「
しおらしい」って聞くと、すぐに思い浮かぶのは『となりのトトロ』のメイちゃんのようなキャラクターだよね。あの無邪気さの中にちょっとした控えめさが混ざっている感じ。でも実は、この言葉にはもっと深いニュアンスがあって、単に大人しいとか従順というわけじゃないんだ。
例えば『鬼滅の刃』の禰豆子は、普段は無口でおとなしく見えるけど、いざという時には強い意志を見せるよね。これが「しおらしい」の本質で、表面的には穏やかでも内面に芯を持っているのがポイント。昔から日本文学に出てくる「たおやめ」のイメージに近く、現代のキャラクター造形では「ツンデレ」とはまた違った魅力を表現するのに使われる。
最近だと『SPY×FAMILY』のアーニャがいい例で、あの一見おとなしげな態度の裏に隠した茶目っ気や意志の強さが「しおらしさ」を超絶可愛くしている。こういうキャラクターって、物語が進むにつれて意外な一面を見せてくれるから、読者や視聴者をぐっと引き込むんだよね。