アルファの禁断の修道女ウィンター・ハーディの視点魂が押し潰されそうになるほどの重い秘密を、抱えたことはあるだろうか?犯すつもりなどなかった罪が、真夜中の影のように体に絡みついて離れない――そんな感覚を。シルヴァン様の寝室から逃げ出したあの瞬間が、まさにそれだった。胸の鼓動は耳の奥で激しく鳴り響いていた。両足の力は抜け、頬はこれまでに経験したことのない熱さで燃え盛っていた。私は空の洗濯籠をまるで盾のように胸に抱え込み、必死で足音を立てないように長い廊下を駆け抜けた。見てしまったのだ。一糸まとわぬ、完全な全裸の姿を。どれほど強く振り払おうとしても、その情景は脳裏から離れようとしなかった。その引き締まった逞しい肉体の線。日焼けした肌の上で煌めく水滴。胸元に刻まれた黒いタトゥー。そして両脚の間にある……決して目にしてはならなかった、あの太く重々しいモノ。私は使用人区画の狭い自室に鍵をかけ、細いベッドの脇に膝をつくと、冷たい床に額を押し当てた。「主よ、私をお赦しください」震える声で囁いた。「決して見るべきでなかったものを目にしてしまった私の瞳を、どうかお赦しください。その記憶に囚われてしまう私の心を、どうかお赦しください。決して故意に見たわけではありません。罪を犯すつもりなど毛頭ありませんでした」頬を伝った涙が、木の床へと零れ落ちた。自分が汚らわしく、穢れてしまったように思えた。神学校の壁の外に出て、神から与えられた最初の真の試練に、私はあっけなく挫折してしまったのだ。私は何時間も跪いたままだった。ロザリオの珠が指に食い込む中、同じ祈りの言葉を何度も何度も繰り返した。力を求めた。清らかさを求めた。あの圧倒的な男の姿が記憶から消し去られることを乞い願った。だが目を閉じるたび、彼がそこに現れた――あの強烈な銀灰色の瞳が私をまっすぐに見据え、魂の奥底の隠された部分まで見透かしているかのようだった。体が奇妙な感覚に包まれていた。下腹部の奥底に、自分でも理解できない熱が渦巻いていた。名前すら分からない、胸をざわつかせる疼き。それがたまらなく恐ろしかった。「なぜなのですか、主よ」私は声にならない声で叫んだ。「なぜこのような誘惑に満ちた館に私をお置きになったのですか? 私はただ、御身にお仕えしたいだけなのです。父をお救いしたいだけなのです。どうか……この重荷を
Dernière mise à jour : 2026-08-25 Read More