終わりの大地のエリン辺境の村に住むエリンは、13歳の少女。親を知らない孤児だ。
エリンには秘密がある。それは、超能力のような不思議な力が使えること。人の心の声が聞こえたり、念じるだけで炎が灯ったり。
エリンには謎がある。誰も彼女の出自を知らず、どこから来たのかも知らない。狂った獣「白獣」狩りを生業とする、異能戦士団エインヘリヤル。彼らとともにエリンは旅立つ。
自らの血と肉体に宿る力を少しずつ探りながら、手がかりを求めて世界を巡る。
さまざまな出会いと別れはエリンを成長させていく。
これは、神殺しの宿命を背負って生まれた少女の成長と救済を描く物語。
そして、過ちを積み重ねた大人たちが責任を全うして、赦される物語。