今さら泣きついてきても手遅れよ七歳のあの年、蕭行止(しょう こうし)を救うために、私は彼の身代わりとなって毒酒を飲み干した。九死に一生を得たものの、それ以来、私の耳には何の音も届かなくなった。
彼は罪悪感に苛まれた。
自ら両親に懇願し、私との婚約を取り付けると、こう誓ったのだ。
「冷、怖がらないで。これからは僕が君の耳になる。一生かけて君を守り抜くから」
しかし、私が成人の儀を迎えたあの年。
彼は想い人を守るために、大勢の友人たちの前で、嫌悪感を露わにして私を罵った。
「あのつんぼ、沈冷(ちん れい)にはもううんざりだ!
七歳のあの日、どうして毒酒は彼女を殺しきってくれなかったんだ!」
私はその場に立ち尽くし、声も出なかった。
彼は知らなかったのだ。通りすがりの名医が銀の針を施してくれたおかげで、私の耳がすでに聞こえるようになっていたことを。
屋敷に戻った後、私は女官選抜試験の受験票を破り捨てた。荷物をまとめ、両親と共に辺境の駐屯地へ向かうことを決めたのだ。
行止、これでもう終わりだ。
あなたと私は、これからは赤の他人なのだ。