Todos los capítulos de あなたのお嫁さんになりたいです!~そのザマァ、本当に必要ですか?~: Capítulo 21 - Capítulo 23

23 Capítulos

第21話 この腹黒令嬢、やりすぎじゃないですか?

「うふふ、なかなか良い拾い物だったわ」 レーキやジョウジを始め、オーウェンの不興を買った優秀な者達を傘下に収めたウェルシェはホクホクだ。 「レーキ様やジョウジ様だけじゃなく、他のメンツも優良物件揃いだったわ。味方につけて百利あって一害なしよ」「ホントにそうそうたる顔ぶれですね」 よくもまあ集めたものだとカミラも素直に感心した。 「オーウェン殿下は手中にある本物の宝がわからなかったのですね」 だが、それは同時に次期国王が優秀な頭脳を見抜けなかったことの証明となってしまった。 「特にシキン伯爵家を冷遇するなどオーウェン殿下の正気を疑います」 シキン伯爵家は『貴族の良心』と呼ばれるほど、貴族の矜持と義務に真摯な一族なのだ。誠実である一点において政敵でさえ認めざるを得ない。ゆえに伯爵家でありながら、その発言力は絶大である。 嫡男のジョウジを遠ざけるなど、オーウェンは後ろ暗いところがあると公言しているようなものだ。事実、彼は浮気の真っ最中である。 「彼らの価値が分からないのは、オーウェン殿下だけではないけどね」 現在、学園でレーキやジョウジは生徒達から敬遠されている。誰もオーウェン殿下の不興を買いたくないからだろう。 「困っている時こそ恩は最大高値で売れるのよ」 もっともウェルシェからすれば、これほど美味しい状況はない。 「……そんな腹黒な発想ができる令嬢はお嬢様だけです」「まあ普通なら、どちらの味方をするかと問われれば、王子に傾くのは分からなくもないけど」 彼らはまだ若く未熟だ。目先の権力にしか目が行かずシキン家が伯
Leer más

第22話 その王妃様、ホント気苦労が多くないですか?

王都の東に位置する王城の中には、瀟洒なガラス張りの温室がある。 そこでは社交界で知られた夫人達が集う恒例のお茶会が催されていた。 その会場の中心に設置されたテーブルで二人の美女が談笑していた。主催者の王妃オルメリアと側妃エレオノーラである。 黄金色に輝く髪に、理知を湛える青い瞳の美女オルメリアは参加している顔ぶれを確認して一つ頷いた。今日も社交界に影響力を持つそうそうたる面々が揃っている。 「今日の会にはウェルシェを招いているの」 二児の母であるオルメリアは歳を感じさせない美しい笑貌を隣に座る側妃エレオノーラに向けた。 「まあ! それは本当?」 エレオノーラはまあっと花の咲くような笑顔を見せた。海を思わせる鮮やかな青い髪と瞳を持つ彼女の容貌は、国王の寵愛を受けるだけあってとても愛らしい。 「エーリックったら婚約者に合わせてくれないのよ」 そう言ってぷくりとムクれるエレオノーラには、十代の息子がいるとは思えぬあどけない可愛らしさがある。 「メリー様が羨ましいわ。妃教育で息子の婚約者と仲良くしているのでしょう?」 メリーはオルメリアの愛称で、国王とエレオノーラしか呼ぶのを許されていない。逆にオルメリアはエレオノーラをエレンと呼んでいる。 「そんな良いものでもないわ。あの娘には避けられていて妃教育以外では顔を出してくれないもの」  エレオノーラの幼い仕草にオルメリアは苦笑いした。 「今日だって参加を断られているしね」「若い子にとっておばさんとのお茶会は煙たいものなのかしら?」
Leer más

第23話 そのサロン、いよいよ真打登場ですか?

「はぁ……」 思考の沼にはまったオルメリアは無意識にため息を漏らしてしまった。 「どうかされましたか?」「えっ、ああ、ごめんなさい」 そんな彼女を心配して声を掛けるエレオノーラは本当に人の好い性格をしている。だから政敵であるはずの彼女をオルメリアは嫌えない。 (ううん、むしろ私はエレンのことが好きなのよね) 伯爵令嬢であったエレオノーラは現国王と熱愛の末に側妃となった経緯がある。普通なら王妃オルメリアとの間に軋轢を生じていてもおかしくなかった。 (エレンは良い子なのよねぇ) ところがエレオノーラは権力に頓着しない性格な上に、何故かオルメリアに良く懐いていた。その仲の良さは夫である国王が嫉妬するほどなのだから相当なものである。 (それに、いつまでも可愛いし) 思わず若い時にしていたように頭をよしよしと撫でると、エレオノーラは嬉しそうに破顔した。 「うふふふ、もうメリー様ったら」 そんなエレオノーラには随分と振り回されたものだが、自分を姉の如く慕ってくるエレオノーラにいつの間にか絆されてしまっていた。 「エレンが羨ましいわ」「私が?」 エレオノーラは目をぱちくりとさせた。 「メリー様の方がずっと美人で頭も良いのに、私の何に羨ましがるんです?」「エーリックは良い子に育っているでしょう」 (私はどこでオーウェンの教育を間違えたのかしら) 何がいけなかったのかと、彼女は悩んでしまう。
Leer más
ANTERIOR
123
ESCANEA EL CÓDIGO PARA LEER EN LA APP
DMCA.com Protection Status