花紋の少年と魔法図書館この世界の魔法は、本に記された“言葉”を読むことで発動する。
同じ詩でも、読む者の感情や記憶によって、まったく異なる魔法が咲く。
中でも“花紋”を持つ者は、書かれていない言葉すら咲かせる特別な存在――。
幼き日の魔法事故で親友を喪った少年・ユウリは、ただ一つの願いを胸に旅に出る。
「もしどこかに、“言葉で死をほどく魔法”があるなら——」
たった一人の親友が残した“読めなかった言葉”を、もう一度届けるために。
伝えられなかった想い。咲かなかった詩。
その全てを抱えて、少年は“読む”旅を始める。
魔法と言葉が織りなす、やさしくも苛烈な異世界ファンタジー──。