婚約破棄、国の極秘計画へ私は相沢澪(あいざわ みお)。大学二年で国内トップの研究室に入ったものの、周りは皆、私がコネで入り込んだと決めつけた。
母は、私が手作りしたプレゼントを放り捨て、嫌悪を隠そうともせず言う。
「恥も知らないあんたなんか、娘だなんて思いたくもない」
婚約者の矢ヶ部安臣(やかべ やすおみ)は、私に釘を刺すように言う。
「自分が矢ヶ部家の妻になる女だってことを、忘れるな」
後になって、妹の相沢詩織(あいざわ しおり)に左手を壊されたが、家族たちは私に、追及は諦めろと命じた。
病院に運ばれて意識を取り戻したあと、私は師匠に電話をかけた。
「国家極密のロケット計画に、参加いたします」