質問は」司令の問いに小隊長の大尉が尋ねる。「うちらの機材は今、エンジンをやられて飛べない状況やけど機材は何を使うん」「機材の方は大丈夫だ。今整備の連中がエンジン換装作業をしてる。出撃までには間に合う」「そうですか。もう一つ質問やけど敵さんも当然追撃するだろうからそれを容赦なく打ち落とせばいいんやな」「そうだ。君たちのスワローC型にグリフォンエンジンを搭載させた。カスタム機を用意させる。機はハンガーにある。他に必要なものがあれば整備に言いたまえ」「わかりました。それでは」そんな感じで私たちは整備ハンガーに行くとそこでは整備班長の真田さんが作業していた。「あ。神谷に瑞雲か。君たちの機体は私たちがきっちりと改造したぞ。エンジンはスピットファイア15型から移植したグリフォンエンジン2300馬力に上げおまけに排気過給タービンに亜酸化窒素注入で高度13000で速度720は行けるぞ。まあ、テストはまだだがいけるはずだ。武装は20ミリ機関砲6門1800発が装備している。あと翼下にレーダーポッドを装備しているから夜間戦闘機としてもつかえるがな。で、ほかに何かいるものはあるか」で、隊長がいう。「そうやな。アルミ箔か錫箔あるかい。できればそれにマグネシュウムをまぶしたものをポッドにして投下できるようにしたいんやけど出来るか」
last updateÚltima atualização : 2026-05-25
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イギリス本土防空戦編 第五話 敵地脱出
私の名前は瑞雲 ユキ。今私はフランス本土にある飛行場からジェットを奪って脱出しようとしてるところである。現地にいたSAS隊員の協力の元、敵飛行場から新型ジェット機を奪ってイギリス本土への帰還を考えそれを実行したのである。それは無事に成功し今我々は一路ロンドンに向かって飛行しているのである。そして隊内無線が入る。「どうやらジェットの送り狼は無いみたいやな。弾薬庫や燃料庫に格納庫を爆破したからしばらく基地の使用は無理やろうな」「ですね。ですが11時の方向に厄介な機体が来たようですぜ。新型のフォッケのようですが・・・」「そうやな。もしかしてウチラを味方と思ってるとか」「だといいのですが。どうやら私たちを基地に誘導しようとしているようですよ。爆発して逃げてきたと思っているようです。答えます」で、私は敵機はあの基地にとどまっていると伝える。そして誘導してくれる2機のフォッケの後方についてそのまま撃ち落とす。そして私たちは全速力でそのままドーバー海峡を越えることに成功はしたわね。そしてドーバー近郊で迎撃に来た英軍に対して”我は敵にあらず。撃つな”と言い。英軍が使用する無線周波数に切り替えありったけの通信で味方であることを伝える。そしてそのまま私たちは多数の英軍機に囲まれてドーバー近郊の飛行場へと下ろされ、そして多数の銃をもった兵隊に囲まれることになったわね。で、ドイツ語で風防を開けて両手を上げろと言ってきたと隊長からいわれて私もそのとおりにしたわね。で、私が英語で話すと奴らも何かを察したようで皆銃を下ろして敬礼していたわね。そして、胴体内部の場所にSASの隊員がいると伝えると、兵士たちはハッチを開けてなかにいた隊員を助け出しそのまま二人は救急車で運ばれ、私たちは事の次第を知りたい将校の尋問に答えることになった。「さて、事の次第を全て話してもらおうか」「ですが、機密任務故に詳しいことは離せませんよ」「構わん。概要だけでいい」「わかりました」そして私たちはドイツ軍の技術将校たちの亡命任務で輸送機の護衛を勤め上げ無事に英軍制空権内まで護衛に成功したが敵追撃機の交戦中に新型ジェットと遭遇して撃墜され、フランス領土に不時着。現地にいたSAS隊員と合流し彼らと協力して敵飛行場から新型ジェットの奪取に成功したということを基地司令につたえていた。
last updateÚltima atualização : 2026-05-26
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