「耳でも聞こえないのか?」不機嫌なドラゴン鱗の男は吐き捨て、二人の友人の立ちふさがった。「誰が出ていっていいと許可した?」「ルーカス、俺にそいつを叩きのめさせろ」バーナードは目に強い意志を宿して提案した。魔王やその直属の高級魔族には敵わないかもしれない。だが、この傲慢なルーキーの魔族相手なら、一生忘れられないお仕置きを叩き込むことくらい容易かった。しかし、ルーカスは同意しなかった。「駄目だ、ベン。俺にやらせろ」と主張する。だがバーナードも譲らない。「嫌だね。この魔族は俺が片付ける。お前は座って見てろ。それに、久々に体を動かしたくてウズウズしてたんだ」「けど……」ルーカスはバーナードを引き寄せ、耳元で囁いた。「ベン、お前……昨日の夜、俺たちかなり激しくやっただろ。体を酷使して大丈夫なのか? 俺に任せてくれよ、な?」それでもバーナードは首を振った。「全く問題ない。戦士の力を100%使えないとしても、あのドヤ顔をボコボコにするには十分すぎる。だから、俺にやらせろ」説得を諦めたルーカスは、溜め息をついて彼の好きにさせるしかなかった。「で、殴られたくてウズウズしてるってわけか?」黒髪の男は邪悪な笑みを浮かべ、指の関節をポキポキと鳴らした。このドラゴン鱗のクソ魔族は、溜まりに溜まった鬱憤を晴らす格好のサンドバッグだった。「それは俺の台詞だ、人間。本当に俺と戦う気か? まあ、ボロボロになったお前の体を抱くのも一興だがな」魔族は下卑た視線を向けた。頭の中ではすでにバーナードを全裸に剥ぎ取っている。この威勢のいい筋肉質な人間の男を、過激な衣装のまま押し倒し、喘ぎ声とともに必死に命乞いをさせながら犯し尽くす……クソッ、想像しただけで待ちきれなかった。「で、どうやって戦うつもりだ?」黒髪の男が尋ねた。「一本目は武器ありだ」「なるほどな」黒髪の男は頷いた。「いいだろう」「槍は使えるか?」と魔族が問う。「剣の方が得意だ」とバーナードは答えた。そこでサ・アルロットという名のその魔族は、仲間のルーキーに自分の剣を渡すよう命じた。豚耳の魔族はすぐさまバーナードに向かって剣を投げつけた。バーナードは身じろぎもせず、避けようともしなかった。胸の前で腕を組んだまま、微動だにせず佇む。剣は垂直に落ち、その刃先が地面に突き刺さった。「よし、始めようか」サ・アルロッ
Última actualización : 2026-09-02 Leer más