カーストゲーム~学園底辺から成り上がり、俺を操っていた女に復讐しようとしたら最高の彼女が出来た件~

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last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-16
Oleh:  靴下 香Baru saja diperbarui
Bahasa: Japanese
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須藤達也は一目惚れした篠崎百合を追いかけeーsportsサークルへと所属している平凡な大学生だ いつものように篠崎のおねだりに奔走していた須藤だったが、ある日 「今からこの人とセックスするから、コンドームを買って来て」 と、おねだりされてしまう。 呆然としながらもコンビニでコンドームを買ってしまう須藤だったが レシートに印刷されていた「カーストアプリ」が目に留まりインストールしてみるとサークル内カースト100人中98位という底辺にいる自分が居た カーストアプリ所有者は下位の者へと命令を遵守させることが出来る このアプリによって操作されていたことを知った須藤は篠崎への復讐を誓い、カーストランキング上位を目指す

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Bab 1

共犯の始まり

 結局のところ、同じ穴の狢と言うべきなんだろう。

 アイツがどういう目的があってかはわからないし、知りたいとも思わない。

 だけどやっぱり俺と同じように何かしらの理由や目的があって、手段を問わないと心に決めている。

「カーストアプリ、か……」

 スマホに映っているアプリをぼんやりと眺めながら呟く。

 だってそうだろう? 未だに半信半疑な部分があることを否めない。

 いくつか条件はあるにしても、下位者に対して命令を遵守させることができる、なんて。

 ファンタジーやメルヘン、あるいはエロ漫画かなんかじゃないんだからって思うさ。

 ただ、それでも。

「す、須藤すどう、くん。お、またせ……えとその、ごめん」

「……いや」

 こうして、命令通りにバスタオル一枚で目の前に居る女、なんてのを見たら。

「焦らされた甲斐があった、とでも言うのかな。やっぱ友崎ともざき、エロイ身体してるよ。感動っつか、興奮する」

「や、やだ……あんまり、見ないで」

 信じざるを得ない。

 このアプリが本物だってことと、これで俺の……いや。

 俺たちの復讐が、現実的に可能となったっていう確信を。

「あ……」

「良いんだな?」

 腰かけていたベッドから立ち上がって、友崎の身体を軽く抱きしめる。

 サークルの隅でぼっちプレイに勤しむ根暗で地味な女ってイメージはとっくに何処かへ行った。

「う、ん。やっぱり、恩返し? えと、感謝の気持ちは、返すべき、だと思う、し」

 腕の中にいる友崎が抱きしめ返してくれた。

 タオル越しに感じる大きな胸の感触で、思わず下半身が熱くなってくる。

「あたしも、やっぱり許せないっていうか、んと、許したくない、許すべきじゃないと、思う、から」

「散々アイツと同じように、俺もアプリを利用して友崎で色々やったぞ?」

「さっきも聞いた、けど。それでも、だよ。結果的に悪用、ってわけじゃなかったし……あたしからも、望んだこと、だったし……何より」

「助けたように、見せかけてるだけかもしれないぞ?」

 復讐のためになら手段を厭わない。

 そう決めたはずだったし、悪人を貫こうなんて思ってもいた。

 にもかかわらずこうやって保身を気にするようなことを言ってしまうのは……自分の弱さを痛感してしまう。

 でも、友崎は。

「事実は、事実、だよ。共犯者、さん」

「……そっか、そうだったな」

 顔を見上げて、微笑んだ後、瞼を閉じてくれた。

「んっ……」

 唇から伝わってくる温かくて柔らかい感触が心地いい。

「い、いちおう、言っておくんだ、けど」

「うん」

 触れるだけのキスが終わって、離れた顔を覗いてみれば友崎は頬を真っ赤に染めていて。

「ふぁ、ファーストキス、だから、ね」

「……光栄、だよ。共犯者さん」

「ん、ふふ。もう……んっ♡」

 恋人でもなく好きな相手でもなかった、友崎葵ともざきあおいという女の子を。

 初めて愛おしいと思った共犯者を、今から抱けることを嬉しく思った。

「良いのか?」

「う、うん。い、いつも、シてもらって、ばっかりだったし、きょ、興味も、あった、から」

「……やっぱ友崎ってスケベだよな」

「う、うううう、うるさい、なぁ……」

 最後の一線は超えないまでも、こうして裸体をお互い曝け出して身体を重ね合ったことは何度もある。

 その時は大体俺が好き勝手に俺が友崎の身体を弄ってたって格好だったが、今は再びベッドに腰かけた俺の膝と膝に友崎が居た。

「あ、あと、えぇと、その」

「うん?」

「い、いつまでも、と、ともざきってよばれるのは、きょ、共犯者らしくない、っていうか、えと」

「葵」

 今更過ぎるかもしれないが、なんともまぁ可愛らしいものだ。

 ただ、あるいはずっと名前で呼ばれたかったのかも知れない。

 呼び捨ててみれば、目に見えてぱぁっと友崎……いや、葵は笑顔を浮かべて。

「葵、気持ち良くしてくれ」

「う、うんっ♡ が、がんばる、ね? 達也たつや、くん♡ んっ……」

 痛いくらいに勃起している俺のモノへ、小さくキスをした。

「い、いたく、ない?」

「気持ちいいよ」

「な、ならよか、った♡ へ、下手だと思う、けど。い、痛かったらいつでも、言って、ね?」

「うん。ありがとう」

 感謝と共に頭を撫でてみれば葵は蕩けたような微笑みを浮かべた後、小さく舌を出して。

「れ、ぇ……♡」

 肉棒の根元から先っぽまでを舐めあげてくれた。

「く、ぅ」

 思わず気持ちよさで声が漏れた、その瞬間大丈夫? って感じの目が向けられたから。

「大丈夫、ぞくぞくってして、思わず声が漏れた」

「ん、んふ♡ な、なら、もっと、するね♡」

 安心したように、嬉しそうに。

 そして言葉通り葵は根元から舐めあげるってのを何度も繰り返してくれる。

「や、ば……」

 いや、それだけじゃない。

 毎回パターンを変えてくるというか、俺が思わず腰を浮かせてしまったり、気持ちよさそうな反応をする度、そこへの刺激を変えてはもっと気持ちよくしてくれようとしてくれていた。

「ん、あぁっ♡ ふふ、かわいい、ね♡」

「う、うるさいな……」

「いい、よ♡ もっと、気持ちよく、なって♡」

 カリ裏を執拗に舐られる。

 にゅるにゅるとした感触が、亀頭の周りで踊っている。

 流石ソロプレイではマスタークラスの実力者、ってか?

 研究と実践は熱心で、何から何まで掴むのがお早いことで。

「ね、ねぇ?」

「な、なん、だよ、っくぅ」

 ふと舌の生温かい感触が離れた。

 離れたは良いけど、葵の指は俺のモノを扱いたままで気持ちがいいまま。

「そろそろ……食べちゃっても、いい?」

「た、食べる、って」

「さ、流石にファーストキスがおちんちん、って言うのはイヤだった、けど。もう、貰ってもらえた、し♡」

 そりゃつまり、なんだ。

「フェラチオ、してくれるって?」

「い、嫌なら、いい、んだけど」

 願ったり叶ったり、ってもんだよね。

「よ、よろしくお願いします」

「……ふふ♡ 別に、アプリ使ってた時みたいな達也くんもイヤじゃないよ? む、むしろ、あ、あたし的、には、えと、その」

 ……いやまぁなんだ、薄っすらと思ってたけど。

「マゾ気質、だなぁ」

「ひぅ♡ た、達也くんの、せい、だよ……うぅ♡」

 俺のせいにすんなっての、多分キミのは元々だよまったく。

「葵」

「っ……は、ひゃいっ」

 ちょっと強めに名前を呼べば、ぞくぞくと身体を震わせて、何かを期待するかのような目で見上げられたから。

「咥えろ」

「よ、よろこん、でぇ♡ はぁむっ♡」

 言うや否や、葵は勃起チンポを口へと招きこんだ。

「って、うおっ」

「んっ♡ んっ♡ ぷ、ぁ♡ はぁむっ♡ じゅるっ♡ んんぅっ♡ んんん~っ♡」

 やばい、ちょっとノせすぎた。

 さっきまでのでも結構やばかったのに、こんないきなり全開みたいな動きされたら。

「ちょ、あお、葵っ……ペース、ペース早いっ」

「んんぅっ♡ すごっ♡ すごいよぉ♡ おちんぽってこんな味、なんだぁ♡ あたし、これ♡ すきぃ♡ はぁむっ♡」

 あ、ダメだ聞いてないって言うか聞こえてない。

 やっぱ葵、スケベだよお前。

 どんだけ欲求ため込んでたんだ? そういやこの前一緒に葵の部屋で練習してた時ローターとかあったっけ?

「こぉの、むっつり女がっ!」

「んむぐっ♡」

 思わず葵の頭を掴んでしまった。

 掴んでしまったはいいけどなんか嬉しそうに腰をびくびくってさせたな? マゾ女がよぉ……はぁ。

 改めて助けられて、というか間に合って良かったよ。

 下手すりゃあのまま襲われてアヘ顔ダブルピースでもしてたかもしれないぞコイツ、んな姿見ないで済んでほんと良かったわ。

「ほ、らっ! しっかり、奉仕してくれ、よっ!」

「んぐっ♡ んんんぅっ♡ んじゅっ♡ じゅっ♡ んむぅっ♡ むふー……♡」

 ちょっとだけ涙が浮かんだ瞳で、こくこくと頷かれる。

 いいや、もうすぐにでもイっちまいそうだし、誤魔化すためにも。

「くっ、う……だ、すぞ? 射精、するぞ?」

「んぅっ♡ んんっ♡ んっ――んんんんっぅ♡♡♡」

「ぐっ――」

 あー……気持ちぃ。

 早漏にも程があるだろうが、勘弁してくれ、俺も大概初心者だ。

「んぐっ、ん、んんぅ♡」

「……おいおい、んな飲まなくても」

 ごくごくと飲みにくいだろうに喉を鳴らす葵に何処となく呆れながら。

「……ったく、どうしてこうなったのやら」

 賢者タイムならでは、なのだろうか。

 今までのことを、ぼんやりと思い返した。

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共犯の始まり
 結局のところ、同じ穴の狢と言うべきなんだろう。 アイツがどういう目的があってかはわからないし、知りたいとも思わない。 だけどやっぱり俺と同じように何かしらの理由や目的があって、手段を問わないと心に決めている。「カーストアプリ、か……」 スマホに映っているアプリをぼんやりと眺めながら呟く。 だってそうだろう? 未だに半信半疑な部分があることを否めない。 いくつか条件はあるにしても、下位者に対して命令を遵守させることができる、なんて。 ファンタジーやメルヘン、あるいはエロ漫画かなんかじゃないんだからって思うさ。 ただ、それでも。「す、須藤、くん。お、またせ……えとその、ごめん」「……いや」 こうして、命令通りにバスタオル一枚で目の前に居る女、なんてのを見たら。「焦らされた甲斐があった、とでも言うのかな。やっぱ友崎、エロイ身体してるよ。感動っつか、興奮する」「や、やだ……あんまり、見ないで」 信じざるを得ない。 このアプリが本物だってことと、これで俺の……いや。 俺たちの復讐が、現実的に可能となったっていう確信を。「あ……」「良いんだな?」 腰かけていたベッドから立ち上がって、友崎の身体を軽く抱きしめる。 サークルの隅でぼっちプレイに勤しむ根暗で地味な女ってイメージはとっくに何処かへ行った。「う、ん。やっぱり、恩返し? えと、感謝の気持ちは、返すべき、だと思う、し」 腕の中にいる友崎が抱きしめ返してくれた。 タオル越しに感じる大きな胸の感触で、思わず下半身が熱くなってくる。「あたしも、やっぱり許せないっていうか、んと、許したくない、許すべきじゃないと、思う、から」「散々アイツと同じように、俺もアプリを利用して友崎で色々やったぞ?」「さっきも聞いた、けど。それでも、だよ。結果的に悪用、ってわけじゃなかったし……あたしからも、望んだこと、だったし……何より」「助けたように、見せかけてるだけかもしれないぞ?」 復讐のためになら手段を厭わない。 そう決めたはずだったし、悪人を貫こうなんて思ってもいた。 にもかかわらずこうやって保身を気にするようなことを言ってしまうのは……自分の弱さを痛感してしまう。 でも、友崎は。「事実は、事実、だよ。共犯者、さん」「……そっか、そうだったな」 顔を
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-07-01
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使命と疑問
 俺には一つ、使命があった。「――あぁ! もっとこっち寄れって! マップ見えてんのか!? いけいけ今ならあたったら勝てるから! あーもうっ! GG!!」 「負けちゃったかー……けど、だいぶいい感じだったよね! 次は勝てるよ!」 この程度の相手に負けてしまって申し訳ないと、他のメンバーを慰めるように笑う篠崎さんに心の中で謝る。  けど、個人的にはいい動きは出来ていたと思うんだ。ちゃんと篠崎さんの動きを補助できるように動けたし、それは彼女の成績にも表れていた。 だったら、そう、彼女なら。「須藤君も、ごめんね? あれだけサポートしてくれたのに、上手く試合を決めきれなくて」 「い、いや! 全然、だよ。俺こそ、もっとうまくできたと思うし……」 やっぱり褒めてくれるんだ、そうとも彼女にとって俺は特別だから。「いやいや、違うだろ。須藤、お前サポートは良いけど全然こっちのアシストできてねぇからな? 篠崎のほう寄り過ぎて他のとこボロボロになってるから」 「それは、すみません。けど、篠崎さんを育てたほうが良いって思って」 「間違いじゃねぇけどさ……初心者にそこまで求めるってのもアレか。けど、もう2か月経ったんだしTPBRのセオリーくらいは覚えたほうが良いぞ」 先輩が仕方ねぇなって感じで言ってくれる、正直余計なお世話だと思う部分はあるが、篠崎さんへより良いサポートが出来るようになるためにも覚えたほうが良いかもしれない。 TPBR、正式名称はThe Path to Becoming a Ruleという世界的人気を誇るVRゲームだ。  オリンピックの中にこうしたゲームと言った種目が数えられるようになって何年経ったか、その中でもTPBRは頭一つ抜けて人気と知名度がある。「つっても大学生からプロを目指すわけでもなし、エンジョイするだけなら十分だと思うけどな」 「あっ! またそんなこと言って! 私、本気でプロ目指してますからね?」 「ははは。そうだな、篠崎ならもしかしたらイけるかもしれねぇな」 入学してから始めた俺にはいまいち想像できない話ではあるが。  大体プロになるのなら高校卒業と同時ってのが主流な中で、篠崎さんは今からプロを目指しているらしい。 憧れの人がそう言うのなら、俺も……頑張るべき、なんだろう。「先輩、な
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-07-01
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異変と異物
「っ! 誰!?」 中から聞こえた声は、やっぱり篠崎さんだった。 慌てたような感じと、何処となく安心したかのような……ってのは俺がそう思いたいだけなのかもしれないが。「……ごめん。邪魔、しちゃったな」「っ……須藤、くん」「あー……」 バツが悪そうに顔を背ける先輩と、目に見えてやっちゃったなんて表情をしている篠崎さんを前にしてどうすれば正解なのかがわからない。 見てみないフリ、知らなかったフリしながら去っておくべきだったのだろうとは思う。 そうすりゃこんな修羅場に介入せずに済んだのだろうに。「ひ、人が悪いな。そういう仲だったのなら、言ってくれたらよかったのに」 とりあえず、こんな感じが良いだろうか? 心は不思議と痛くなかった、もろに失恋したってシーンにも関わらず。 あるいは後から痛くなるのだろうか? そうだとするのなら、今この場くらいは気張っておくべきだろう。「いやほんと、邪魔して悪かったよ、先輩もすみません。けど、部室使うのは流石にどうかと思うっすよ?」「あ、あぁ……そう、だな。悪い、なんかこう、つい、我慢できなくなってさ。わかる、だろう?」 いやわかりたくねーっす。 つか何をわかればいいんすかね? 篠崎さん可愛いからつい我慢できなくなってとか? やー、俺にそこまでの度胸はないなぁ。 けど、なんだろ。「しょうがないっすねぇ。同じ男として、目ぇ瞑っとくすわ。だから明日の活動でぎくしゃくするとか勘弁っすよ?」「……わかった。悪いな、気を使わせて」「いえいえ、だいじょーぶっすよ!」 これでわざわざ興味もないゲームをやらずに済む、なんて考えが思い浮かんだ。 言っておいてなんだが、失恋もしたことだしサークルから抜けて、バスケサークルに行こうかななんて。 もしかしたら先輩が本気で悪いって顔してくれてるから救われたってのもあるかもしれない。 別に公言してたわけじゃないけど、俺が篠崎さんのことを好きだってのは知っていただろうし。「篠崎さんもごめん。けど、そういう人がいるなら教えてくれてもよかったと思うよ? いや、別に言う必要とかないかもだけど、勘違いしちゃうから、さ」「須藤、くん……?」 漫画かなんかじゃここで違うの! とか言われたりするんだろうか? 実は無理やり先輩に迫られてーとかなら……あぁ、そうだとしたのなら随分と救わ
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-07-02
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まっとうな悪人として
「う……」 スマホのホーム画面にカーストアプリというアイコンが出てきた瞬間に、めまいがした。「なん、だ……?」 ぐにゃりと世界が歪んで見えた。 見慣れた道から色が抜け落ちて、モノクロの世界になった。「は、ぁ……っぐ」 落ち着こう、こんなの意味が分からないしありえない。 小さく深呼吸をして、目を閉じる。 胃のほうからのぼって来た感触を堪えて、静かに呼吸を整えた後に目を開ければ。「……あれ?」 至って普通の景色がそこにあった。 あったが、なんだろう。 不思議と以前よりもすっきりと、視界がクリアに思える、ような。「あ……」 ふと、足元にさっき買ったばかりのコンドームが落ちていた。 いつの間に落としてしまっていたのか。そうだ、これを持って部室へと向かわなければ。「――なわけ、ないだろうが……っ!!」 ぐしゃりと踏みつけて潰した。 ポイ捨ては良くないだろうが、なんだろう。 あれほどこれを持って行かなきゃならないって思っていたはず、なのに。「あー……なんだろ、気分良いわ。めちゃくちゃ、すっきりしてる」 今はもう、どうでもいいと思えてしまっている。 いや、少し違うか? 今までの俺はどうしてしまっていたんだと思えるというか。「都合の良いパシリを使命って、バカかよ俺は」 あり得ない、どれだけ女に縁がなかったからって言い訳をしても、あり得ない。「くそっ!!」 プライドを傷つけられた、なんて大げさなことを言うつもりはないけれど。 改めてあり得ないと思うパシリっぷりをしてきたって言うのにこの仕打ちとか、流石に笑えないだろう。 俺はなんだ? 都合の良い玩具だったか? 「篠崎……!」 アイツは何を思って俺を玩具にしていたんだ? 滑稽だと笑いものにでも心の中でしていたか? だと、するのなら。「許さねぇ……」 全てアイツが悪いとまでは言わない。言いなりをそのまま受け入れていた俺も大概……って。「……あれ?」 どうして言いなりだったんだ? 恋は盲目だから仕方ない? んなわけあるか、どんだけ女に縁がなかったとしても、恋に恋するピュアボーイはとっくに卒業しているさ。 じゃあなんでだ? 一目惚れは認めよう、今となっては後悔どころの話じゃねぇけど、篠崎に目を奪われたのは事実だ。 つか、今なんで我に返れた? 振られるに等しいコトをさ
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-07-03
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握りつぶしたモノ
 カーストアプリが本物かを確かめる。 とは言ってもこのアプリが示すところ俺の順位は100位中の97位らしく、命令権が正しく機能するかどうかを確かめるための相手は限られていた。「友崎、葵さん……ね」 篠崎のランキングを見れたように、このアプリ内でサークル内の順位一覧は確認できる。 その中で一番下のランキングに位置しているのが友崎葵という女の子だった。「どういう評価でランキングが決められるんだろうな、これ」 98位、99位の人たちは幽霊部員とでも言うのかサークル活動しているところを見たことが無いし理解はできる。 けど、友崎さんが最底辺ってのはよくわからないんだよな。「っと……いたいた」 篠崎が講義の時間にサークルを覗けば運よく目当ての友崎が隅っこのPCを使ってプレイしていた。 ぼさぼさの黒髪に、分厚い眼鏡。 おしゃれなんて言葉からは程遠く、最低限外は出歩けるかなと言った風貌の彼女は、良くも悪くもサークル内でそこそこ有名だったりする。「っ……!」 友崎を刺激しないように距離をとり、後からプレイしている画面を見る。 やっぱ、上手いんだよな。 ゲームモードはCPU戦、トレーニングモードみたいなもんではあるが……。「すげぇな……」 思わず口から声が漏れてしまった。 素人に毛が生えた程度の腕前しかない俺でもよくわかる、真似しろと言われても絶対に無理だろうプレイスキル。「ふ、ぅ……」 ただ、まぁ。「お疲れ様。やっぱ上手いよな、友崎さん」「へっ? ――わ、わわっ!?」 VRヘッドセットを取り外した友崎に声をかけてみれば、彼女は目に見えて慌て始めた。「CPUモードとは言え、一人で試合ぶっ壊して勝つなんて俺には無理だわ。先輩たちでもそれできるのって限られてるんだろ? 凄いよな」「え? あ、ちょ、い、いやっ……そ、そそ、そんな、凄いこと、でも、ない、よぅ」 ……相変わらずというかなんというか、だが。「ごめん、急に声かけられたらびっくりするよな」「ち、ちがっ、あ、う、え、えっと、ご、ごめん」 びっくりするほどコミュニケーションがとりにくい。 話しかけられたって認識した瞬間そわそわと、視線をあっちこっちへ泳がせながら横髪を指先で弄り出す。「それがなきゃ、なぁ……」「う、うんっ? な、何か、言った? ご、ごめん、えと、そ、その」
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-07-04
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初めての命令と変態的な誘惑
「う、わぁっ!!」 さて、友崎を車に乗せて帰って来た。 さっきまで隣の助手席で縮こまっていた姿は何処へやら、部屋に入った瞬間らしからぬ大きな喜色の声を上げる。「こ、ここここっ、これっ! ロッドクールの最新モデルッ!?」「あー、なんか店員さんそんなこと言ってたっけ? オススメを買っただけで詳しくはないんだけど」「ちょ、ちょちょちょっ!? チェアもバーベラスのゲーミングチェアッ!? えっ!? デバイスまでロロスタイルの特Aモデル!!」 あ、返事は求めてない、と。よくわかりました。 パソコン周りのキラキラお目目で宝物を愛でるかのようにしてる友崎さんはちょっと怖い。「オタク、なんだなぁ……」「き、起動して、いいっ!?」「どーぞ、ご自由に」「ありがとっ!!」 勝手知ったるわけもないのに手慣れた様子で機器を立ち上げていく姿に苦笑いが浮かんでしまう。 よっぽど好きなんだろう、どうしてそこまで好きなのかに今のところ興味はないけれども。「ちょっと前まで、これを使ってほしいと思った人のことを考えると複雑だな」 昔取った杵柄ってのは少し違うだろうが。 少なくともこうして友崎さんを家に連れ込む材料にはなったし、浮かばれると思っておこうかな。「さて、と」 あの様子ならしばらく放っておいたほうがいいか、気が済む頃には日が落ちてそうな気もするけど友崎さんが良いなら構わない。 俺は俺でアプリを確認しておかないとならない。 ポイントを得られたことで、どういうことに使えるかの一覧が見れるようになったみたいだから。「ふむ」 現在の保有ポイントは5、友崎さんとのやり取り前はゼロだったことを考えれば実績介助とやらで5ポイント付与されたと。 んで? 肝心の何ができますかって部分だけれども。「カーストランクアップ……げっ、一つ上げるのに10ポイントはぼったくりじゃないか? いや、何せずともあげられるってのなら破格なのかもしれないけど」 所属している組織で功績を挙げれば自動的に上がるモンだし、ポイントを使ってまでは微妙な所だろう。「し、身体能力向上……うわー、高等部の時に欲しかったかも? インハイ予選突破できてたんじゃね?」 どういう作用があるのかとかは怖いが、本当に向上するのならもうちょっと前に欲しかったな。 似たような項目として学力上昇だとか実にゲーム
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-07-05
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ナニをされても
 どうしてこうなった、なんてまだ思えるくらいの頭が残っていたことを褒めてやりたい気分だ。 それでも、ズボンの下で窮屈さを訴えているモノの声に従って。「わ、あぁ……♡」「そんなに、見るなっての」 ズボンを下着ごとずり降ろせば、ぱちんと勃起した肉棒が自分のへそ下を叩いた。 そんなブツを見る友崎さんは、取り繕う事も出来ないほど、目を輝かせていて。「す、っごぉ……♡ え、っちぃよぅ♡ 初めて、みたぁ♡」「……そ、う、なんだ」「うん♡ うんぅ♡ えっちだねぇ♡ おっきくなったら、そんな風に、なるんだねぇ♡」 ほっとけば自分で触りに来るんじゃないかとすら思った。 思ったけど、どうにもそうはならないみたいで。「おかず♡ ありがと、ね♡ じゃ、一緒にオナニーしよう、ね♡」「一緒って……あぁもう、そういう……」 らんらんと、友崎さんは吸水性の限界が来たらしい飾り気のないパンツを脱ぎ捨てた。 アプリで命令したのはオナニー披露だ、決して自慰の見せあいじゃあない。 なら、いわくところの見せあいっこへの発展は友崎さんの純然たる欲望の発露という事で。「変態エロ女め」「ひうっ♡」 思わず口に出してしまった罵倒の言葉に、友崎さんは身体をびくりと反応させた。「どうしたらそんな考えが出てくるんだよ……身体もエロきゃ、頭ン中もまっピンクだってか? むっつりもいいところじゃねぇか」「はうぅ♡ あ、うぅ♡ ご、ごめん、なさいぃ♡」「うっとりしながら謝ってんじゃねぇっての。マゾでもあるとか救えねぇぞ、変態マゾ女が」「ひぐっ♡」 言ってる途中からくちゅくちゅと粘液質な音が聞こえてきていた。 どうにも、俺の全てが今は彼女にとっておかずであるらしい。 むっつりスケベにもほどがある、オタクはエロいってのは本当だったか。 呆れてしまうよ、本当に。「ほ、ら。見せあいっこ、だろう? コレに夢中になってないで、ちゃんと友崎さんも見せてくれ」「っ♡ うんっ♡ うん♡ 見て♡ みてぇ♡ あたしのエッチなとこ見て♡ いっぱいシコシコして♡ 見せてぇ♡」 そうとも、呆れてしまうよ自分にさ。 アプリの能力だとか、ほぼ初対面に近い相手とこんなことになってるとか。 何から何まで異常だっていう中で、生殖本能に忠実となって、友崎さんをオカズにモノを扱いているなんて。「ひぃんっ♡
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-07-06
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友崎葵①
 やっぱり、自分に魅力がないから、なんだろう。「当たり前、だけど、ね」 須藤君の家でシャワーは浴びた、そして家に帰ってきてもう一度、シャワーを浴びながらそんなことを考える。 気遣われることには慣れている。 あたしはどうやっても他人と上手くしゃべることなんてできないし、卑屈のいじけ虫だったから。 気にしてないよと本音で話したつもりでも、あるはずのないキズをこれ以上大きく広げないようにって周りの人が気を遣ってくれた。 だから、そう。 もっとシても良いって言っているつもりなのに、須藤君がアレ以上を求めなかったのもきっとそういうこと。「……でも」 少しだけ、違う感じもしている。 よくオナネタにしている漫画とか、そういうのならこれ幸いって感じで好き勝手にされるものが多かった。 きっと現実もそうだろう、あたしが据え膳かどうかはわからないけれど、あのまま最後までって形のほうが多いと思う。 それこそ、大学生だ。 お付き合いとかいう想像も出来ない何かをせずとも、身体だけの関係なんてありふれたものだろうと思う。 だって、言うのに。「おもしろ、かったな」 一緒にやったTPBRは楽しかった。 沢山迷惑もかけただろうし、あたしのことを鬱陶しいっても思っただろうから、ごめんなさいって思うけど。 ――友崎さんは、ほんとTPBRが、ゲームが好きなんだな。凄いよ。「う……」 呆れるわけでもなく、何の裏も表もなく、ただ凄いねって。「こ、こんな、生涯喪女確定ブスな、あ、あたしには、反則、だと思う、よ? す、須藤君……」 ただ認めてくれた。 ゲームしか取り柄が無くて、その取り柄も取り柄と思えないあたしなのに。「……自惚れちゃ、だめだ」 そうだ、須藤君にとってこういうのは特別なことじゃないんだ、それくらいはわかってる。 だってそう、あたしにできないプレイスタイルだなって時々サークルで保存されているアーカイブで彼のプレイを見てみればわかるのだ。 周りを気にして、誰かを支え続けるプレイなんて、あたしには到底できない。 そうできる彼だから、相手のことを素直に認められる彼だから、あの言葉は至って彼にとっては普通の言葉なのだ。「それ、に」 須藤君がお姫様のことを好きだって言うのはよくわかる。 だったらあたしに脈がないことなんて自明の理だし、そ
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-07-06
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これも同じ
 ――もうすぐ毎月恒例の2on2イベントだけど、お前はどうする? あの日、友崎さんを駅まで送った後に先輩から届いたメールへの返事はまだしていない。 思えば部室であんなところを見られた後からあまりサークルで俺の姿を見なくなったんだ、気にもかけてしまうだろう。 ましてや、付き合いは大学からだし長いとは言えないが、それでも面倒見のいい先輩だってわかるくらいには人の好さがにじみ出てるような人だ。もしかしたら想像以上に重く捉えて苦しんでいる可能性だってある。「……まぁ、だったらあんなとこですんなって話だけど」「うぇっ!? え、えとえと、な、何か、言った?」「何でもないよ。それよりどう? 大丈夫そう?」「お、思ってたより、すっごく難しいね、これ……あ、足の間とか、どうやってボールくぐらせるの……?」 レッグスルーというドリブルの技に挑戦している友崎さんだが、中々上手くいかない。 そりゃ素人がいきなりできるようになるわけでもないが、なんだか小動物が慌ててるような感じがしてちょっと和むよね。 先輩と篠崎が付き合っているのかとかはどうでもいい。 ただ、サークルイベントに関しては無視していいものじゃないのだ。 所属している組織で功績を挙げることがカースト順位上昇に繋がる。 目に見えてわかりやすく、順位を上げるチャンスだ。 このチャンスをモノにするためにも、友崎さんを利用しない手は俺に無かった。 肝心の友崎さんからオッケーの返事は貰えてないけど、とりあえず。「ドリブルは難しそうだし、ちょっとシュート打ってみる?」「ひ、左手は添えるだけってやつだね? や、やってみる」「あぁいや、女の子は両手打ちのほうが――あちゃあ」 フリースローラインから片手打ちしたは良いけど、リングに届くどころか半分くらいの距離で地面に落ちた。「あ、あたしってばほんとダメダメだぁ……」「そんな気を落とさなくても。最初っから上手くなんて誰も出来ないよ。PTBRも、そうでしょ?」 シュートを打った瞬間にぷるんと弾んだ胸は眼福として。 友崎さんにさっき言った好きなものを共有するって言葉とか、同じスポーツだって話は嘘じゃない。 嘘じゃないが、何より俺が友崎さんをもっとうまく使えるようになるために、これが必要だと思ったんだよな。「それは、そう、かも、だけど」「バス
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-07-07
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揺らぎと受容
「すー……ん、んぅ……うにゃ……すー……」 至近距離で汗ばんだエロい女のシュートをレクチャーするなんて理性との戦いを終えて。「悪かった、とは思ってるよ、友崎さん」 車に乗り込んで少しすれば、直ぐに友崎さんは助手席で眠ってしまった。 運動経験がほとんどないだろう女の子にいきなりシュートの練習だなんだをさせたらこうなって当たり前だ。 むしろちゃんと一本決めるまでよく付き合ってくれたと感謝するべきだろう。「……はぁ、俺ってやつは、なぁ」 理性ではそう思っている。 感謝するべきだし、何なら本当は目を覚めるの待って何処か美味しいレストランにでも連れて行くのがスマートなんだと。 ただ、その、なんだ。「む、むらむらする……生殺し、だわこれ」 車の中に漂う女の匂い。 さっきまで遠慮なく触っていた友崎さんの身体の感触が勝手にリフレインされる。 股間ではさっきから痛いくらいに勃起しているブツがあって。「窓、開けたら暑いしなぁ」 六月ももうすぐ終わり、一足早くやって来た夏の空気は友崎さんの安眠を妨げることにしかならないだろう。 つまり、この空調が効いていて涼しいながらも、汗と女の匂いが混じった何とも言えない香りの中で耐えるしかないわけだ。「寝ちゃう前にどこまで送ればいいか聞いとくんだったよ」 こんなに早く寝落ちするとは思わなかったよね。 結局、どこ行きゃいいかもわからず、駅までアクセスしやすいながらも静かな公園の駐車場で友崎さんが起きるのを待つことになった。「そういや……実績解除、か」 ――実績【隷属化への道】を解除しました。アプリポイントが付与されます。 通知にはそんな文字。 最期に友崎さんがシュートを決めて、帰り支度をしている時には既にあった。「えぇと? アプリの影響なしで相手に命令を遂行させる……あぁ、なるほど」 シュートを決めて、ハイタッチする。 アプリ的にはこれが俺の命令として認識されていたわけだ。 これで今のポイントは7、今回も実績解除でもらえたポイントは5だったらしい。「……複雑、だねどうも」 意識的に命令と考えてやったわけじゃなかった。 救いと思うべきは、アプリの影響なしにって一文だろうか? 少なくとも友崎さんは自分の意思で最後までやりきってくれたんだとわかって安心する。「まったく……やっぱ、可愛い顔しちゃっ
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-07-07
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