糊塗

嘘に塗りつぶされた真実・改
嘘に塗りつぶされた真実・改
結婚3年目にしてやっと妊娠した西条サラ。夫にどういう風に伝えようか、心はウキウキ。そんな中救急で搬送されてきたのは義妹(仮)。付き添っているのは夫(仮)。二人の関係はどうなっているのか心中穏やかにいられません。だというのに、義妹は夫との関係を匂わすような言動をしてきて、サラの心は限界に。 サラはついには親友の澄香を頼って家出をすることにしました。 その後もいろいろと義妹である澪が…。
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血塗られた宮廷で護衛騎士は愛に揺れる
血塗られた宮廷で護衛騎士は愛に揺れる
男が生まれにくい国、龍虎帝国。古代から十二支の守護獣に選ばれた十二家が国を統べてきた。皇太子の蒼龍(ツァロン)は、十八歳。二十歳で後宮を持たなければならないが、父、黒虎(フーヘイ)皇帝の放蕩に嫌悪感を抱いていた。 ある日、蒼龍の侍女の遺体が発見される。まるで蒼龍に見せつけるかのように。宮殿内は騒動となる。誰かが皇太子の、皇帝の命を狙っているのではと。皇帝には隠し子が何人もいると言われていて、その中の誰かが皇太子の、皇帝の地位を狙い暗躍を始めていた。蒼龍の護衛を命じられた騎士団団長、紅雪華(ホ・シュエファ)は犯人捜しを始めるが嘘と野心が渦巻き誰が裏で糸を引いているのか見当もつかない。 再び、皇太子に近い人物が殺され、蒼龍も実際に狙われ始める。そんななか、蒼龍は自分を命をかけて守る雪華に心を寄せ始める。 雪華もまた、皇帝への忠誠と恋の狭間に揺れ動く。雪華は皇帝の寵愛を受けていた。そのため皇帝は皇太子と雪華の関係にいら立ちを覚える。 いったい誰が蒼龍を狙っているのか。何人もいる皇帝の隠し子の中に真相はあるのか。陰謀渦巻く後宮で起きる中華恋愛ファンタジー×ミステリー
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52 Chapters
生まれ変った私は彼を捨てた
生まれ変った私は彼を捨てた
結婚式の3日前、閉所恐怖症を患う結城湊(ゆうき みなと)の元カノが、私の車を山道の断崖絶壁に追い詰めた。 時速100キロの猛スピードで、12回も激しく追突してきた。 湊が警察官と共に駆けつけた時、私はひしゃげた運転席からレスキュー隊によってこじ開けられ、救出されようとしていた。 だが、彼は塗装が少し剥げただけの限定スポーツカーへと向かい、全身を震わせる桜井結衣(さくらい ゆい)を抱きしめた。 「湊、凛さんの額から血が出ている。急いで病院へ運んで縫合しないと」 湊は私を乗せた担架を手で制止し、血のにじむ私の額と痣だらけの腕をちらりと見て言った。 「ただの掠り傷だ。結衣は閉所恐怖症なんだ。こんな人里離れた山奥では彼女の状況の方が危険だ。先に彼女を病院へ運べ」 置き去りにされそうになった私は、最後の力を振り絞り、彼のズボンの裾を死に物狂いで掴んだ。 彼は眉をひそめ、私の指を強引に引き剥がした。 「結衣はわざとやったんじゃない。発作が起きただけだ。お前は弁護士なんだから、不可抗力という言葉くらい理解できるだろう。いい加減にしろ」 そう言うと、彼はアシスタントから和解合意書を受け取り、力が抜けた私の手首を掴んで、無理やり拇印を押させた。 「後から別の救急車が来る。もう少し我慢しろ」
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俺様社長とのハピエン後、愛は奈落へ
俺様社長とのハピエン後、愛は奈落へ
私が姉の吉田智子(よしだ ともこ)への子宮提供を断ると、幼馴染は私をひどく憎んだ。そして、東都の御曹司である三浦啓太(みうら けいた)のもとへ、私を送り込んだ。 啓太は女性にまとわりつかれるのを嫌うことで有名だった。だから誰もが私の末路を待っていた。でも彼は、これ以上ないほど私を大切にしてくれた。 あっという間に3年が過ぎた。妊娠したかもしれないと思って病院へ行くと、偶然、啓太と医者の会話を耳にしてしまった。 「三浦さん。3年前、あなたは私に泉(いずみ)さんの子宮をこっそり彼女のお姉さんへ移植させましたよね。なのに今度は、生まれつき妊娠できないと泉さんに嘘をつけ、と?あなたを愛してくれる女性に、どうしてそんなひどいことができるんですか?」 「仕方ないだろ。智子が子供を産めなかったら、嫁ぎ先でつらい思いをするだろうから。智子に適合する子宮は、泉のしか無かったんだ」 聞き慣れた啓太の声が、ぞっとするほど冷たくて、まるで知らない人のようだった。私が固く信じていた愛も救いも、結局は、また別の嘘で塗り固められたものだった。 それならもう、ここにはいられない。
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8 Chapters
仇敵の妻〜私を救い出した夫は黒幕〜
仇敵の妻〜私を救い出した夫は黒幕〜
我が家が取り潰しに遭った日、死罪を待つ身から高官へと成り上がった幼馴染の塗景(とけい)は、皇帝から賜った死罪を免じる証を手に、皇宮の正殿の長い階段を一段一段、膝をついたまま登り、私・沈卿雲(しんけいうん)を妻に迎えたいと懇願した。 結婚初夜、私たちは寝所で、一晩に何度も重なり合った。 だが、わずか数ヶ月後のこと。身重の体で彼にお茶を届けに行くと、塗景と側近のこんな会話を耳にしてしまった。 「塗様。沈家に、かつてご一族百名余りを無残に殺されたというのに…… 一族の仇を討ち果たしたのち、なぜ仇の娘など救い出し、あろうことか妻に迎えたのですか?」 「復讐のためだ。なぜ俺だけが恨みを背負い、生きた心地もしない地獄を味わわねばならない? 沈卿雲にも、俺と同じ地獄を歩ませる。生きていれば不幸になり、死ぬことも許されない苦しみの中でな」 胸が張り裂けるほどの絶望のなか、私はひどく病弱な息子を産み落とした。 塗景は冷ややかな目で私を見下ろした。 「沈家の血を引く人間とは、どいつもこいつも出来損ないだな。 お前と同じように」 それから6年間。塗景を殺して息子の塗書陽(としょよう)を連れ去ろうと、132回も企てた。 しかし、そのすべてが失敗に終わった。 そしてあの日。塗書陽がうっかり檀木の箱を落として壊してしまった。罰として祠堂(しどう・先祖を祀る部屋)の冷たい床に跪かされたあの子は、意識を失ってしまった。 私はまたしても毒入りの酒を用意し、狂ったように復讐しようとした。 その時、側室の祁絮(きじょ)が塗景の腕の中で甘く笑う声が聞こえた。 「景さん、卿雲さんが命懸けで産んだ子供を、景さんが自分の手で殺したと知ったらどうかしら? 6年間、私たちの子の面倒を見させていたと知ったら、狂ってしまうんじゃないかしら?」
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寝室に鍵をかけた日から
寝室に鍵をかけた日から
子どもにちゃんとした家庭を残したくて、私・一ノ瀬紗弥(いちのせ さや)は殺気を畳み、三年間、みじめな専業主婦を演じてきた。 夫・一ノ瀬誠司(いちのせ せいじ)が家に帰らない夜が続き、不穏な噂がいくつ耳に入ってきても、私は耐え、信じることを選んだ。 ――あの日までは。 病気の娘・一ノ瀬美桜(いちのせ みお)を、誠司が白川瑠華(しらかわ るか)を庇うために突き飛ばした。その光景を、この目で見た瞬間。 恋に溺れていた私は死んだ。 目を覚ましたのは、名を聞くだけで裏の世界が震える――人間兵器と呼ばれていた存在だった。 離婚? ……冗談は、寝てから言え。 私は薄く笑い、後ろ手で寝室の鍵をかける。 「あなた、ちゃんと『話し合い』をしましょう」 その日から、誠司の悪夢が始まった。 顎を外され、脇腹の急所を叩かれ、関節技で完全に押さえ込まれても―― 病院では「異常なし」。通報すれば「夫婦喧嘩」「被害妄想」で片づけられる。 青あざだらけで膝をついた誠司は、泣き叫んだ。 「頼む……離婚してくれ……財産は、全部放棄する……!」 私は手の甲についたハンドクリームを塗りながら、淡々と言った。「……気分次第ね。今日のレッスンは、まだ終わってないわ」
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糊塗とはどういう意味?小説やアニメで使われる表現を解説

3 Answers2025-12-03 00:47:28

小説やアニメにおいて、『糊塗』という言葉はしばしば物語の展開やキャラクターの行動を曖昧にまとめる手法を指します。

例えば、複雑な人間関係を簡単に解決するために、唐突な和解シーンを挿入したり、説明不足のままキャラクターが変貌を遂げたりする場合。『進撃の巨人』の終盤で、これまで対立していた勢力が急に協力体制に入る描写は、一部のファンから「糊塗的」と批判されました。

重要なのは、この表現が必ずしも悪い意味だけではないこと。『君の名は。』では、時間パラドックスという難しいテーマを、感情的な結末で包み込むことで、理屈より感動を優先させています。これはポジティブな糊塗の例と言えるでしょう。作品のテンポを保つためには、時として細部を省略することも必要な技術なのです。

糊塗の技法が印象的なおすすめマンガは?

3 Answers2025-12-03 09:05:15

『バクマン。』のストーリー構成には、現実と創作の境界をあいまいにする糊塗の技法が随所に散りばめられています。主人公たちが漫画を描きながら、その過程で直面する苦悩や喜びが、読者自身の現実と重なって見える瞬間が特に秀逸です。

作中のキャラクターが「この漫画はフィクションだ」と断りつつ、作者の実体験がにじみ出る描写は、虚構と現実の糊塗を巧みに表現しています。例えば、主人公が締め切りに追われるシーンは、漫画家の日常を描きつつも、あらゆるクリエイターの普遍的な葛藤として共感を生み出します。

こうした技法が効果的なのは、読者が作品世界に没入するうちに、自分自身の創造的営みと重ね合わせて考えるきっかけを与えてくれるからです。『バクマン。』はエンターテインメントとして楽しめるだけでなく、創作の本質について考えさせられる稀有な作品と言えるでしょう。

糊塗とメタファーの違いを分かりやすく説明して

3 Answers2025-12-03 12:24:17

言葉の世界で遊ぶのが好きな人たちにとって、糊塗とメタファーは全く別の楽しみ方なんですよね。

糊塗というのは、はっきり言わずにぼかす技術。政治の話で『ある国』とか『一部の関係者』って言うあれです。事実を隠すわけじゃないけど、ピンポイントで指摘しないことで、角が立たないようにする。日常でも『昨夜の件』とか言うあれ、まさに糊塗。

一方メタファーは隠喩って言うけど、実際は逆に鮮やかに見せるための手法。『人生は旅』とか『時間は川』っていうあれ。隠すどころか、別のイメージをぶつけて本質を浮かび上がらせる。『君は太陽だ』って言われたら、明るさや温かさを強調してるわけで、これこそメタファーの真骨頂。

同じ『言い換え』でも、糊塗が保護色なら、メタファーはスポットライトみたいなもの。文学と現実の狭間で、言葉が全く違う役割を果たすのが面白いです。

糊塗が主題の短編小説おすすめ作品は?

3 Answers2025-12-03 22:30:45

糊塗をテーマにした作品で思い浮かぶのは、中国文学の短編『阿Q正伝』です。ルー・シュンのこの作品は、自己欺瞞という形で糊塗を描き出しています。主人公の阿Qは現実から目を背け、都合の良い解釈で自分を慰めます。

この作品の面白さは、阿Qの心理描写にあります。彼は常に敗北を勝利に書き換え、屈辱を栄光に変えます。そんな彼の姿は滑稽でもあり、同時にどこか哀れでもあります。読者は笑いながらも、自分の中に潜む阿Q的な部分に気付かされるかもしれません。

糊塗というテーマを扱いながら、人間の本質に迫った名作です。短編ながら深みがあり、読むたびに新たな発見がある作品です。

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