「やー……こういっちゃなんだけどよ。須藤、お前ほんっとここまでするくらいだったんだな?」「我ながらどうしてと言うべきか、アプリの効果ってやべぇと言うべきか。お恥ずかしい限りです」 無事に退院できた先輩を家に招けば、設備を見るなりなんとも言えない顔をされた。「で、でででで、でもですね!? すっごく、練習環境として、さ、さいきょー! で、ですから、ね!?」「その通り過ぎるはそうだけどな? とりあえず、先に謝っとくわ。二人の愛の巣にお邪魔して悪いなって」「あいぃっ!? あ、ああああっ、あい、あいあい……」「……須藤?」 困ったような顔に変えて俺を見てくる先輩へと黙って首を横に振る。「ああいう事があった後だからってわけじゃないなら、良いんだけどさ」「葵のコレはもとからっす。つか、気にしてないって言わなかったの?」「うっ――い、言って、ません……はい。で、でででもっ! あ、アプリのせいだって、わかったし! ほんと気にして、ませんからっ!」「そっかよ。なら、ありがたい。でも改めて悪かった。どう償えばいいかわかんねぇけど、何かあったら力になるって約束するし、先んじて合宿終わりまでマジ全力で協力するから、友崎もよろしくな」 二人の関係に関してはどうにもならないとはならなくてよかった。 とりあえず俺としては背中に隠れながら会話されるのを何とかしないといけないと思いつつではあるが……先輩が気にしてないというよりは、気を使ってくれてるのもわかる。 多分、この三人で成果を出すためにはまずこの辺りを何とかしないといけないだろう。「先輩?」「おん?」 とはいえ、あまり問題にならないと思っていたりもする。「まずは、一緒にプレイしてみましょっか」「あぁ、そうだな。んじゃ、デバイス繋げてさせてもらうぞ? スペックは大丈夫そうだが、テストもしていいか?」「もちろんです」「あいよ」 中々の荷物になったプレイデバイスの設定をお願いする。 奮発したおかげか、このPCなら三人まで同時に接続しても大丈夫らしいが、正直詳しくはないので何とも言えないが。「葵」「ん? なにかな?」 先輩が少し離れたからか、自然体の葵へと振り返って。「いつも通りで大丈夫だ、少なくともプレイしている間は」「大丈夫って……えぇと?」「俺とのことだけ考えてりゃいいってことだよ。まず
Last Updated : 2026-07-23 Read more