Tous les chapitres de : Chapitre 41 - Chapitre 50

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41話 装置

 マスクをサラに作らせた。「解毒剤とポーションを布に染み込ませる。完全には効かないが、多少は時間を稼げるはずだ」「やってみます」 サラは一晩かけて五枚のマスクを仕上げた。 布が薄緑色に染まっていた。「効果は保証できません」「分かっている。やらないよりましだ」◆ 翌日、五人を再び塔の前に集めた。 セシルの代わりはいなかった。 四人だった。「セシルを取り戻す。それが今日の目的だ」 全員が頷いた。 マスクを配った。「外すな。装置を止めるまで絶対に外すな」◆ 9階に入った。 霧が出た。 前回と同じだった。白く濃い霧。甘い匂い。 だが今回は違った。 マスクが霧を遮っていた。 完全ではなかった。匂いが僅かに染みてきた。だが前回のような即効性はなかった。「効いている」 孫尚香が言った。「頭がぼんやりするが、前回よりましだ」「進む」◆ 霧の中を歩いた。 視界が悪かった。数メートル先が霞んでいた。 秦良玉が先頭に立った。だが動きが鈍かった。 解毒効果が完全ではない証拠だった。 判断が遅れていた。◆ モンスターが現れた。 霧の中から突然だった。 石の四足獣が三体。前回の2層目に似た形だった。 秦良玉が止まった。「……どこだ」 判断できていなかった。霧とぼんやりした頭が、将軍の判断力を鈍らせていた。 俺は画面を見た。「秦良玉、右から二体来る。左に一体。右を先に潰せ」「……分かった」 秦良玉が動いた。 白杆槍が右の二体を薙ぎ払った。「左、
last updateDernière mise à jour : 2026-07-20
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42話 同盟設立

 セシルの状態を確認した。 診療所のベッドで横になっていた。小鈴と並んで二つのベッドが埋まっていた。 サラが俺に言った。「装置に繋がれていた時間が長かったです。体力の消耗が激しい。あとは……精神的に」「どのくらいかかる」「一週間は動かせません」「分かった。塔10階は待つ」◆ セシルは目を開けていた。 俺の視点カメラを見た。「……申し訳ありません」「何が」「足手まといに」「9階の装置を止めたのはお前が繋がれていたからだ。お前がいなければ仕組みが分からなかった」 セシルは少し間を置いた。「……そうですか」「そうだ。休め」 セシルは目を閉じた。 表情が、少し緩んだ。◆ 数日が経った。 ゴールドダンジョンの周回を続けた。 ある朝、通知が入った。【拠点レベル10 達成】【同盟設立 解放】【他エリアPvP 解放】◆ シンに通信を入れた。「レベル10になった。同盟を作る。加入するか」「もちろんです。待っていました」「名前はどうする」「リョウさんが決めてください」「零陣でいい」「零陣。分かりました」 次にガジンに連絡した。「同盟か。商人が入っていいのか」「戦力になる。来い」「……分かった」 三人の同盟になった。小さかった。だが始まりはそれで十分だった。◆ 他エリアPvPが解放された途端、ワールドチャットが騒がしくなった。 ROMした。『トウタク討伐連合、第三次攻勢開始』『呂布が単騎で連合軍の
last updateDernière mise à jour : 2026-07-21
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43話 三国一の美女

 ガジンが拠点に来たのは昼過ぎだった。 商隊を連れていた。荷馬車が三台。護衛が数人。 その後ろに、スブタイがいた。 小柄な老将は変わらなかった。目が鋭かった。体の動きに無駄がなかった。 秦良玉が広場に出てきた。 スブタイと目が合った。 互いに何も言わなかった。 僅かに頷いた。 それだけだった。◆「久しぶりだな、リョウ」 ガジンが俺の視点カメラを見て言った。「わざわざ来たのか」「商人だからな。いい品があれば持ってくる」 ガジンは荷馬車から小さな箱を取り出した。「これだ」 箱を開けた。 中に薬瓶が一本入っていた。 ランク表示が出た。【治療薬 ランクA】◆ 俺は数値を確認した。 神経損傷。骨格損傷。慢性的な魔力低下。 全て対応していた。「これがあれば小鈴は完治するか」「する。保証する」「値段は」「本来なら3000万ゴールドだ。だが同盟の誼で1000万にまけてやる」 俺は少し考えた。 総資産を確認した。 払えない額ではなかった。「買う」◆ サラを呼んだ。 薬を見せた。 サラの目が変わった。「……ランクAの治療薬。これがあれば」「小鈴は完治するか」「はい。間違いなく」 小鈴に薬のことを伝えた。 小鈴は少し間を置いた。「……お断りします」◆ 俺は少し止まった。「理由を聞かせろ」 小鈴はベッドの上で体を起こした。左肩がまだ動かなかった。「完治しても、私は★2です。今のみなさんと一緒に戦うには力が足
last updateDernière mise à jour : 2026-07-22
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44話 10階

 編成を確認した。 秦良玉、レイナ、孫尚香、ダルダニヤン、スブタイの五人だった。セシルの穴をスブタイが埋める形だ。ガジンから借りたとはいえ、モンゴルの老将が味方にいるのは心強かった。「いきなりボス戦だ。準備はいいか」「いつでも」 秦良玉が槍を構えた。隣でレイナが剣の柄を握り直している。孫尚香は静かに頷き、弓を背負った。 ダルダニヤンが首を鳴らしながら、腹の傷のあたりを軽く叩いた。「腹の傷も塞がった。今度こそ役に立つ」 スブタイは何も言わなかった。ただ前を見て、刀の柄に手を置いていた。◆ 10階の扉を開けた瞬間、奥まで視界が通った。 天井の高い石造りの広間だった。松明もなければ装飾もない。中央に何もなかった。あるのはただ、広く冷たい空間だけだ。 全員が足を踏み入れた瞬間、背後の扉が閉まった。 静寂が落ちた。 中央の床が、ふいに光り始めた。 地面から何かが迫り上がってきた。 人型だった。ただし大きい。三メートル近い巨体で、全身が石でできていた。顔の位置にあたる部分は平らな面で、表情らしい表情はない。両手に巨大な石の剣を握っていた。【守護者】 NPCだった。倒せる類の相手だ。ただし、あの巨体から繰り出される一撃は、受ければ即死してもおかしくない。 守護者はゆっくりと全員を見渡した。そして動いた。 速かった。あの巨体で。 石の剣が横に薙がれた瞬間、俺は叫んだ。「散れ!」 全員が左右に飛んだ。剣が空を裂く音が耳に届いた。もし受けていたら、セシルの盾でも持たない。「受けるな。躱し続けろ」 セシルがいればどれだけ楽だったか。だが今はいない。受けて凌ぐ戦い方は使えない。◆ スブタイが真っ先に動いた。守護者の背後に回り込み、刀を振った。斬撃が石の体に弾かれ、甲高い金属音が広間に響いた。「硬い」 スブタイが呟いた。驚きはない。ただの事実確認だった。「弱点を探せ。小鈴はいない。自分たちで見つけるしかない」
last updateDernière mise à jour : 2026-07-23
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45話 初めての夜 

 VRゴーグルを被った。  いつもの起動画面。だがメニューに新しい項目が増えていた。 【VRダイブ】  押した。  視界が暗転した。◆  戻った時、俺は立っていた。  息を呑んだ。  足の裏に、石畳の感触があった。  夕方の風が、頬に当たっていた。  本当に、拠点にいた。 見上げると空があった。上から見ていた空ではなく、下から見上げる空だった。星が出始めていた。  アニスが向こうで鍋をかき回していた。煮物の匂いが風に乗ってきた。その匂いで、腹が鳴った。仮想だと分かっていた。分かっていて、鳴った。  手を広げて見た。温度のある手だった。指が動いた。握った。開いた。 本当にいる。  俺は、ここにいる。◆ 「リョウ様?」  アニスが俺を見て、目を丸くした。 「あの……どなた、でしょうか」  そうか。俺の顔は誰も知らない。 「リョウだ」  アニスはしばらく俺を見て、それからゆっくりと頷いた。 「……お声で分かりました。ついに、いらしたんですね」◆  騒ぎを聞きつけて、一人ずつ集まってきた。  ダルダニヤンが俺を見て目を細めた。 「……お前か」 「ああ」 「思ったより若いな」 「そうか」 「もっと陰気な顔の男を想像していた」 レイナがダルダニヤンの頭を軽く叩いた。 「黙れ」  それから俺をじっと見て、短く言った。 「……普通だな」 「褒められているのか」 「褒めていない」  それでも口元は、少し緩んでいた。◆  孫尚香が静かに頭を下げた。  リズが駆け寄ってきて、俺の腕を触った。 「あ、本当に体がある!」  サラが診療所から出てきて、小さく笑った。 「ダルを甘やかさないでくださいね」 「……おい」  ダルダニヤンが抗議の声を上げたが、誰も聞かなかった。  全員の顔を、
last updateDernière mise à jour : 2026-07-24
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46話 出陣

 シンの塔10階挑戦は、俺の★4の回復を待ってから動いた。 秦良玉、レイナ、孫尚香、ダルダニヤン。四人を派遣した。 シン自身の戦力もあった。だが主力はこちらの四人だった。 ジャンヌ・ダルクは相変わらずだった。10階の守護者を相手にした瞬間、返り血を浴びて目が変わった。鎧を脱ぎ、半狂乱のまま剣を振るった。 第一形態の石の巨体に、怯えず突っ込んだ。剣を振るうたびに笑った。 第二形態の黒い霧にも同じだった。斬られても怯まなかった。むしろ嬉しそうに前に出た。 レイナが壁際で、小声で孫尚香に言った。「……ああいう戦い方もあるんだな」「戦い方、と言っていいのかどうか」 孫尚香が冷めた目で答えた。 秦良玉は何も言わなかった。 勢いで押し切った。弱点を狙う余裕はなかった。ジャンヌが前でかき回している間に、秦良玉とダルダニヤンが削り続けた。最後の一撃はジャンヌの剣だった。【塔10階 制覇】 シンがクリア報酬を手に入れた。◆ ゴールドを払ってキャラを返してもらった。拠点に戻した。 シンが通信を入れてきた。「ありがとうございました。借りを返します」「気にするな。次は一緒に動く」「はい」 シンと二人で、★4以上確定ガチャ券を使った。 同時に引いた。 結果を共有した。「巴御前です」 シンが言った。 源平時代の女武者。薙刀を持ち、騎馬戦を得意とする。強さの説得力がある。「悪くない」「リョウさんは」「……竹中半兵衛」 一瞬、通信が止まった。「……戦国の」「そうだ」「参謀ですね」「そうだ」◆ 広場で竹中半兵衛を初めて召喚した。 VRダイブのまま
last updateDernière mise à jour : 2026-07-25
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47話 狂乱の聖女 

 北側の森。 シンの班が動いていた。 ジャンヌ・ダルクが先頭を走っていた。巴御前がその後ろに続いた。 補給部隊が見えた。 ★1と★2の雑兵が、三十人ほど。荷馬車を守るように隊列を組んでいた。その中心に、二人の男が並んでいた。★4の表示が出ていた。 李傕と郭汜。 ジャンヌが剣を抜いた。 躊躇なく補給隊に斬り込んだ。★1の一人を真っ二つにした。返り血が飛んだ。 ジャンヌの白い鎧に、赤い染みが広がった。 その瞬間、ジャンヌの目が変わった。 頬が上気した。唇が僅かに開いた。「……ああ」 うっとりした声が漏れた。 鎧の胸当てを外した。肩当てを投げ捨てた。 薄い衣一枚になったジャンヌは、剣を振るいながら笑い始めた。「……熱い……もっと……」 シンが駆け寄った。「ジャンヌ、落ち着け!」 聞いていなかった。 ジャンヌは補給隊の★2に突っ込んだ。剣を振るい、また返り血を浴びた。「あぁ……」 陶酔した顔だった。 シンは頭を抱えた。「巴御前、頼む。ジャンヌを——」 振り返って、シンは動きを止めた。 巴御前も、変わっていた。 薙刀を構えていた。黒髪を振り乱していた。 敵を斬り伏せるたびに、返り血を浴びた。 巴御前の目も、変わり始めていた。「……っ」 巴御前が自分の胸に手を当てた。「熱い……」 甲冑の胸当てを外した。 シンが声を失った。「巴御前、お前まで……」 巴御前は答えなかった。 薙刀を振るい、また敵を斬った。返り血を浴びた。 笑みが浮かんだ。「……気
last updateDernière mise à jour : 2026-07-26
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48話 策士

 李傕が俺たちを見て、股間を軽くさすった。「ほう……また上玉が揃ってるじゃねえか」 郭汜も同じ仕草をした。舐め回すように秦良玉、レイナ、孫尚香を見た。「後で楽しませてもらおうか」 秦良玉の顔に、嫌悪が浮かんだ。槍を構え直した。「口を閉じろ」 声が低かった。 李傕が俺たちに向かってきた。秦良玉が受けた。白杆槍と剣がぶつかった。火花が散った。李傕の一撃が重かった。秦良玉の足が一歩、下がった。「……っ」 秦良玉が槍を構え直した。正面から押し合う戦いになった。李傕は笑っていた。 郭汜の方にはレイナが向かった。剣を抜いて、真っ直ぐに走った。「俺の相手はお前か」 郭汜が笑った。剣を構えた。 レイナは返事をしなかった。足音も乱さず、間合いに飛び込んだ。一撃。弾かれた。もう一撃。また弾かれた。 レイナの顔が歪んだ。痛みではなかった。【痛覚変換】が発動しない距離だ。まだ攻撃を受けていない。 郭汜の剣が速かった。 孫尚香が弓を引いていた。「どちらを狙う」 孫尚香が俺に確認を取った。 俺は半兵衛を見た。半兵衛は戦いに加わらず、両手を後ろで組んで立っていた。李傕と郭汜の動きを、交互に目で追っていた。「……李傕」 半兵衛が静かに言った。「李傕の方が先に崩せます。右足への踏み込みが大きい。前に出る瞬間に右膝の内側ががら空きになります」「孫尚香、聞いたか」「はい」「秦良玉、一度下がれ」 秦良玉が引いた。李傕が追った。 前に出た瞬間、李傕の右膝の内側が露出した。 孫尚香の矢が、その一点を貫いた。「ぐっ……!」 李傕が片膝をついた。そこへ秦良玉の白杆槍が伸びた。
last updateDernière mise à jour : 2026-07-27
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49話 捕獲

 連合軍の本陣に戻った。 奪った補給物資の荷馬車を引いて行くと、兵たちが目を丸くした。食糧、武器、資材、金貨。一部隊の補給を賄うだけの量があった。 ザルマンが出てきた。荷馬車を見て、目を見開いた。「……これは」「補給路を潰した。主力はこれからしばらく困る」「よくやった」 ザルマンが俺の肩を叩いた。「物資は連合軍全体で分ける。取り分を決めていい」「俺は★3をもらう。捕縛した十二人だ。それ以外はいらない」 ザルマンが少し驚いた顔をした。「それだけでいいのか」「俺には素材が必要だ」 ザルマンはしばらく俺を見ていた。それから頷いた。「分かった。その条件で」 兵たちが物資を運び出していく間、俺は半兵衛と秦良玉を連れて、ザルマンの天幕に入った。 貂蝉を連れていた。秦良玉の上着を羽織ったままだった。 ザルマンが貂蝉を見た。息を呑んだ。何も言えなくなった。「★5の貂蝉だ」 俺が言った。「……貂蝉」 ザルマンが掠れた声で繰り返した。「あの、董卓と呂布を裂いた?」「そうだ」 ザルマンの目が変わった。「これは……使えるぞ」「同じことを考えている」 俺は頷いた。「貂蝉で呂布を崩す。王允の策を、今度は連合軍の側が使う」「正気か」「正気だ」 半兵衛が横から口を開いた。「呂布は忠義でトウタクの下にいるわけではありません。所有関係があるだけです。貂蝉が介入すれば、呂布はトウタクのために戦わなくなる可能性があります」 ザルマンは少し考えた。「……やれるのか」「やるしかない」 貂蝉は何も言わなかった。
last updateDernière mise à jour : 2026-07-28
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50話 女の尊厳 

 トウタク軍は呂布を失った瞬間から崩れ始めた。 指揮系統が機能しなくなった軍は脆い。連合軍の総攻撃を半日と持たず、前線は押し込まれ、中軍は逃げ、後方は混乱した。 トウタク本人は敗走した。拠点まで追い詰められ、そこもまた連合軍の兵がなだれ込んで陥落した。食糧、武器、資材、金貨。およそ価値のあるものは全て奪われ、建物は焼かれた。トウタク配下の★3たちは抵抗する間もなく次々と捕縛された。 トウタク自身は辛うじて逃げたという。後日、掲示板には「違うエリアに飛ばされた」との書き込みが流れた。連合軍の目の届かない場所でやり直すつもりだろうが、呂布を失った男にもう二度と以前のような勢いはないはずだった。  戦が、終わった。 連合軍の本陣に、縄で縛られた呂布が運ばれてきた。四人の★5が見張りについていた。暴れる余力は、さすがにもう残っていなかった。それでも目だけは相変わらず鋭く、近寄る兵たちを黙らせるだけの迫力を放っていた。 「処遇を決める」 ザルマンが言った。 連合軍の主要プレイヤーが天幕に集まった。俺も呼ばれた。議題は一つだった。「呂布をどうするか」 意見は三つに分かれた。 「登用しよう」 一人のプレイヤーが口火を切った。中堅どころの★5持ちだった。「★5の呂布だ。連合軍に取り込めば最強の戦力になる。失うのはもったいない」 それに対して、別のプレイヤーが首を振った。「無理だ。呂布は史実でも誰にも忠誠を尽くさなかった男だ。丁原を殺し、董卓を殺し、最後は曹操にも仕えようとして処刑された」「だがゲーム内では所有関係が成立する」「成立しても裏切られる。呂布が主人を殺す可能性は、他のどの★5より高い」  半兵衛が静かに口を開いた。「処刑を推します」 全員の視線が半兵衛に集まった。「呂布を生かす限り、誰かが必ず奪いに来ます。連合軍の内部で所有権争いが起きる可能性もある。あるいは呂布自身が脱走を試みる。その度に警戒と
last updateDernière mise à jour : 2026-07-29
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