Inuyashaと桔梗の因縁を現代風にアレンジしたAUは、AO3で結構見かけますね。特に面白いのは、'After the Rain'という作品で、桔梗が病院勤務の医師、Inuyashaが暴走族の元メンバーという設定。過去の因縁が、病院の廊下での出会いや、夜間診療での出来事に置き換えられていて、前世の記憶がフラッシュバックとして描かれるんです。
私が最近読んだ中で特に印象に残ったのは、'犬夜叉'の現代AUファンフィクション『Across the Centuries』です。この作品では、桔梗が考古学の教授として、犬夜叉が彼女の助手として登場します。二人の過去の因縁が、現代の学術的な環境の中で徐々に明らかになっていく様子が繊細に描かれています。
作者は、原作のファンタジー要素を排除しながらも、二人の間に流れる緊張感と未練を巧みに再現しています。特に、桔梗が発掘した古代遺物が実は彼女自身の前世の記憶と繋がっているという設定は、原作ファンならではの嬉しいサプライズでした。犬夜叉の粗暴ながらも純粋な性格も、現代の若者らしい表現で生き生きと描かれていて、読んでいるうちにどんどん引き込まれていきました。
最近'AO3'で見つけた『Divergence of Stars』という作品がまさにそれだね。赤司征十郎を神秘的な占い師、緑間真太郎を冷静な科学者として描いている。二人の因縁が占いと科学の対立として巧みに再解釈されていて、特に第3章の「水瓶座の逆行」エピソードでは、緑間のデータ分析が赤司の予言を覆す瞬間の描写が圧巻だった。
背景設定が『黒子のバスケ』の世界観をうまく活かしていて、赤司の「天帝の眼」が占術の象徴として、緑間のシュートフォームが科学的手法のメタファーとして機能している。最終章では二人の異なるアプローチが融合する展開に痺れたよ。200k字超えの大作だけど、キャラクターの本質を崩さないAU設定が秀逸。