Todos los capítulos de 夫に捨てられた私は 終末世界最強の男と 人類最後の希望になりました: Capítulo 21 - Capítulo 30

30 Capítulos

9.義母の離婚条件

エレベーターの中、鏡に写る自分の姿を見る。そこには蓮花自身が慣れ親しんだ、白衣とカジュアルなラインのスキニーを履いた姿が存在していた。ポケットに入れっぱなしだったシュシュを外し、長い髪をサッと纏める。夜が明ける。急速に広まったASTERの恐怖。今まで状況に無頓着だった者たちも、街の混乱を今日から知ることになるだろう。あのカプセルを打ち上げた旭飛研究所の自分たちのせいなのか、ASTER - 1を強欲に独り占めしようとした夫の鈴峯研究所のせいなのか。今となっては責任のなすりつけあいは価値のないことだ。ポーン……♪エレベーターが開き、蓮花が一歩踏み出そうとした時だった。「お義母さん ! 」「あらぁ ? あんたどこに……なにその格好は……」「お義母さんこそ……今お帰りだったんですね……。どうしてここに ? 」「デデのおやつが無くなったのよ。買い置きあったでしょ ? 」義母の茜が丁度パーティから帰宅し、蓮花の部屋へ転がり込むところだった。「あんた何で白衣なんか……『旭飛……主席研究員……R.TAKIGAWA』?」ネームタグを見た茜がギロリと蓮花を見上げた。蓮花はバッとタグを外し、スキニーの中にねじ込む。だがもう遅かった。「まさか……あんた。へぇ……よくもわたしたちに隠して……。じゃあ、あんた透の事を下に見てたわけ ?『世界の滝川』。桐生杏が鈴峯研究所を立ち上げる時に血眼になって探していた研究者……」「いえ、下に見るとかそういう訳じゃ……。後で説明します。今、予定が立て込んでて…&helli
last updateÚltima actualización : 2026-10-16
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10.人並みの幸せのために

「社長! 」蓮花は慌てて立ち上がると、頭を下げた。「すみません、お忙しいところ……」「いいんだ。こちらのマダムは?綺麗な方だ」これでご機嫌が取れるなら苦労はしないのだが、茜はすぐに燎が自分とは格の違う人間だと嗅ぎ分ける。「あら、嬉しいわ。蓮花さんは息子のお嫁ちゃんですの」「それじゃあ、鈴峯社長のお母様ですか。お会いできて光栄です。素晴らしい成長を遂げていますね。目を見張るものがあります。見習わないと。丁度今、駐車場で鈴峯社長をお見かけしましたよ」「え!?」これには蓮花も顔色が変わった。まっすぐエントランスからエレベーターで自宅へ向かってくれればいいのだが──「やだ、蓮花さん〜」「蓮花……何をしてるんだ、そんな格好で」杏を連れた透がフリースペースへ登ってきた。「これは……その……」白衣を慌てて脱ぐと、隣にいた燎の手に押し込んだ。「お借りしたの! 一度着てみたくて ! 」蓮花の引き攣った笑みと何か言いたげな燎。たった今、蓮花を脅したばかりの茜も、これには緊張が走る。だが当然、その青年を見上げた透の顔色が豹変した。「あ……え…… ? まさか……貴方は……」たじろぐ透に杏が絡みつく。 「何 ? このコスプレお兄さん誰〜 ? 」「ば、馬鹿…… ! 」透が杏の手を振りほどく間もなく、燎は杏に微笑むと会釈をした。「おはようございます。少し蓮花さんにお話を伺っていまして」「はは ! うちの妻に何を。聞くことなんか何も無いですよ、研究者じゃあるまいし」透の言葉に燎は微笑んだままだったが、確実に全てを理解し小さく頷いた。
last updateÚltima actualización : 2026-10-17
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11.感染の仮説

駐車場へ続く自動ドアのそばに、燎の部下が一人立っていた。「防護服です、どうぞ」蓮花にも手渡される。白衣をその部下に預け、白い防護服とマスク、ゴーグルを手早く装着していく。燎は手馴れた様子の蓮花を見下ろすと、ゴーグルの奥の鋭い瞳に強い意志を感じた。「ふ……」「なんです ? 」緊張の糸がプツリと切れる。蓮花は不思議そうに燎を見上げる。「いや、失礼かもしれないけれど。今の君の方が綺麗だ。ドレスよりもね」「失礼ですよ」そう怒って見せるが、蓮花は肩の力が抜けていくのが自分でも分かった。(──不思議な人)燎の発言は軽々しく出るような台詞が多い。しかし、先程の会話でも自分と透や茜の状況を見て合わせる賢さもある。「もしかして、褒めてます ? 」「ああ。ドレスを着るだけで価値が上がる女性を『素敵』だとは思わない性分でね」そう言い電源を切った自動ドアを指で開け放つ。目の前には、マンション住人のものではない見慣れない車が一台、乗り付けられていた。「……これ、御影社長の車ですか ? 」「リョウ、でいい。これからは対等でいこう。チームワークは大切だ」黒のランドクルーザーだ。「懐かしいっていうか……なんて言うか……。これ、今の型 ? 父がランクルとはランドローバーが好きだったの」「奇遇だね。急ごしらえにバンパーにスカートを付けた。もし轢いても踏み付けたら意味が無いからね」蓮花はバンパーに触れる。綺麗に拭い去られていて、何も痕跡がない物の凹みや傷はまだ無かった。「意味が無いって、どういう意味 ? 」「助かるものも助からなくなるだろう ? もし治療薬が出来ても、死因が『事故死』になる」蓮花は燎を振り返ると、本気で言っているのかとまじまじと顔を見つめた。「治療薬なんて、そんな
last updateÚltima actualización : 2026-10-18
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12.感染者 ASTER体

「そうなります。外にいた変態した人間たち……まるでASTERになったように口から触手を出していました」燎は部下から受け取ったケースを開けると、ピンセットを手に取る。「動画ではピンセットを入れる穴が樹脂製の蓋とシリコンの穴枠でした。念の為、バイアル瓶に採取して……触手が出たりしないよう二重に……」神経質になる蓮花に燎は言われるがまま指示通りに従う。『08-08』のヘッドライト横の溝にいた小さな生命体は3cm程の大きさになり黒紫色をしていた。「旭飛で発見した時はこんな感じだったのか ? 」「大きさは30cm程で、アメフラシのような見た目でした。でも、色はもっと鮮やかな青紫だったんです。……何らかの条件で、鈴峯研究所の個体は黒っぽくなってしまっていましたが……これも同じですね」「鈴峯研究所の個体 ? 」「実は、雨宮博士が機転を利かせてくれて、発見時に採取を。わたしたちはASTER - 0と呼んでます。そちらもまだ生きていて、仮死状態の継続に成功しています。変色もありません。けれど、鈴峯研究所の個体は変色し、触手まで出した……」燎は小さな生命体を瓶に入れると更に分厚いケースに入れ金具をバチンと閉めた。「『11-11』の車も同じだ。フロントに動いてるのが何匹かいる」「ASTER - 1に似てます……」「旭飛研究所のASTER - 0はそのままなのに、鈴峯研究所のASTERだけが変化したのか……。君や雨宮博士の見解を聞きたい」「そうですね。実物を見ていないのであくまで仮説にも程遠いのですが、変色の原因は不明としか。酸欠によるチアノーゼかと思いましたが、雨宮博士はASTERが呼吸に必要なのは酸素とは限らないと言いまして、わたしも納得しました。あとは──外にいる変態した方々をASTER体と呼称しますね。
last updateÚltima actualización : 2026-10-20
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13.作られた幸せ

蓮花が部屋へ戻ると、既に杏と茜はいなかった。「お義母さんは ? 」蓮花が窓辺に立つ透に訪ねると、しばらくの沈黙の後ようやく口を開いた。「母さんの部屋に行った」「そう。お構い出来なくて申し訳ないわね」蓮花が心にも無いことを呟くと、透が蓮花をダイニングテーブルへ手招きした。「少し話さないか ? 」妙に静かで冷静──しかしどこか緊迫感を感じる透の面持ち。だが蓮花もはっきりさせたいことは山積みだ。 大人しく従った。最初に透からでた話題は蓮花の斜め上の話題だった。「御影 燎とは知り合いなのか ? 」蓮花は目を丸くすると、首を振った。「まさか ! 」「じゃあなんでわざわざここへ会いに来る ? おかしいだろ」「あ……雨宮博士と今、連絡が取れないんですって。わたしはドレス選びにこないだショッピング中にお会いしたから、どこか行き先を知らないかって」「そんな嘘を信じられるか !  SHADOW FLARE GROUPのCEOが !? わざわざ自分の足で !? 一研究員を探すために、挙句研究所のフロントレディに会いに来た ! ? そんなわけないだろ ! 」「……」蓮花にはもう、自身が研究者だと言う話を打ち明ける気は全く残っていなかった。 パーティの前は揺れ動いていた隠し事も、今となっては透が自分にした仕打ちの方が余程の出来事だった。 仮に研究員、R.takigawaだと透が最初から知っていたら ? 透は杏を手放しただろうか ?  手放したとしても、それは女性としての立場ではなく、R.takigawaという所持品が欲しいだけなのだ。「あなたこそ。内緒にしてる事ってあるわよね ? 」「俺が ? 何も無いが ? 」「学生時代からずっと、杏さんが好きだった事よ」「あぁ、そんな青い時代もあったな。だが、今は今だろ ? 」「杏さんとは何も無いって言うの ? 」
last updateÚltima actualización : 2026-10-21
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14.囲まれるマンション

尚も透の手は蓮花を強く引き寄せる。「何故拒絶するんだよ !? お前は俺の妻で、俺の相手をするのは当然だろ ! 」「ただの『所有物』でしょ !? わたしに愛なんか無いじゃない ! 」「あるさ ! 」「都合のいい人 ! その言葉……杏さんの前でも言えるの ? 」ドッ ! 強い振動が肩にかかり、蓮花がソファによろめいた。「黙ってろ。……黙って言うことを聞け !! 」そういい透は覆い被さると強引に蓮花のトップスに手を入れようとまさぐり始める。「やめて !! やめてよ !! 」パンッ ! !乾いた音が響く。透は叩かれた頬を摩ると、信じられないものを見るように目を見開き口をパクパクさせた。「蓮花…… ? おい、今のはわざとか ? ……たまたま手が当たったんだよな ? 」「おめでたい人。昨日のパーティでも、結婚記念日のプレゼントも、全てを蔑ろに扱って ! それで身体だけは求めるのっ !? わたしって何 !? 」蓮花も反射的に起き上がり廊下を駆ける。「違うっ ! 待て、蓮花 !! 」追ってくる透との距離はたかだか部屋一つ分。このパンデミックの最中、逃げる場所など無いというのに。更にこの廊下の先は寝室。自ら狩場に飛び込むようなものだ。思わず目に付いたのはトイレのドアだった。急いで入り、鍵をかけドアレバーを思い切り握って恐怖に耐える。「お前の美貌と桐生の財力 ! 俺にはどっちも必要なんだ ! だから妻として慎ましく美しいお前を選んだ ! 」打算だ。それでは杏への気持ちに誤解は無いということだ。「……もう構わないで…… ! 」蓮花は床にへたり込むとドアの外にいる透が離れるのを待った。「蓮花 ! 本当に愛している女性はお
last updateÚltima actualización : 2026-10-22
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15.離婚届と万年筆

『レン、雨宮博士と連絡がついたよ』「リョウ ! もうダメ ! ここに来ては駄目 ! 」『レン ? 』「ASTER体がマンションに入り込みそうなのっ ! 」『無事なのか ? 』「夫がヘリを手配してるけど、お義母さんを連れに別棟へ向かったの ! 」『俺はもうすぐ側に……なんだ ? 人が積み上がってる…… ! 』「逃げて ! 」『……あぁ、好きにやらせてもらう』通話が切れる。燎のことだ。上手くASTER体を躱しながらマンションから離れてくれるだろう。今は命が優先だ。蓮花は寝室のクローゼット部屋から自分の使い込んだキャリケースを引っ張り出す。中から丸めたリュックを取り出すと、キャリケースには透に言われた物を適当にドサドサと積み上げ力づくで閉める。そしてリュックを手に今度は自分の持ち物を詰め始めたところで手は止まった。「こんな時に感傷に浸ってる場合じゃ……」そう思いながらも、手に馴染むリュックの布地を見詰める。小さい穴も、擦り切れそうなベルトも、世界を歩き、未知のものに面してきた思い出がそこには残っていた。「ここには……。この部屋には……わたしが持って逃げたい物なんて何も無い……」ポールハンガーに引っ掛けた白衣を手に、空っぽになった部屋を見渡す。銀行通帳や印鑑を取り出そうと金庫を開けた時、そばにあるファイルや書類が崩れる落ちた。「もう〜。家のものと仕事の物は分けておくんだったわね……」その中から、知ってはいるが実物を手にした事のない一枚の紙切れが手元にハラリと舞い込んできた。「離婚届── !!? なにこれ…… ! 」紙を顔の前まで近付け目を見張る。そ
last updateÚltima actualización : 2026-10-23
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16.最強の男

三十階もある階段を生身の足で駆け上がって来た事にまず見ていた全員が驚いていた。燎は息を切らせながら、蓮花の突き出した離婚届を見て口笛を鳴らした。「クールなこと、はぁ、してるねぇ ! ……はぁ、はぁ。話終わった ? 」「何しに来たんだ ! お前も乗せはしない ! 」燎が透を見てポカンとする。「『も』 ? レン、乗せて貰えないの ? 」「いいえ。拒んだだけ。その代わりにサインしてって、今……」「誰がサインするものか」不貞腐れる透に燎は小さく笑みを浮かべたまま息が整うのを待つが、何せ三十階だ。そう簡単ではない。「ん。そう。はぁ……。あ、あぁ〜、じゃあ。鈴峯社長。俺が鈴峯研究所のクリーン作業を引き受けると言ったらどうかな ? それに同意する ? 」「何故お前に研究所を ! それと離婚は別の問題だ」「それ、見せてよ」燎は蓮花から念書をひょいと取り上げると、頷きながら話し始める。「なるほど。じゃあ、尚更、同意すべきだ。SHADOW FLAREに委託することで、メリットがある。俺に責任転嫁が出来るってところさ。皆がその話を聞き、世間の目はまず俺たちに向き、叩かれ、株も大暴落だろうね」「それでもいいと言うのか ! 」「貴方次第だ。研究施設へ出入りするマスターキーと引替えにね。今持ってる ? 」「……」透は恨めしそうに蓮花を睨みつけると、万年筆を取りサインを書き上げた。「気が済んだか !クソ女 ! 」そういい、万年筆を顔面向かって投げつける。「キャ…… ! 」パシ ! 「危ない。顔に当たるところだった」「あ、ありがとうございます」「反射神経には自信あるんだ」燎は平然と横から万年筆をキャッチすると、透に手を差
last updateÚltima actualización : 2026-10-24
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2.人類最後の希望

「あれは……さっき階段から見えた家族だ ! 」「ASTER体が…… ! もうベランダに届きそうね」隣の火炎瓶やボウガンで応戦していたマンション住民が、危機を迎えていた。住民は高層マンションの二階で、ASTER体が重なり合えば決して届かない高さじゃない。「競技用クロスボウだ。殺傷能力は高くないし、火を投げつけるのも逆効果だな」蓮花が車を停める。燎も無言でコンテナに手を突っ込む。「あそこにいるASTER体を誘導する」「できるの ? 」「手持ちでは……これだな」燎が取り出したのは救難用フレア。発射式の信号銃だ。バシュ !! ハンドガンから打ち出された強烈な紅が弧を描いてマンション裏へと飛んでいく。ASTER体たちが視界に入るギリギリの位置で、尚且つ遠くに飛ばすように発射する。『〜〜〜── !! 〜〜〜』重なり合ったASTER体は、呻き声を上げながら慌てるように藻掻き、光源へなだれ込むようにもちゃもちゃと移動する。二階の住人は部屋の中に入ると、数分してからすぐ外へ出て来た。荷造りは済んでいたようで慌てて車にボストンバッグを詰め込むと車へ乗り込んだ。走り出す直前、サンルーフから一人の幼女がヒョコリと顔を出し、こちらを向いてぬいぐるみを持った手をゆっくり振って見せた。「良かった……。お子さんがいたのね」「パニックになるのも無理ないな。こんな事になるとは誰も思わなかっただろうし」「大変なことになったわ……。最初に夫にASTERを任せなければ……」「『元』夫だろ ? 研究所か……やり方次第だな。宇宙生命体の研究所を始めたら、公表してしまった方が優秀な人材が集まることもある。けれど、静かな環境で落ち着いて、とはいかない。鈴峯社長の独占し
last updateÚltima actualización : 2026-10-25
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3章 - 1.世界のR.takigawa

「これを付けて ! 会話ができる ! 」『社長、研究所へ向いますか ?』「まぁーさか ! あそこはSFGに明け渡す ! 宮城へ飛ばせ ! 別荘も近いし、駐屯地も近い。避難くらいさせてくれるだろ」『……む、無線で確認を取っておく方がよろしいかと』「任せる ! 飛ばせ飛ばせー ! はははは !! 」透がヘッドセットを杏と茜に手渡す。「杏、見ろよ。逃げ遅れた奴が追われてる ! リアル鬼ごっこみたいだ ! 」「怖〜い。透がいて良かった」マンションから乗せられた住人たちは、皆顔見知りだが素性までは知らない他人。透たちの様子を伺うがヘリの騒音とほぼ手ぶらで逃げてきたことで消耗しきっていた。「やだ、透 ! その白衣……なんで返さなかったのよ !?」杏がシートの上に丸め込まれた蓮花の白衣を見つけ、汚らわしい物を見るような視線を向けた。「あぁ、気付かなかったな。蓮花のではなく、御影 燎に借りたとか言っていたが……あいつにコスプレ趣味があるのは知らなかったな」「きゃはは ! 案外変態だったりして ? 白衣なんて趣味が悪いわね」「外に出たら捨てるから、そっちに置いておいて──」白衣を棚に上げようとした時 、ポケットから何かが落ちた。「うあっ、ゴミか ? 」「違うみたい。名札……じゃない ? 」杏が拾い、透と二人で見る。『旭飛研究所 生命科学部門主席研究員 / PRINCIPAL SCIENTIST滝川 蓮 / R. TAKIGAWA』「これって……」「滝川 ! R. TAKIGAWA !!? あのっ !!? どうしてこんな物を持ってるの ?! 」透がネームタグを杏からひったくる。「滝川  蓮 !? いや、確かに旭飛の研究員もしていたけど&he
last updateÚltima actualización : 2026-10-26
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