雪乃はすべての矛先を俺に向けた。一瞬にして様々な憶測が飛び交い、俺への誹謗中傷コメントが追いつかないほど溢れかえった。俺が自ら表に出て反論しようとした時、凛花が俺を引き止めた。彼女は「待って」と言ったのだ。やけに自信満々なその様子を見て、俺は口を出すのをやめ、すべて彼女に任せることにした。その後、この炎上騒ぎの世論に乗っかるようにして、雪乃と栄太は結婚式を挙げることになった。誰も予想だにしなかった電撃結婚だ。俺はスマホに別の番号から送られてきたメッセージを見つめながら呆れ果てていた。雪乃からのメッセージだ。そこには【あなたが式場に乗り込んで私を連れ去ってくれるなら、ついていく】と書かれていた。俺と凛花も招待客のリストに入っており、翌日、俺たちは正装して式場へと足を運んだ。栄太は得意満面の笑みを浮かべていたが、対照的に雪乃の顔には、コンシーラーでも隠しきれない青痣が浮かんでいた。親族席に座る両親は顔をほころばせ、隠しきれない上機嫌ぶりを見せていた。「陽斗、とびきりのサプライズを楽しみにしててね」凛花が耳元で囁いたが、俺には何のことかさっぱりわからなかった。今日の彼女はオートクチュールのマーメイドドレスを身に纏い、ひときわ目を引く美しさだった。俺の視線は最初から最後まで凛花に釘付けになっていた。両親は終始俺の存在を無視していたが、俺も全く気にしなかった。その間、雪乃が何度もこちらに視線を送ってきたが、俺は気づかないふりをした。気のせいかもしれないが、その目は俺に助けを求めているように見えた。あんなに栄太を愛していたのではなかったのか?今の顔はどう見ても、ちっとも幸せそうには見えない。披露宴が半ばに差し掛かった頃、ハプニングは起きた。おそらくこれが凛花の言っていた「サプライズ」なのだろう。司会者が二人に誓いの言葉を問いかけたその瞬間、ウェディングフォトを映し出していた巨大スクリーンが突然切り替わり、複数人の男たちとの淫らな行為の映像が流れ出したのだ。その映像の中心にいるのは、他でもない雪乃だった。会場は水を打ったように静まり返った。映像の中で奔放に腰を振る雪乃を見て、俺も思わず開いた口が塞がらなかった。「あああああ!」雪乃の悲痛な絶叫が響き渡る。全参列者の前で派手に寝取られ
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