月曜、夜斗は玲央に任された仕事を自宅でしていた。ちなみに玲央は会社で会議だ。コーヒーを淹れリビングでノートパソコンをカタカタと打ち込む。最初はいくら操作が出来ても難しいんじゃないかと思っていたが、まったくそんな事は無く、夜斗でもすぐにこなす事が出来る仕事であった。コーヒーを一口飲んだところで、インターフォンが鳴った。応対してみると、宅配業者のようであった。玲央が何か頼んだか?と思い応答すると、部屋のチャイムが鳴らされる。返事をして部屋の扉を開けるといきなり口を塞がれ部屋の中へと押し込まれる。「んー!!ふっんン!!」「シーだよ、夜斗。こんなに簡単に探し出せるなんて、京極 玲央も大したことないな。あんなバレバレな尾行にも気がつかないなんて」何故か現れたのはヨウタで、目がイってしまっていた。こんなヨウタは夜斗でも見た事がない。夜斗は必死に抵抗するが、ヨウタの怪力で身動きがとれないでいた。「この時間京極は会社だろう?なら絶好のチャンスだ。夜斗、いい子だからこの薬を飲んでおくれ」ヨウタはそう言うと、一粒の錠剤を口移しで飲ませてきた。吐き出そうとしたが、抵抗虚しく飲み込んでしまう。しばらくすると、身体中の力が抜け、眠気もやってきた。夜斗は寝てたまるかと耐えようとしたがその抵抗虚しく眠りに落ちてしまう。「やった......やったぞ!!これで夜斗はオレの物だ!!」そう言うとヨウタは夜斗を姫抱きし、部屋を後にする。会議が思いのほか長引いてしまい、夜斗の面倒を見てやることが出来なかった。今日は夜斗の好きな物を作ってご機嫌どりをしなくては。そう思いながらマンションへと帰って来ると、何やら嫌な予感がした。虫の知らせとでもいうことか。玲央は急いで部屋まで戻ると、大声で夜斗の名を呼んだ。「夜斗!!いるんだろう?!夜斗!!」しかし、夜斗からの返答は何もなく、静けさだけがその場を包み込んだ。「どこに行ったんだ......一人では出られないようにしていたのに......」玲央はインターフォンの記録をチェックすると不審な宅配業者の来訪があったようだ。その記録を見ている最中であった。非通知からの着信があった。「......もしもし」「京極 玲央だね?一昨日ぶり、かな?」「一体何の用だ?今貴様と話している暇など......」「夜斗、そこにいないんだろう?」「?!....
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