Todos los capítulos de あなたのお嫁さんになりたいです!~そのザマァ、本当に必要ですか?~: Capítulo 41 - Capítulo 43

43 Capítulos

第41話 そのお友達、本当に真の友情ですか?

――ドンッ! オーウェンが怒りに任せて拳を激しく机に叩きつけた。 「どうして分かってくれないんだ!」 今回の裁定に対し、オーウェンは憤りを隠せない。 「父上も母上も貴族主義的で人の心を理解していない!」 荒れるオーウェンに気づかわしげな視線を向ける男達がいた。 「落ち着いてください殿下」 眼鏡を掛けた怜悧な印象を受ける青髪の美形――サイモン・ケセミカ。 ケセミカ宮中伯の長男であり幼少期は神童とおだてられ育った英才である。 だが、イーリヤやレーキに遅れを取り成績不振に陥った。その為、一時は家の期待に応えられないと悩み苦しんだものだ。 そんな彼に人の価値は学業だけではなく、能力は学校の成績だけでは測れないと気づかせてくれたのがアイリスである。 「そうだぜ、俺達は最後まで殿下の味方だ」 赤髪の精悍な美丈夫であるクライン・キーノンは騎士を目指す裏表の無い真っ直ぐな少年だ。しかし、彼の強い正義感が裏目に出て騎士クラス内で孤立していた。 そんな愚直な性格も素敵なのだとアイリスに誉められ立ち直れた。 「ケヴィン先輩は心配だけど、まだ猶予はあるんじゃないかな」 実年齢よりちょっと幼なく見える白銀の髪と赤い瞳のアルビノの少年コニール・ニルゲ。彼はオーウェンの婚約者イーリヤ・ニルゲの義弟である。 彼は能力を買われて分家より養子となった。しかし、背も低く実年齢よりも幼く見える童顔のせいで侮られ、自分の容姿に強いコンプレックスを抱いていたショタ系美少年である。 アイリスは容姿で差別す
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第42話 その侯爵夫人、思い込み激しくないですか?

――ガッシャーーーンッ!!! 茶器が床に叩きつけられ、無残に砕けて散った。 この部屋の主が大事にしていたオーダーメイドの高級品だったのだが。もっとも、金の模様が過多でなんとも品がない。 「キャッ!?」 間近に控えていた侍女が短い悲鳴を上げた。 これまた高級そうだが派手な色合いでけばけばしい絨毯の上に飛散する茶器を前に彼女は震えた。 「ケヴィンがいったい何をしたって言うのよ!」 この部屋の主人であるセギュル夫人がまたいつもの癇癪を起こしたのである。 「あの子はただ自分の恋人の窮地を救おうとしただけじゃない!」 セギュル夫人はケヴィンの言い分を無条件に信じていた。だから、悪いのはエーリックだと疑いもしていないらしい。 「それなのに、どうしてケヴィンだけが罰を受けなきゃいけないの!?」 実際には継承権剥奪の危機に陥っているオーウェンが一番重い罰を受けている。だが、彼の罰には執行猶予がついており、今回の件でケヴィンだけが理不尽に虐げられているようにセギュル夫人には思えた。 「こんなの王妃の横暴じゃない!」 我が子だけが不当に罰を受けている――それがセギュル夫人の歪んだ認識なのであった。 イライラしてセギュル夫人は親指の爪を噛む。 「オーウェン殿下やエーリック殿下には何のお咎めもなく、ケヴィンだけに処分を下したのは王家にセギュル家を貶める目的があるんじゃないの?」 もともとエーリックは自分の婚約者を守っただけで何の咎もないし、オーウェンにしても多少横柄ではあったが罪を犯したわけでは
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第43話 その公爵令嬢、何か隠していませんか?

ケヴィンの件が片付き、晴れ晴れとした気分で学園にウェルシェは登校した。 「ご機嫌よう、ウェルシェ・グロラッハ様」 そこで彼女を待っていたのは、普段は校内で見かけない美女であった。 イーリヤ・ニルゲ公爵令嬢―― 黒い髪に赤い瞳、精巧な人形のように整った顔、女は嫉視し男は見惚れる起伏のあるプロポーション。一度その姿を目にすれば絶対に忘れられない絶世の美女。 オーウェンのテコ入れの為にもウェルシェも近いうちに接触をしようと思っていた相手だ。 (これは好都合ね) ウェルシェは内心でにんまり笑った。イーリヤは格上の相手だけに、どう接触しようか思案していたところなので、手間が省けた。 「これはイーリヤ・ニルゲ様、ご挨拶痛み入ります」「将来は姉妹になるのだしイーリヤで良いわ」「では、私のこともウェルシェとお呼びくださいませ」 しかも、望外にも名前を呼ぶ許可まで貰えた。これで今後は接触がしやすくなる。 「本当はもっと早くにあなたと会いたかったのだけど……」「あなた様はとてもお忙しい身。取るに足りぬ私などをお気に留めていただけただけでも光栄でございますわ」 イーリヤはふっと笑みを零した。見惚れるほどの妖艶な美しさだ。 「ウェルシェが取るに足りなかったら、この学園のほぼ全員がつまらない人間になってしまうわ」「まさか……私のような非才の身など……」「謙遜も過ぎれば嫌味よ」 (いやいや、公爵令嬢でありながら文武両道、魔力量甚大、努力の人で商才まである絶世の美女相手に何をど
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