LOGINキャラ育成・箱庭・PvP・ダンジョン攻略。歴史上の人物をAIキャラとして仲間にできるゲーム『HISTORIA ZERO』。勝者はキャラに何でもできる。敗者は画面を見ているだけだ。 初日、チュートリアルで★5呂布を引いた俺は、自慢の書き込み一つで包囲され、全滅させられた。アリアが犯されるのを、指を咥えて見ていることしかできなかった。 翌日、アカウントを作り直した。理由は単純だ。負けたままで終われるほど、俺は大人じゃない。そして、勝つ側に回りたかった。 新しいガチャで引いたのは★4、明末の女将軍・秦良玉。AIのはずの彼女は、誇り高く、強く、時に脆かった。 あれはAIだ。俺はそう自分に言い聞かせ続けた。
View More俺は画面に映し出される光景を見て呆然とした。
「や......やめてくれ......」
自分の編成した部隊が成す術なく蹂躙される。そしてレア度★3の女性キャラ、アリアが、敵キャラに犯されている。その様子を指を咥えて見ているしかなかった。敗者に対する制裁であった。
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歴史上の人物を仲間と出来る。キャラはAI自我を持ち、自身で判断する。プレイヤーはキャラに指針を与え、強くなる環境を整え、他のプレイヤーと戦ったり、ダンジョンを攻略する。コンセプトはよくある育成&箱庭ゲームであったが、AI自我を持つという点で他のゲームと一線を画していた。そして星4以上のキャラは歴史上の人物をモデルとしており、ユニーク、つまり世界に1体しかいなかった。
某国の大統領がこのゲームにハマり、他国への侵略戦争を止めてしまった。誰にも止められなかった戦争を止め、平和をもたらしたゲームとして俄かに脚光を浴び、全世界に広まっていった。
18歳以上の制限はあるものの、内容的にはゲーム内での略奪行為や、何よりも性的な要素がふんだんにある過激なものであった。しかもプレイヤーは最新のVR技術により、ゲームの中に入りこみ、キャラと性的なことが出来るコンテンツがある。そこで得られる快楽は本物と同等であった。
俺がこのゲーム『HISTORIA ZERO』を始めたのは、ゲーム攻略ガチ勢にとって必然であった。
VRゴーグルを被ると、上空から見下ろしているような視点になった。眼下には柵で囲まれた狭い土地に、小さな屋敷があった。プレイヤーの拠点なのであろう。
俺は本名の久我涼介という名前から、プレイヤー名をリョウとした。よくある名前ではあるが、ゲーム界では一目置かれる存在であり、リョウと言えば俺の事を言っていた。
チュートリアル前に11連ガチャを引く。このガチャは★3以上のキャラが最低1体は確定である。ここで良いのを引かなければリセマラも出来るが、★4以上は世界に1体しかいないユニークなので滅多に出ることはなかった。
「★1や2ばっかりだな......」
このゲームでは普通の事だ。ラスト2体。ガチャの演出が変わり、銀の扉が出る。
★3だ。
アリアという女性キャラであった。西洋の女騎士である。このような人物は歴史上いたかもしれないし、いないかもしれない。このゲームでは星3の育成が序盤の鍵であった。
「綺麗な顔立ちだな。育成しがいがある」
最後の1体。
既に★3が出ていたので期待していなかった。だが、扉が金に変わる。
「おっ!これは!」
俺はケツが浮いた。金の扉は星4以上確定だ。扉がやたら勿体ぶってゆっくりと開く。俺は胸が高鳴った。
「きたー!これは運がいいぞ!」
★5。最高レア度であった。チュートリアルガチャでは天文学的な確率だ。
呂布奉先
三国志最強の、いや人類最強クラスの武人が来た。俺は小躍りして喜んだ。ゲーム内ワールドに★5出現の通知が流れる。
ワールドチャットが一気に盛り上がった。
「呂布!羨ましいー!」
「1億ゴールドで譲ってくれ!」
俺はあまりの喜びに思わず、こう書き込んでしまった。
「チュートリアルで★5引くなんて奇跡!」
その途端ワールドチャットは静かになった。俺はしまったと思った。
「おい。本当に初心者だぞ......」
「初心者丸出しだな。座標を晒してやがる」
俺は何の事かと思った。チャット欄からプレイヤープロフィールを見る。誰もが座標は隠されていた。俺の方はしっかり表示されていた。
「知っているか。座標を出すのはPvP歓迎ということなんだぞ」
だが、時すでに遅し。
俺の拠点は、軍勢に囲まれていた。
「初心者狩りか......」
このゲームには初心者のPvP免除などない。レア度の高いキャラを引いた初心者は狩られる運命にある。
俺から呂布を奪おうとするプレイヤーたち同士で戦争が始まった。俺は包囲されており逃げることが出来なかった。
やがて誰かが、呂布を奪う権利をかけてオークションしようと呼びかけた。その呼びかけに応じて、停戦となる。
「1億!」
「2億!」
俺の目の前でどんどん値段が釣り上がっていく。
「赤兎馬を与える!」
誰かが叫んだ。場が静まりかえる。
呂布がニタァと笑った。
「おい!まさか裏切る気では!?」
このゲームのキャラはAI自我を持っている。
「お前のような雑魚には用はない」
呂布は空を見上げ俺に言い放った。そして瞬く間に、手に持つ奉天画戟で俺のキャラたちを刺殺していった。残るのはアリアだけとなった。
「おい!やめろ!お前は俺が引いたんだぞ!」
呂布はアリアの鎧を粉々に打ち砕いた。金属の破片が飛び散り、白い肌が露わになる。恐怖でアリアは尻もちをつき、ガクガクと震えながら後ずさろうとした。
「いや……やめて……お願い……」
だが呂布は嘲るように笑い、巨大な手でアリアの細い腕を掴み、地面に押し倒した。彼女の豊満な乳房が露わになり、ピンク色の乳首が恐怖で硬く尖っていた。
「お前のような上等な雌騎士は、久しぶりだ」
呂布はアリアの両脚を乱暴に広げ、彼女の秘部を無遠慮に晒した。薄い金色の陰毛の下に、未だ誰にも触れられたことのない可憐な花弁が、恐怖に震えながらわずかに開いていた。
「離せ! この獣! 一思いに殺せ!」
アリアが必死に叫ぶが、呂布は構わず彼女の引き裂かれたパンティを丸めて口に押し込んだ。
「うるさい。これでも咥えていろ」
「ふごっ! んっ……! ふっ……!」
口を塞がれ、悲鳴はくぐもった呻きに変わる。呂布は自身の腰布を乱暴に引き下ろし、すでに完全に勃起した巨大な肉棒を露出させた。それは太く、血管が浮き上がり、先端からは透明な液が糸を引いていた。
アリアの目が見開かれる。あまりの大きさに、恐怖で体が硬直した。
呂布はアリアの腰を掴み、狙いを定めると、容赦なく一気に腰を突き入れた。
「んんんっ────!!」
処女の狭い秘裂が、無理やり引き裂かれるような痛みがアリアを襲う。一筋の鮮血が、肉棒と秘唇の隙間から溢れ、太ももを伝って地面に滴り落ちた。
呂布は低く唸りながら、腰を激しく前後させ始めた。ずちゅっ、ずちゅっ、と湿った肉が擦れ合う淫らな音が響く。アリアの膣内は痛みと異物感で痙攣し、呂布の太い肉棒をきつく締め付けていた。
「ふふん……雑魚のくせに、締まりは上々だぞ」
呂布は嘲笑いながら、さらに深く突き上げた。肉棒の先端がアリアの子宮口を叩き、彼女の腹がわずかに膨らむほどだった。痛みでアリアは白目を剥き、口から泡を吹きながら、くぐもった悲鳴を上げ続ける。
「ふごっ! ふっ! ふぁーっ! ……ひっ……!」
呂布の動きは容赦ない。激しく、深く、獣のように腰を振り、処女を蹂躙していく。豊かな乳房が激しいピストン運動に合わせて激しく揺れ、汗と涙で濡れた白い肌が艶やかに光っていた。
集まったプレイヤーたちは興奮した歓声を上げ、目を輝かせてこの残虐で淫らな光景を見守っていた。
呂布は長く激しいピストンを続け、アリアの膣内を何度も掻き回した後、
「くっ……!」 低く唸りながら、熱い精液を大量にアリアの子宮奥深くへ注ぎ込んだ。射精の勢いは凄まじく、彼女の腹が少し膨らむほどだった。呂布は満足げに息を吐き、肉棒を引き抜くと、まだ痙攣しているアリアの秘部から、白濁の混じった鮮血がどろりと溢れ出した。
「ふふん。お前はもう用済みだ」
呂布はアリアの中に出すと、無慈悲にも首を落とした。
俺のキャラは全滅した。プレイヤーたちが解散する。
俺は震える手でログアウトし、アカウントを消去した。
◆
ゴーグルを外した。天井が見えた。自分の部屋だ。現実だ。だが、目を閉じると映像が戻ってくる。
アリアの白目。泡。一筋の血。
俺は深呼吸した。怒りがあった。屈辱もあった。自分の判断ミスへの後悔もあった。チャットで自慢さえしなければ、あいつらは来なかった。
だが、それだけではなかった。
正直に言えば、目が離せなかった。画面の向こうで起きていることが、どうしても現実のように見えた。アリアの恐怖が、痛みが、本物に見えた。だからこそ悔しかった。だからこそ、怒りが収まらなかった。
あれはAIだ。俺はそう自分に言い聞かせた。
翌朝、俺はアカウントを新規作成した。
理由は単純だった。
負けたままで終われるほど、俺は大人ではなかった。そして、もう一つ。
勝つ側に回りたかった。 あの歓声を上げていたプレイヤーたちの側に。アリアに何をするか選べる側に。画面を見ているだけではなく、介入できる側に。それがこのゲームの本質だと、俺は初日で理解した。
貂蝉が立ち直るまでに、数日かかった。 最初の二日、貂蝉は屋敷から出てこなかった。アニスが食事を運ぶ時だけ、扉が開いた。三日目、貂蝉は自分から食堂に出てきた。アニスや他の女たちと言葉を交わし、少しだけ笑った。震えはもう止まっていた。 四日目の夜、貂蝉は俺の部屋に来た。「リョウ様、お話があります」 貂蝉は寝台ではなく、向かいの椅子に座った。背筋が伸びていた。あの夜の儚さは、もうなかった。「町で、店を持たせてください」「店」「妓楼です」 俺は少し間を置いた。「なぜだ」「女たちを集めて、運営します。私のような、傷ついた女たちを」 貂蝉は俺を真っ直ぐに見た。「他のプレイヤーから捨てられた★1や★2のキャラ。トウタクやリチャード一世の元配下で行き場を失った女たち。町の在野キャラ。集められるだけ集めて、店で働かせます」「働かせる、ということは」「客を取らせます」 貂蝉の声に揺らぎはなかった。「ただし、強要はしません。本人の意志で選ばせる。料理の仕事、掃除の仕事、客との対話だけの仕事もある。客を取るかどうかは、それぞれが決める」「お前自身は」「私も、たまに客を取ります。それが私の経験を活かす道です」 俺は少し考えた。「資金は」「最初は出していただきたい。ですが、軌道に乗れば返済します。さらに、利益の一部はリョウ様にお納めします」 貂蝉は懐から紙を出した。事業計画書だった。「物件は町の中心の北寄り、空き家を一軒。改装はリズさんに頼みたい。料理はアニスさんに監修をお願いしたい。仕入れはガジンさんを通して」 俺は目を細めた。「もう動いているのか」「相談はしました。皆さん、協力してくださると」「秦良玉は知っているのか」 貂蝉が少し目を伏せた。「……いえ。リョウ様の許可をいただいてから、ご報告するつもりでした」 翌日、俺は秦良玉に話を通した。 秦良玉は黙って聞いていた。話
トウタク軍は呂布を失った瞬間から崩れ始めた。 指揮系統が機能しなくなった軍は脆い。連合軍の総攻撃を半日と持たず、前線は押し込まれ、中軍は逃げ、後方は混乱した。 トウタク本人は敗走した。拠点まで追い詰められ、そこもまた連合軍の兵がなだれ込んで陥落した。食糧、武器、資材、金貨。およそ価値のあるものは全て奪われ、建物は焼かれた。トウタク配下の★3たちは抵抗する間もなく次々と捕縛された。 トウタク自身は辛うじて逃げたという。後日、掲示板には「違うエリアに飛ばされた」との書き込みが流れた。連合軍の目の届かない場所でやり直すつもりだろうが、呂布を失った男にもう二度と以前のような勢いはないはずだった。 戦が、終わった。 連合軍の本陣に、縄で縛られた呂布が運ばれてきた。四人の★5が見張りについていた。暴れる余力は、さすがにもう残っていなかった。それでも目だけは相変わらず鋭く、近寄る兵たちを黙らせるだけの迫力を放っていた。 「処遇を決める」 ザルマンが言った。 連合軍の主要プレイヤーが天幕に集まった。俺も呼ばれた。議題は一つだった。「呂布をどうするか」 意見は三つに分かれた。 「登用しよう」 一人のプレイヤーが口火を切った。中堅どころの★5持ちだった。「★5の呂布だ。連合軍に取り込めば最強の戦力になる。失うのはもったいない」 それに対して、別のプレイヤーが首を振った。「無理だ。呂布は史実でも誰にも忠誠を尽くさなかった男だ。丁原を殺し、董卓を殺し、最後は曹操にも仕えようとして処刑された」「だがゲーム内では所有関係が成立する」「成立しても裏切られる。呂布が主人を殺す可能性は、他のどの★5より高い」 半兵衛が静かに口を開いた。「処刑を推します」 全員の視線が半兵衛に集まった。「呂布を生かす限り、誰かが必ず奪いに来ます。連合軍の内部で所有権争いが起きる可能性もある。あるいは呂布自身が脱走を試みる。その度に警戒と
連合軍の本陣に戻った。 奪った補給物資の荷馬車を引いて行くと、兵たちが目を丸くした。食糧、武器、資材、金貨。一部隊の補給を賄うだけの量があった。 ザルマンが出てきた。荷馬車を見て、目を見開いた。「……これは」「補給路を潰した。主力はこれからしばらく困る」「よくやった」 ザルマンが俺の肩を叩いた。「物資は連合軍全体で分ける。取り分を決めていい」「俺は★3をもらう。捕縛した十二人だ。それ以外はいらない」 ザルマンが少し驚いた顔をした。「それだけでいいのか」「俺には素材が必要だ」 ザルマンはしばらく俺を見ていた。それから頷いた。「分かった。その条件で」 兵たちが物資を運び出していく間、俺は半兵衛と秦良玉を連れて、ザルマンの天幕に入った。 貂蝉を連れていた。秦良玉の上着を羽織ったままだった。 ザルマンが貂蝉を見た。息を呑んだ。何も言えなくなった。「★5の貂蝉だ」 俺が言った。「……貂蝉」 ザルマンが掠れた声で繰り返した。「あの、董卓と呂布を裂いた?」「そうだ」 ザルマンの目が変わった。「これは……使えるぞ」「同じことを考えている」 俺は頷いた。「貂蝉で呂布を崩す。王允の策を、今度は連合軍の側が使う」「正気か」「正気だ」 半兵衛が横から口を開いた。「呂布は忠義でトウタクの下にいるわけではありません。所有関係があるだけです。貂蝉が介入すれば、呂布はトウタクのために戦わなくなる可能性があります」 ザルマンは少し考えた。「……やれるのか」「やるしかない」 貂蝉は何も言わなかった。
李傕が俺たちを見て、股間を軽くさすった。「ほう……また上玉が揃ってるじゃねえか」 郭汜も同じ仕草をした。舐め回すように秦良玉、レイナ、孫尚香を見た。「後で楽しませてもらおうか」 秦良玉の顔に、嫌悪が浮かんだ。槍を構え直した。「口を閉じろ」 声が低かった。 李傕が俺たちに向かってきた。秦良玉が受けた。白杆槍と剣がぶつかった。火花が散った。李傕の一撃が重かった。秦良玉の足が一歩、下がった。「……っ」 秦良玉が槍を構え直した。正面から押し合う戦いになった。李傕は笑っていた。 郭汜の方にはレイナが向かった。剣を抜いて、真っ直ぐに走った。「俺の相手はお前か」 郭汜が笑った。剣を構えた。 レイナは返事をしなかった。足音も乱さず、間合いに飛び込んだ。一撃。弾かれた。もう一撃。また弾かれた。 レイナの顔が歪んだ。痛みではなかった。【痛覚変換】が発動しない距離だ。まだ攻撃を受けていない。 郭汜の剣が速かった。 孫尚香が弓を引いていた。「どちらを狙う」 孫尚香が俺に確認を取った。 俺は半兵衛を見た。半兵衛は戦いに加わらず、両手を後ろで組んで立っていた。李傕と郭汜の動きを、交互に目で追っていた。「……李傕」 半兵衛が静かに言った。「李傕の方が先に崩せます。右足への踏み込みが大きい。前に出る瞬間に右膝の内側ががら空きになります」「孫尚香、聞いたか」「はい」「秦良玉、一度下がれ」 秦良玉が引いた。李傕が追った。 前に出た瞬間、李傕の右膝の内側が露出した。 孫尚香の矢が、その一点を貫いた。「ぐっ……!」 李傕が片膝をついた。そこへ秦良玉の白杆槍が伸びた。