英語で「受け入れ」を自然に表現する場合、文脈によってニュアンスが変わります。例えば、意見や考え方を認めるなら『acknowledge』がしっくりくるでしょう。『I acknowledge your point』と言えば、相手の主張を理解し尊重している印象を与えます。
一方、状況や運命を受容するような場合は『accept』が適切です。『I've learned to accept the circumstances』といった使い方ができます。また、より前向きなニュアンスを出したいなら『embrace』も良い選択肢。『She embraced the changes with enthusiasm』とすると、変化を積極的に受け入れる様子が伝わります。
どれを選ぶかは、どの程度主体的に受け入れるのか、感情的なニュアンスをどう表現したいかによって変わってきます。
海外のファンタジー作品を読んでいると、『腕が鳴る』のような表現の翻訳に興味を惹かれます。例えば、『ベルセリア』シリーズでは、戦闘前の緊張感を『My arms are itching for a fight』と訳していました。この表現、直訳すると『腕が戦いを求めてかゆくなる』という少しユーモラスなニュアンスですが、原作の熱気をうまく伝えていますね。
日本の『腕が鳴る』には武道の精神が込められていますが、英語圏では身体的な反応として表現される傾向が強いようです。『ハンター×ハンター』の英訳版では『My fists are trembling with anticipation』(こぶしが期待で震える)というアレンジも見かけました。文化の違いが翻訳の面白さを生んでいます。
翻訳の世界で『さにあらず』のような古風な日本語表現を英語に移し替えるのは本当に難しい作業です。
特に『鬼滅の刃』のような時代劇要素のある作品では、登場人物のセリフにこのような表現が頻出します。英語版では単純に否定する『Not so』や『Far from it』が使われることが多いですが、これでは原作の風情が失われてしまいます。
個人的には『Perish the thought』という少々大げさな表現が、武士の誇り高い言葉遣いを再現できるのではないかと考えています。翻訳者の苦労が偲ばれる部分です。