六年の誤った愛妊娠三ヶ月の私が突然、耐え難い腹痛に襲われ、下腹部から鮮血がサラサラと流れ出した。
私は意識を失う寸前で、江口望月(えぐち みつき)に助けを求めるため電話をかけた。
電話がつながると、向こうから苛立った声が聞こえた。「また何かあったのか?」
私は意識が遠のき、助けを求めようと口を開けたが、突然、彼の幼馴染である周防花音(すおう かのん)の笑い声が聞こえた。「今日は誰にも邪魔させないからね」
次の瞬間、電話は冷酷に切られた。
再び目を覚ました時、私の腹はすっかり平らになっていた。
花音のインスタを開くと、写真の中で二人はしっかりと手を握り合っていた。
そして、彼女の手首には、江口家の伝家のブレスレットがつけられている。
キャプションには【ある人が、このブレスレットだけが私にふさわしいって言ってたから、遠慮せずに受け取っちゃったわ】と書かれていた。