この言葉を聞くと、『ベルセルク』のガッツが剣を握りしめるシーンが浮かぶ。
もだえるというのは、苦痛や葛藤の中で身をよじるような感覚だよね。物理的な痛みだけじゃなく、心の悩みにも使われる。例えば、大切な選択を前にして夜も眠れない時、「未来への不安にもだえる」なんて表現する。
面白いのは、創作の世界ではキャラクターの深みを出すのに使われること。『進撃の巨人』のエレンが壁外への憧れと現実の狭間でもだえる様子は、彼の複雑さを象徴していた。日常会話では少し大げさに聞こえるかもしれないけど、小説や詩では情感たっぷりに響く。
若い頃はこの言葉を「苦しむ」と同じだと思ってたけど、実はもっと繊細なニュアンスがある。苦しみながらもがく、その動きを含んだ言葉なんだ。友人が失恋した時、「もだえてるね」と言ったら、じっとしていられないほどの切なさが伝わってきたよ。