ビジネスの現場でよく耳にする『あくせくする』という表現、英語では 'to be busy as a bee' や 'to hustle' が近いニュアンスを伝えられますね。特にスタートアップ文化が盛んなシリコンバレーでは、'hustle' という言葉が日常的に使われていて、朝から晩まで情熱的に働く姿勢を肯定的に表現します。
最近気づいたのは、この表現の使い分けがビジネスコミュニケーションの質を左右すること。取引先とのメールで『We've been hustling to meet the deadline』と書けば、前向きな努力として伝わりますが、日本語で『あくせく対応しています』とそのまま訳すと、逆に不安を与えてしまうかもしれません。
英語学習仲間と話していて気付いたんですが、『あくせくする』をビジネス英語で表現する時、状況によって最適な訳語が変わります。締め切りに追われている状況なら 'to be swamped'、焦りながら作業しているなら 'to scramble' がしっくりくる。先週の国際会議で、ロンドン支社のマネージャーが 'We're scrambling to finalize the quarterly report' と言っているのを耳にして、まさに日本語の『あくせく』と同じニュアンスだなと感じました。重要なのは、単に忙しいという状態ではなく、どこか追われるような心理状態まで含めて表現できるかどうかですね。