滅多に触れられない視点では、クロスオーバー系の実験精神が目を引く。僕は異世界や別作品との融合を読むのが好きで、ザブザというキャラクターは他ジャンルと組み合わせやすい素材に思える。例えば、権力闘争や策略が前面に出る物語世界と合わさると、彼の冷徹さが政治的な駆け引きとして磨かれる。ここにあえて'Game of Thrones'的な舞台を持ち込むと、義理と忠誠、傭兵としての生き様がより重厚に描かれる。別世界ではザブザが将軍や影の暗殺者の立場に置かれ、道徳的ジレンマに苦しむ場面が多くなる。
刀を振るう姿が頭に残っている。あの一撃一撃に宿る静かな威圧感は、単純な強さの数値以上のものを伝えてくる。
自分は当時の戦況と戦法を何度も見返していて、'Naruto'の'Land of Waves'での戦いは特に印象深い。ザブザは暗殺術、剣術、そして水遁を組み合わせることで「一撃で仕留める」スタイルを実現していた。一対多数でも有効な大規模水遁を扱いつつ、静かに近づいて致命傷を与える能力は同世代の忍の多くにとって脅威だった。肉体的なスタミナと冷静な判断力も持ち合わせていて、瞬発力と持久力のバランスが良いタイプだと感じる。
そこで比較すると、里の平均的な上忍よりは明らかに上のクラスにいる。ただし、特殊な血継限界や写輪眼といった強力な個性技を持つ者たち、あるいは国力と術のバリエーションで優れた里のトップ層と比べると差は出る。要はザブザは“暗殺と剣術の頂点クラス”という立ち位置で、同世代の中では間違いなくハイエンドな存在だったと私は思う。